#日産
TEXT:TET 編集部
日産、オープンのEVコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)公開……デイリーEVヘッドライン[2023.02.03]

日産、EVのオープンカーコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)を初公開 【THE 視点】日産はEVコンセプトカー「Max-Out」(マックスアウト)の実車を初公開した。このコンセプトカーは、2021年11月に長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表した際にバーチャルで公開した2人乗りEVオープンカーである。 持続可能で革新的なモビリティを普及させていく日産の決意を具現した「マックスアウト」は、日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、2月4日(土)〜3月1日(水)まで展示される。 今回公開された「マックスアウト」は、「クルマとの一体感を基本コンセプトにした開放感とダイナミックなドライビング体験を予感させるデザインが特長」というアナウンスのみで諸元などの詳細は不明。ただのコンセプトカーなのか、今後発表されるモデルになるのか興味はあるが、2ドアのオープンカーというと、「フェアレディZ・ロードスター」「シルビア・ヴァリエッタ」などを思い出す。「フェアレディZ」は昨年発売されたばかりなので、「マックスアウト」はもしかしたら「シルビア」の後継モデルかもしれない。 同時にYouTubeで動画も公開され、マックスアウトの他に2台のコンセプトカーが並走していた。その中で興味を持ったのはピックアップ。この時期の発表だけにEVだと想像する。 アメリカでは、フォードやダッジ、GMなどからピックアップトラックのEVがすでに発売されている。この日産のピックアップも、将来EVとしてデビューすることになるだろう。恐らくアメリカなど海外向けではないだろうか。 アメリカでは日本の軽自動車のように、地域によっては一家に1台の感覚でピックアップを所有している。 日本では少し大きいと感じるが、筆者もピックアップが好きなだけに、適当に乗り置ける広い庭があってピックアップもある生活もしてみたいものである。だいぶ話が脱線した。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) これだけは知っておきたい本日の注目ニュース ★★ホンダ、「CR-V」ベースのFCEV(燃料電池車)を2024年に発売予定……水素エネルギー施策を推進 ★★ホンダ、燃料電池システムの施策を強化……FCEV(燃料電池車)・商用車・定置電源・建設機械の4つを軸として、2020年半ばには外部への販売も目指す ★Gachaco(ガチャコ)、ウーバー・イーツと協業……Gachaco対応の「ジャイロ・キャノピー e:」10台で実証実験 ★Terra Motors(テラモーターズ)、本田圭佑氏率いるファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達……充電インフラ事業の拡大とグローバル化を加速 ★HW ELECTRO(HWエレクトロ)、愛知県豊橋市で販売網を強化……現地の石油販売の老舗マルシメと提携を協議 ★カーシェアリングのAnyca(エニカ)、神奈川県相模原市の公用EVを民間に解放しシェアカーに……稼働しない閉庁日に貸出し ★小型EV製造・販売のブレイズ、「大阪オートメッセ2023」(インテックス大阪、2月10〜12日開催)に出展……「ネクストクルーザーEV」等を展示 ★大和ハウス、社用車に「日産サクラ」を導入……2027年3月までに全社用車をEV化、事業所内に再生可能エネルギー由来のEV用充電器を設置 ★エネチェンジ、複合リゾート施設「NEMU RESORT」(ネム・リゾート)にEV用充電器を設置……最高出力6kWの普通充電器「EV充電エネチェンジ」を2基 ★日産、熊本県上天草市と連携協定を締結……「電気自動車を活用した持続可能なまちづくり」を目指す

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TEXT:福田 雅敏
[THE視点]現役エンジニアが見抜いた「日産サクラ」JNCAPファイブスター獲得の要因

