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オワコン化した世界のモーターショーが身の丈にあった提案で復活しつつある!いまのモーターショーの役割とは?


TEXT:桃田 建史
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多くのフランスメーカーが出展

各国で規模が縮小しているモーターショーだが、展示内容は充実している傾向にある。今年も開催されるジャパンモビリティショーもそのひとつだ。

 

 

それが2024年は、出展メーカーは欧州メーカーといってもやはりフランスメーカーがほとんどで、そこに中国メーカーが加わるといった形だった。

 

ショーの規模としては、在りし日と比べれば圧倒的に小ぶりになったとはいえ、メディアにとっても来場者にとっても有意義な内容で満足したという声が少なくない。地元フランスメーカー各社が、次世代に向けた発想を世に問う姿勢を明確にしたのだ。

 

モーターショーといえば、日本では東京モーターショーがコロナ禍を経て、ジャパンモビリティショーへと進化し、成功を収めた。

 

だが、北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)も精彩を欠き、また独フランクフルトショーはミュンヘンショーとなり、そしてスイスのジュネーブショーは消滅してしまうなど、世界のモーターショーはいま、大きな転換期に直面している。

 

そうしたなかで、パリモーターショーは、いまのフランス、そしてこれからのフランスをユーザーの生活に対して等身大で表現したことで、来場者がその場を心地よく感じたのだと思う。

 

自動車業界の視点で見れば、いまのフランス、いまの欧州は、急激なEVシフトの揺り戻しによる、いわば「踊り場」といったところだ。2010年代後半から、欧州連合による欧州グリーンディール政策では、「2035年までに欧州域内での乗用車新車100%をZEV(EV及び燃料電池車)化」を政策パッケージとして掲げていた。

 

だが、ドイツが「合成燃料を使用する内燃機関もそれに含めるべき」との主張があり、当該政策パッケージに関する法案はいま、宙に浮いた状態だ。

 

日本が主張してきた、2050年カーボンニュートラルには多様なパワートレインを国や地域の社会状況に応じて臨機応変に対応する、マルチパスウェイに対する認識が高まっている。

 

いまだからこそ、パリモーターショーが目指したのが、実現に向けてけっして無理のない形でのカーボンニュートラル関連の展示、そして未来に向けた楽しい生活を送るための新しいモビリティの提案だ。

 

欧州で超小型車に分類される、シトロエン「AMI」が多様なカラーリングや仕様で展示されていたのは、そうしたパリモーターショー主催者の想いが具現化されたといえるだろう。

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