#コンバート
TEXT:石井啓介
ワンオフのパーツに錆発生! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その7】

いよいよ電気系の作業に着手!! 「電気熊猫計画」とは、EVライフをもっと楽しくおいしくする「EVごはん」と、旧車のコンバージョンEVを手がける「アビゲイルモータース」が共同で進める往年のイタリアの名車「フィアット・パンダ(初代)」をEV(電気自動車)にコンバートするプロジェクトです。 今回は、第7回目(第6回目はコチラをご覧ください)として、「Step4:レイアウトに沿って画面上で各種マウント類を設計し、製造する。また、バッテリーレイアウトに従って、バッテリーボックスを設計製造する」中編に入っていきます! 引き続きよろしくお願いいたします。 金属片との格闘はまだ続く! 前回より引き続き、パワーユニットのブラケットやバッテリーを収める各パーツたちの整理を進めていきます。大物は、某ショップさんで溶接をお願いしたので、小物の整理です。 なんと、無加工の鉄板なんで、梅雨の湿気でサビが出てきました! そりゃそうだ。 まずはカップブラシとサンドペーパーでサビ落とし&塗装下地を作ります。カップブラシの研磨跡が、なんかカッコよいので、クリアで塗装してあえて金属感を残してみます。 ヒーターで金属を温めておきながら、クリアでシューっと(その前に脱脂はしてあります)。この夏の猛暑は、塗装の乾きが早い! そんなこんな地味な作業をしていると、溶接の進捗状況が届きました。お~かっこいい。自力で溶接できるようになりたいと、ちょっと思いました。 気づくと今日も夕方ですわ。なかなか地味な仕事が続きますが、どうぞお付き合いくださいませ! 地味作業は続きます! 次回は「Step4:レイアウトに沿って画面上で各種マウント類を設計し製造する。また、バッテリーレイアウトに従って、バッテリーボックスを設計製造する」後編をお送りさせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。 ●充電スポットの美味しいごはん情報をシェアするコミュニティ「EVごはん」が、EVライフを始める人のためのワンストップWEBモール「EVモール」をスタートしました! https://ev-mall.jp/ ●旧い個性的なクルマを日常的に使いたい。そんな願いをカタチに! アビゲイルモータース https://www.abigail-motors.ltd/ ●当プロジェクトへのパーツやシステムのご協賛は随時お待ちしております。ご協賛いただいた際には、当メディアやSNS等でご紹介させていただきます。 info@141marketing.jp

TAG: #コンバート #パンダ
TEXT:石井啓介
バッテリーを積むためにはワンオフパーツが山のように必要! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その6】

いよいよ電気系の作業に着手!! 「電気熊猫計画」とは、EVライフをもっと楽しくおいしくする「EVごはん」と、旧車のコンバージョンEVを手がける「アビゲイルモータース」が共同で進める往年のイタリアの名車「フィアット・パンダ(初代)」をEV(電気自動車)にコンバートするプロジェクトです。 今回は、第6回目(第5回目はコチラをご覧ください)として、「Step4:レイアウトに沿って画面上で各種マウント類を設計し、製造する。またバッテリーレイアウトに従って、バッテリーボックスを設計製造する」前編に入っていきます! 引き続きよろしくお願いいたします。 山のように届いた金属片との格闘! 前回チラッと出てきましたが、第3弾でボディスキャンして設計した、パワーユニットのブラケットやバッテリーを収める各パーツたちが、精密板金屋さんから大量に到着。 設計図を見ながらが、各パーツを仮組みしてみます。これが、ジグソーパズル的に難解。設計図面とにらめっこしながら、パーツを探しては仮組みするのですが、厚さ2mmと5mmの鉄板を加工したもので重いし、鋭利な角もあって危ないし、しかも、猛暑の工場での作業はツラい……。 このホームベースのような箱は、リヤ下のバッテリーボックスになるもの。設計がギリギリな精密板金のパーツなので、各パーツの重なりまで考えないとうまくハマりません。ひー! プラモデルと違って番号が振ってないので、マジックで番号を振って組み立て方を整理していきます。 これは、リヤシート付近に設置するバッテリーボックス。バッテリーは重いので、車体に分散して配置する設計となっております。 これは3Dプリンターで製作した、ドライブやリバース、ニュートラルなどのセレクタースイッチになるもの。「Panda」ロゴがカワイイ(これが取り付けられるのはいつの日か……)。 気づくと今日も夕方です。仮組みしたバッテリーボックスを、埼玉県の某所にあるショップさんにお願いしてキレイに溶接してもらいます。なかなか地味な仕事が続きますが、どうぞお付き合いくださいませ! 地味な作業は続きます! 次回は「Step4:レイアウトに沿って画面上で各種マウント類を設計し、製造する。またバッテリーレイアウトに従って、バッテリーボックスを設計製造する」後編(もしかしたら中編)をお送りさせていただきます! 引き続きよろしくお願いいたします。 ●充電スポットの美味しいごはん情報をシェアするコミュニティ「EVごはん」が、EVライフを始める人のためのワンストップWEBモール「EVモール」をスタートしました! https://ev-mall.jp/ ●旧い個性的なクルマを日常的に使いたい。そんな願いをカタチに! アビゲイルモータース https://www.abigail-motors.ltd/ ●当プロジェクトへのパーツやシステムのご協賛は随時お待ちしております。ご協賛いただいた際には、当メディアやSNS等でご紹介させていただきます。 info@141marketing.jp

TAG: #コンバート #パンダ #輸入車
TEXT:石橋 寛
ただガワだけR32のEVじゃない! 日産が作った「R32 EV」は「R32GT-Rの走り」の忠実再現を目指した壮大な計画だった

単なるEVコンバートじゃない! 日産が最先端EV技術を投入して、初代GT-R(R32)をEVコンバートしたニュースは早くからSNS上で拡散され、ついには富士スピードウェイにて実車のアンヴェールも行われた。しかし、前評判は悲喜こもごもであり、日産にとって大切な資産である名車のEV化には逆風が吹き荒れたことも記憶に新しい。 が、プロジェクトを牽引したエンジニアから知らされた「真の目標」は、単純なEVショーケースにすることなく、未来永劫R32の乗り味を正確に再現することだった。 R32 EVについて日産のステートメントは、「EVならではのワクワクする運転体験や魅力をお伝えしたい」と語っているが、このセンテンスだけでは今回のプロジェクトのキモを伝えきれていない。付け加えるなら、「EVならではの技術を使い」「R32のワクワクする乗り味を再現し」「30年前に完成された運転体験や魅力を伝えたい」となるはずだ。 つまり、単なるEVコンバートではなく、R32の乗り味、フィーリング、あるいは馬力やトルクの感覚までをEV技術でもって忠実に再現する、というのが真の目標にほかならない。したがって、他社が行った過去の名車をEVコンバートしたことに刺激を受けてのプロジェクトといった指摘はまったく当てはまらないのである。 さて、プロジェクトの進行はSNS上でもざっくりと伝えられていたものの、実際の製作は意外なほど難航していたようだ。たとえば、R32開発当時にはCAD(コンピュータ支援デザイン)システムがなく、デジタルデータはおろか、紙の設計図すら数えるほどしか残っていなかったという。すなわち、R32の車体にモーターやバッテリーを搭載しようにも基本的な寸法すら測りなおす必要にかられるわけで、「まずはR32を完全に解体して、採寸することから始まりました」と、プロジェクトの牽引役、日産の平工さんがコメントしてくれた。

TAG: #GT-R #R32 #コンバート

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