V2HはニチコンのEVパワー・ステーションをチョイス
V2Hについてはいかがでしょう?
「V2Hは、リフォームが終わってから自分で手配しました。日本だとあまり選択肢はなく、シェア1位のニチコンのEVパワー・ステーションという製品をセレクトしました。ただ、去年(2022年)あたりから需要の高まりにより納期が長期化しているようで、設置までに半年ぐらいかかりましたね」
「あと、これは取り付けてみて分かったことなのですが、V2Hは専用のブレーカーが必要になり、配線が増えますので、取り回しをうまくやらないと見た目がかっこ悪くなってしまうのです。我が家は事前に太陽光パネルの施工会社とV2Hの施工会社でコミュニケーションしていただき、壁に空ける穴の位置、配線カバーや配線ボックスの大きさや色を合わせて綺麗に施工できたのですが、これから導入を検討している人は、設置場所やパーツの色・形状、配線の地中化の有り無しなどをあらかじめ施工業者さんに確認することをお勧めします」
スマートハウス化を実現して、良かったと思うことは?
「電気代の削減、電力の自給自足への憧れがあったので、もちろん良かったのですが、副次的な効果もありました。家族で住んでいると、例えば、誰もいない部屋の電気を消し忘れたり、ドアを開けっ放しで冷房つけているとか、ちょっとした言い合いでストレスが溜まるじゃないですか。そういうことで家族間がギスギスするとか、そういうのが減ったと思います。太陽光発電で日々の消費電力以上の電力を発電できると、精神衛生上良いですよね」
家電やガジェット好きが高じて、“ご自宅のデジタル化”を成功させたななみんさん。思い描いた計画通り、太陽光パネルによる発電を主電力に、電力会社に依存しない快適で安心な生活を送れている模様。次回は、スマートハウス化により得られたメリットやその面白さについて、具体的な数字を交えて教えてもらえたので、その内容をお知らせしたい。