コラム
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「ジャガー終わった」「こんなのジャガーじゃない」 異様なBEVコンセプトカー「TYPE 00」にデザインのプロが判定を下した


TEXT:すぎもと たかよし PHOTO:JLR
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話題発信としてはすでに成功している?

「サーフェス」については、とにかく余計なラインのないシンプルな面を打ち出したもの。もちろん、現行車種でも十分にシンプルなボディですが、これをもう1段突き詰めることで独自の世界観を作りたいのでしょう。これは、グラフィカルで二次元的になった新しいブランドロゴにも通じるところで、ポップとさえいえる表現の予告です。

最後に「ディテール」。これまた話題になっている前後の細いスリット表現ですが、これはヒョンデの「IONIQ 5」や、分野違いの建築などでも見られる流行の表現。さらに、ホイールの繊細なデザインは最近の日産車でも見られるもので、日本的でもあり、ある種のエレガントさを感じさせる表現です。さらに、フロントフェンダーやボディ下部を1周するゴールドの金属パーツは、高級車としてのアクセントの手法を提示しているように見えます。

ジャガーTYPE 00のホイール

さて、こうして整理をしてみると、とんでもなく派手で異様なコンセプトカーでありながら、そのエッセンスはじつに「まとも」であることがわかります。もちろん、このコンセプトカーの雰囲気は生かされるにしても、最終的な量産車はファンも納得するスタイリングに着地するのではないでしょうか?

まあ、見方を変えれば、いまの時点でこうして大きな話題になっている事実は、TYPE 00が炎上想定内の仕かけとしてその役割を果たしているともいえます。

ジャガーTYPE 00のリヤスタイリング

つまり、このコンセプトカーに過剰に反応しない、騙されてはイケナイということです。

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