#ID.Buzz
TEXT:生方 聡
“電動ワーゲンバス”「ID.Buzz」の日本導入が決定

フォルクスワーゲン ジャパンは3月9日、“ワーゲンバス”のEV版である「ID.Buzz」を2024年末以降に日本市場に導入すると発表した。 仕様も価格も未定 フォルクスワーゲンでは、同グループが開発したEV専用プラットフォーム「MEB」を用いたEVを「ID.シリーズ」として展開している。2022年末に日本での販売がスタートしたSUVのID.4もID.シリーズの一員である。 今回、日本市場への導入が発表されたミニバンタイプのID.Buzzは、“ワーゲンバス”としていまなお人気を集めている「フォルクスワーゲン・タイプ2」の再来といわれ、乗用車版のID.Buzzと商用車版のID.Buzz カーゴの2タイプが用意される。ヨーロッパでは2022年11月に販売がスタートしているが、あまりの人気に納車まで長い日数を要している状況だ。 日本でも関心が高いこの注目のモデルを、フォルクスワーゲン ジャパンは2022年12月12日から期間限定で公開。その時点では、イベントの反響を見て導入するかどうかを決定するということだった。それからわずか3ヵ月で、ID.Buzzの日本導入が決定したことになる。 ただし、この日に発表されたのは日本導入が決定したことだけで、日本仕様の内容や価格については現時点では未定とのこと。ドイツでの価格が64,581.30ユーロ(=約930万円、付加価値税込)からとなるが、日本仕様がどのくらいの価格になるのか、大いに気になるところだ。

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TEXT:烏山 大輔
ID.シリーズのインテリアがさらにサステナブルに

持続可能なモビリティ社会の実現に向けて、フォルクスワーゲンは電気自動車のID.シリーズに新たなリサイクル素材を使用する。新型ID.Buzzの内装にはすでに多くの新素材が使われており、その新素材をID.シリーズの他のモデルにも順次導入する予定だ。 ID.Buzzのリサイクル・イノベーション 新型ID.Buzzの内装には海洋プラスチックや使用済みペットボトルを使ったリサイクル素材が随所に使用されている。 シートカバーには、海洋プラスチックゴミ10%とリサイクルペットボトル90%から作られる「SEAQUAL YARN」を使用。この素材を使用することにより、CO2排出量を従来のものと比較して32%削減できる。また「ArtVelours Eco」を使用したシートカバーは、リサイクル素材の割合が71%になる。さらにヘッドライナーとフロアカバーは、リサイクルポリエステル100%で作られている。カーペットの断熱材やホイールハウジングライナーなどにもリサイクルプラスチックが使用されている。 またID.Buzzではドア、インストルメントパネルやステアリングホイール・クリップのトリムパーツに環境に影響があるクロムの使用をやめた。再生可能な原料を使用した液体塗料に変更した。 これらのID.Buzzのリサイクル・イノベーションは今後ID.3、ID.4、ID.5、ID.7に導入される予定だ。

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