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すでに三菱車の屋台骨に。三菱eKクロスEVの販売好調のワケを探ってみた


TEXT:TET 編集部
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eKクロスEVと日産サクラの違い

となると、購入検討中の向きが気になるのは基本構造が共通の日産「サクラ」との違いだろう。この点、両モデルの価格差は同等グレードで数千円~4万円。ただ、装備の差は意外に多く、例えばアダプティブクルーズコントロールなどの運転支援システムはサクラの上級グレードに標準だが、eKクロスEVは上級グレードでもオプション扱いとなる。

一方で、スピーカー数はeKクロスEVが全車6個なのに、サクラのエントリーグレードは2個になる。内外装についてもEVらしく先進的なサクラに対し、eKクロスEVはあえてベース車と同じテイストにしてエンジン車から乗り換えても違和感がないよう配慮しているのだ。

販売力の差もあって2022年度の販売台数はサクラの3万3,097台に対して、eKクロスEVは7,657台と4倍以上の差があるが、どちらに惹かれるかは各人のライフスタイルや捉え方によるだろう。

今後、2024年にはホンダも軽乗用EVを発売する予定で、日常の足としてEVの存在感はより高まってきそうな気配。三菱自動車の屋台骨となりつつあるeKクロスEVには、こうした新たな市場環境の中でさらに販売を伸ばしていくことが期待される。

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