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足まわりの刷新でポルシェらしい走りを実現
今回のハイブリッドモデルで注目すべきポイントは足まわりにある。新型パナメーラではすべてのモデルに、2バルブダンパーを備えたポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブ2チャンバーエアサスペンションが標準装備され、4S E-ハイブリッドにはオプションでセラミックブレーキが用意される。
1秒間に最大13回も設定が調整されるダンパー
E-ハイブリッドモデルにも採用されているポルシェアクティブライドサスペンションは、最適化されたトラクションとコーナリング性能、および高い快適性を兼ね備えている。2バルブ技術が採用されたそれぞれのダンパーには電動油圧ポンプが装備され、400Vシステムによって駆動することで、伸び側と圧縮側の力を積極的に増強するために使用される。
その結果、サスペンションは路面の凹凸によるボディの動きをほぼ完全に吸収し、ダイナミックな運転操作中も常にボディを水平に保ってくれる。
ダンパーは最大13Hzで作動し、1秒間に最大13回の設定調整が可能なため、それぞれの走行状況や路面に瞬時に反応する。この技術により、ピッチやロールの過度の補正や、乗降時のボディの上昇など、革新的な機能を実現している。
440mm径のセラミックブレーキも用意
新型パナメーラのすべてのバージョンではエクステリアにも手が加えられている。フロントの外観は、新しいフォルムの標準装備マトリックスLEDヘッドライトと追加された水平のエアインテークが特徴。リヤでは、連続するテールライトとフレームレスのリヤウインドウが際立ち、シルバーのウインドウトリムはサイドラインを強調している。
パナメーラ4 E-ハイブリッドの標準装備には、19インチホイール、ブラックのブレーキキャリパー、マトリックスLEDヘッドライトが含まれる。革新的な高解像度HDマトリックスLEDライティングシステムはオプションとしての用意だ。
また、パナメーラ4S E-ハイブリッドには、パナメーラAeroDesignの20インチホイール、シルバーのスポーツテールパイプが装備されている。フロントに10ピストン式のブレーキキャリパーが標準装着され、カラーはレッドが標準、オプションでアシッドグリーンとブラックが選択可能だ。さらに、オプションとして、21インチホイールとの組み合わせで、フロント440mm、リヤ410mmからなるPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)も用意されている。
パナメーラの拡張された標準装備には、最大15Wのワイヤレス充電が可能な冷却式スマートフォントレーが含まれる。高速走行時の安定性向上と、駐車場での取り回し性向上を両立したリアアクスルステアリング、リモートパークアシスト、助手席側ディスプレイ、エアクオリティーシステムなどのオプションも用意される。
日本国内における新型パナメーラ4 E-ハイブリッドと新型パナメーラ4S E-ハイブリッドの予約受注開始日および価格、仕様等は現時点では未定となっている。だが決まり次第発表されるということなので、気になる方はこまめに情報収集してもらいたい。