防弾車にもかかわらず0-100km/h加速は9.0秒を達成
i7プロテクションのパワートレーンは、i7の最強グレードである「M70 xDrive」から多くのコンポーネントを採用しており、前後ツインモーターによる最大出力は544ps、最大トルクは745Nmに達する。参考までに、0-100km/h加速は9.0秒、最高速度は電子制御により160km/hに制限されるとのことだ。
ベースモデルから追加された機能は、他にも、視界を確保するためのウインドスクリーンおよびサイドウィンドウのヒーター、車外とコミュニケーションを取るためのインターホンシステムなど多岐にわたる。
また、新型7シリーズで採用されたドアの自動開閉システムは、重くなったi7プロテクションのドアにも対応するようだから、こちらも利便性を高めてくれそうだ。なお、BMWではさらなるセキュリティを求める層に向け、新鮮な外気を導入するシステム、自動および手動放水機能付き消火器、フラッシュライトなどのオプションも用意している。
要人の命を守る防弾車まで躊躇なく電動化していくBMWの姿勢は、欧州メーカーのBEVに掛ける心意気を象徴している。新しいことに早期に着手する姿勢は、ノウハウの蓄積となって良品開発につながるに違いない。
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