優秀なパッケージング
ところで、EF-1はシボレーやハマーEVと同様に、後輪駆動、シングルモーターからデュアルモーターおよび3モーターのAWDが基本パッケージとなっています。シングルモーターは0-60mph加速6.5秒、3モーターは700馬力を発生して同じく3.9秒というパフォーマンス。また、シングルモーターの航続距離は無積載で300マイル、3モーターは450マイルとされていますから、サイバートラックの無積載500マイルに匹敵するといっていいでしょう。

太陽光パネルは最大面積を選ぶと、トラック、バンともにルーフからリヤエンドまでカバーし、晴れた日ならば15〜25マイルを追加で走れるとのこと。さらに、ダッシュボードの上面にも発電パネルが設置され、一般的なEVよりもサステナビリティを強化といったところかと。
なお、後方視界がパネルで遮られるため、サイドミラーには広角カメラが装備されています。むろん、車内には大型モニターが装備され、後方視界だけでなくさまざまなインフォテイメントを担うことが明らかにされています。

トラックの最大牽引力はシングルモーターを搭載したEF1-Tスタンダードモデルの7500ポンドながら、ハイエンドのEF1-TSスーパートライモーターレンジトッパーは1万1000ポンドと、これまたサイバートラックと同等です。また、バンの場合、RWDモデルは7500ポンドを牽引し、2モーターAWD長距離モデルの定格は8000ポンドと、トランスポーターとしては十分以上といえるでしょう。

前述のとおり、EVトラック市場は強力なライバルがひしめき合っているところですが、エジソンフューチャーのモデルはなかなかの競争力をもっているはず。コンセプトモデルの発表で親会社の株価を上げるだけ、みたいな真似だけはしてほしくないもの。もう少し、首を伸ばして待っていることにしましょう。


























































