これぞドリフト自在の秘訣“Nドリフトオプティマイザー”
ヒョンデによるとアイオニック5Nは、“N”として初めてのAWDモデルになり、前後トルク配分、トルクレート、サスペンション剛性、ステアリング操作力、e-LSDを統合して専用の走行モードを作り出す「Nドリフトオプティマイザー」を搭載し、誰もがドリフトを楽しめるとのことだ。
特に、個々のホイールセンサーからの情報をもとに作動するe-LSDについては、内燃機関車と比較して反応が速いEVの特性を考慮して専用のチューニングが施されているという。加えて、ドライバーが前後輪へのトルク配分を任意に調整できる「Nトルクディストリビューション」も追加され、路面状況や腕前に応じた車両設定が可能となる模様。
エクステリアについては擬装が厳重でほとんど窺い知れないが、特徴的なピクセルスタイルのヘッドライトはベースモデルからキャリーオーバーされる。ただ、“N”ならではのアグレッシブな内外装を採用してくることは間違いないだろうから、今後のティザー続編には要注目だ。
国内展開については現状、情報がないものの、実現した場合の価格は現状における日本でのフラッグシップ「アイオニック5・ラウンジAWD」が589万円(税込)なので、600万円台後半ぐらいだろうか。
アイオニック5Nは、本年7月のグローバルデビューが予定されている。どちらかというと知的でクリーンなイメージだったアイオニック5がどんなイメチェンを図ってくるか。今から楽しみでならない。
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