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ひとり乗りだけど「これでいいのだ!」 KGモーターズが開発中の超小型EV「ミニマムモビリティ」試作1台目の完成を発表


TEXT:TET 編集部 PHOTO:KGモーターズ/TET 編集部
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気になる車両スペックと今後のビジョン

KGモーターズは今回の発表を機に、1月31日から2月2日までの3日間、関係各社に向けてお披露目会を開催した。

東広島の拠点には、投資家や協力会社、メディアを含む15社が集まり、楠一成代表取締役CEOから試作車両の完成とそのコンセプトについての詳細が報告された。また、目標販売価格である100万円に向けたターゲット原価についても説明が行われた。

さらに、共同創業者であり取締役の横山文洋氏からは、量産に向けた資金調達スケジュールや資金使途の共有が行われた。調達のためのマイルストーンも発表され、KGモーターズの成長に向けた戦略的な計画が明かされている。

KGモーターズ共同創業者 横山文洋取締役が量産に向けた資金調達スケジュールなどを説明

最後に、ミッションビジョンの共有が行われ、今後の人口減少時代においてエネルギー効率が高く、維持コストが安い超小型モビリティの重要性が改めて強調された。同社は超小型モビリティの開発を通じて、「今日より明日がよくなる未来」を実現させるべく事業を推進していくとしている。

KGモーターズ ミニマムモビリティ試作車完成披露 ビジョンの共有説明

国土交通省の調べでは、日本の自動車利用の約7割は10km以内の距離をひとりで移動しているのだという。ひとり乗りの超小型モビリティは、そうした利用実態に即したジャストサイズなモデルだと言える。

住宅街の狭い路地や道幅の狭い農道などで取りまわしが良いことから、運転に不慣れなドライバーにも適しているうえ、EVならば環境負荷が少なく経済的にも優しい。今後ますます注目すべきセグメントなのではないだろうか。

KGモーターズ「ミニマムモビリティ」 試作車スペック

全長:2450mm
全幅:1090mm
全高:1500mm
定格出力:0.59kW
ピーク出力:5kW
航続距離:100km
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名

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