FH2Rで製造した水素を活用
こうした福島県でのトヨタの試みが本格化したのは、2020年3月に福島県浪江町で完成した、再生可能エネルギーを利用した世界最大級の水素製造施設「FH2R」(福島水素エネルギー研究フィールド)が大きなきっかけだ。
トヨタの豊田章男(現会長)がFH2Rを視察し、福島県の内堀雅雄知事と意見交換したことが大きなキッカケとなり、トヨタは2021年6月に「福島県での水素を活用した新たな未来のまちづくりに向けた検討を開始」という発表を行っている。
この試みではFH2Rで造られた水素を活用して、FCキッチンカーやドクターカー等の運用や、福島県内の店舗や工場で活用し、カーボンニュートラルな社会を目指すものだ。
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