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マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]


TEXT:TET 編集部
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「アウディQ8 e-tron」のブラックマスクは最新EVの証

アウディのフラッグシップSUVとして生まれ変わった電気自動車「Q8 e-tron」を試乗。選べる2つのボディスタイルやリニューアルされたデザインをチェックしていこう。

■選べる2つのボディスタイル

今回試乗したのは、クーペのようなルーフラインが特徴の「Q8スポーツバック e-tron」だが、このモデルにはよりSUVらしいデザインの「Q8 e-tron」も用意されている。ボディサイズは、4,900mmの全長と1,935mmの全幅は共通。一方、全高については、Q8 e-tronが1,635mmであるのに対して、Q8スポーツバック e-tronは15mm低い1,620mmである。とくにQ8スポーツバック e-tronはSUVとしては低めのシルエットだけに、遠目にはSUVというよりもむしろクロスオーバーのように見える。

フロントマスクは、8角形の“シングルフレームグリル”がひとめでアウディとわかる個性を放つ。同社のエンジン車に比べて開口部が少ないのがEVの証(あかし)だ。さらにこのQ8 e-tronでは、シングルフレームグリルをブラックのマスクで囲むことで、以前にも増して強い印象を与えるようになった。

細かいところでは、“フォーリングス”と呼ばれるアウディのロゴが、このQ8 e-tronから変更になった。これまでは4つのシルバーのリングが立体的にデザインされていたのに対して、最新版は2Dのフラットなデザインになり、カラーもブラック(とホワイト)とよりシンプルに生まれ変わっている。また、Bビラーに「Audi」「Q8 e-tron quattro」といった文字を配置するのもこのクルマが初めてで、そうした新たな試みがこのQ8 e-tronから始まるというのが興味深い。

■リサイクル素材を活用

マイナーチェンジにともない、エクステリアが大きく変わったのに対して、インテリアはほぼマイナーチェンジ前のデザインを踏襲している。すなわち、前席を包み込むような“ラップアラウンドデザイン”が特徴のコックピットには、フルデジタルメーターの「アウディ バーチャルコックピット」に加えて、センタークラスターに上下2つのタッチパネルを備えた「MMIタッチレスポンス」により物理スイッチを減らすなどして、先進的ですっきりとしたデザインに仕上げられている。

「S」のロゴが配されたスポーツシートはレザーとファブリックのコンビネーションだが、このQ8 e-tronではファブリック部分を、ペットボトル由来の再生ポリエステル繊維を用いた「ダイナミカ」としたのが新しい。見た目も座り心地も違和感はなく、こうした取り組みは大歓迎だ。また、シートベルトカバーにプラスチック廃棄物を再生した素材を用いているが、安全に関わるパーツにリサイクル素材を採用するのはアウディとしては初の試みだという。

低めのルーフラインが特徴のQ8スポーツバック e-tronだが、後席には大人がくつろぐのに十分なスペースが確保されている。身長167cmの私の場合、足が組めるだけのニールームがあり、また、頭上も拳2個ほどの余裕がある。一方、SUVスタイルのQ8 e-tronではヘッドルームがさらに拡大されるので、長身の人が後席に乗るなら、Q8 e-tronのほうがゆったり過ごせるだろう。

荷室も十分なスペースが確保されている。後席を使用した状態で奥行きは110cmで、カタログによれば容量(VDA値)は528L。後席を倒せば約190cmまで拡大が可能で、ボディサイズ相応の広さといえるだろう。ボンネット下には、小さな収納スペースが用意されており、充電ケーブルなどを収めるにはちょうどいい。

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