ニュース
share:

ポルシェ4ドアモデル「パナメーラ 」のE-ハイブリッドモデルが新型へと進化! システム最高出力は500馬力超え


TEXT:TET 編集部 PHOTO:ポルシェ
TAG:

足まわりの刷新でポルシェらしい走りを実現

今回のハイブリッドモデルで注目すべきポイントは足まわりにある。新型パナメーラではすべてのモデルに、2バルブダンパーを備えたポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブ2チャンバーエアサスペンションが標準装備され、4S E-ハイブリッドにはオプションでセラミックブレーキが用意される。

1秒間に最大13回も設定が調整されるダンパー

E-ハイブリッドモデルにも採用されているポルシェアクティブライドサスペンションは、最適化されたトラクションとコーナリング性能、および高い快適性を兼ね備えている。2バルブ技術が採用されたそれぞれのダンパーには電動油圧ポンプが装備され、400Vシステムによって駆動することで、伸び側と圧縮側の力を積極的に増強するために使用される。

2024年2月発表 ポルシェ新型パナメーラ4 E-ハイブリッドのフロントエクステリア

その結果、サスペンションは路面の凹凸によるボディの動きをほぼ完全に吸収し、ダイナミックな運転操作中も常にボディを水平に保ってくれる。

ダンパーは最大13Hzで作動し、1秒間に最大13回の設定調整が可能なため、それぞれの走行状況や路面に瞬時に反応する。この技術により、ピッチやロールの過度の補正や、乗降時のボディの上昇など、革新的な機能を実現している。

440mm径のセラミックブレーキも用意

新型パナメーラのすべてのバージョンではエクステリアにも手が加えられている。フロントの外観は、新しいフォルムの標準装備マトリックスLEDヘッドライトと追加された水平のエアインテークが特徴。リヤでは、連続するテールライトとフレームレスのリヤウインドウが際立ち、シルバーのウインドウトリムはサイドラインを強調している。

2024年2月発表 ポルシェ新型パナメーラ4 E-ハイブリッド テールデザイン

パナメーラ4 E-ハイブリッドの標準装備には、19インチホイール、ブラックのブレーキキャリパー、マトリックスLEDヘッドライトが含まれる。革新的な高解像度HDマトリックスLEDライティングシステムはオプションとしての用意だ。

また、パナメーラ4S E-ハイブリッドには、パナメーラAeroDesignの20インチホイール、シルバーのスポーツテールパイプが装備されている。フロントに10ピストン式のブレーキキャリパーが標準装着され、カラーはレッドが標準、オプションでアシッドグリーンとブラックが選択可能だ。さらに、オプションとして、21インチホイールとの組み合わせで、フロント440mm、リヤ410mmからなるPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)も用意されている。

パナメーラの拡張された標準装備には、最大15Wのワイヤレス充電が可能な冷却式スマートフォントレーが含まれる。高速走行時の安定性向上と、駐車場での取り回し性向上を両立したリアアクスルステアリング、リモートパークアシスト、助手席側ディスプレイ、エアクオリティーシステムなどのオプションも用意される。

日本国内における新型パナメーラ4 E-ハイブリッドと新型パナメーラ4S E-ハイブリッドの予約受注開始日および価格、仕様等は現時点では未定となっている。だが決まり次第発表されるということなので、気になる方はこまめに情報収集してもらいたい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
EVミニバンは誰が買うのか? VWが明かした意外な「ID.Buzz」の購入者像
フォルクスワーゲン「ID.Buzz」がついに日本上陸! 日本試乗で唯一となるBEVミニバンは888万9000円から
これがウワサのN-ONE EVなのか? ホンダの新たな小型EV「スーパーEVコンセプト」が7月のグッドウッド2025で走る
more
コラム
コスパ最高の韓国生まれのEV「インスター」! ライバルとお買い得度を比べてみた
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な理屈がいまEVでも起こっている! 充電スポットがあるとお店が儲かるのはナゼ?
イーロンマスクの動きで不買運動まで起こったテスラ! EVが伸び悩むいまこの先の戦略はどうなる?
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択