「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」の最高評価に加えて、「事故自動緊急通報装置」を備える必要がある「ファイブスター賞」 日産自動車株式会社は1月24日、自動車アセスメント(JNCAP)で、「衝突安全性能」と「予防安全性能」等を統合して評価する総合評価「自動車安全性能2022」において、「サクラ」が最高評価「ファイブスター賞」を獲得したと発表した。兄弟車の「三菱eKクロスEV」も同様に獲得した。 「サクラ」の「ファイブスター賞」獲得は、「デイズ」(2020年度)、「ルークス」(2021年度)に続き軽自動車として3車種目で、軽自動車EVとしては初の受賞である。ガソリン車も含めて日産の軽自動車の安全性の高さを改めて示したことになる。 JNCAPは、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により自動車の安全性能を評価・公表するもの。最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得し、かつ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両のみに与えられ、審査は大変厳しいものとなっている。 「サクラ」は、「高強度安全ボディ(ゾーンボディ)+歩行者傷害軽減ボディ」と「7つのエアバッグ」による普通乗用車にも匹敵する衝突安全性能に加え、検知対象を人が乗車している自転車にも拡大した「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」などの先進安全装備で構成される「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」を採用している。 さらに「リーフ」の開発で培った技術を投入することで「衝突後の感電保護性能評価」もクリアし、軽EVの安全性の高さを実証した。 バッテリーパックの衝突安全基準が「サクラ」を頑丈なボディにしたか 日本の軽自動車は、車体の外寸が限られるなかで室内寸法を最大限に広げるという設計のものが多く、衝撃吸収部分がどうしても少なくなりがち。その中での評価獲得には、重くなりがちなEVでも高い安全性を確保するという日産の軽自動車に対する安全性の取り組み、そして開発陣の高い志があったのだろうと評価できる。

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TEXT:栁 蒼太
メタバース上でサステナブルな暮らしを体験?日産自動車が「NISSAN EV & Clean Energy World」を公開

日産自動車は、メタバース上でEVを活用し、サステナブルな暮らしを楽しむゲーム型コンテンツ「NISSAN EV & Clean Energy World」を公開した。 日産が提供する「EV」とは いち早く量産型のEVを発売した日産は、「EVを作る」ことだけではなく、「『EVのある暮らし』への追求」にも余念がない。 昨今、持続可能な未来のために、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギーの活用が注目されているが、これらのエネルギーは季節や天候、時刻などに影響されやすいため、電気を貯めて効率的に活用することも求められている。 日産は、大容量バッテリーを搭載するEVを電力系統に接続するなど、再生可能エネルギーを有効活用するための様々な研究にも取り組んでいる。また、EVに貯めた電気を家庭の電源として使用するためのV2H(Vehicle to Home)や、電気機器に給電するV2L(Vehicle to Load)などをあわせた、EVのある暮らしを提供してきた。

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TEXT:栁 蒼太
[集合住宅にもEVを]日産自動車と積水ハウスがタッグ 「+e PROJECT」発足

集合住宅に暮らす、あるいは自宅は持ち家ではなく賃貸派の人々にとって、「自宅(集合住宅)で充電ができない」ケースが多いことは、EVの購入をためらわせる最も大きな要因だ。実際、日産が2022年12月に実施した調査によると、EV検討層の半数は住環境を理由にEV購入を断念しているという。そのような背景のなか、集合住宅でEVを普及させる環境を整えるべく、日産自動車と積水ハウスは共同で「+e PROJECT」を発足させた。  プロジェクト始動、まずはサイトのチェックから プロジェクトのスタートにあたって日産自動車は、神奈川県横浜市に積水ハウスが建築したゼロエネルギーの賃貸住宅「シャーメゾンZEH」において、集合住宅でEVと過ごす暮らしを体験するイベント「+e試住」を3月4日より実施する。「+e試住」では「食体験」「防災シミュレーション」「ペットとの暮らし」の3つのテーマを設定し、集合住宅にてEVのある暮らしを1泊2日で体験できる。 現在集合住宅で暮らしていて、集合住宅へのEV充電設備導入を検討している人に、具体的な方法をまとめた特設サイト(https://ev2.nissan.co.jp/PLUSEPROJECT/)も公開された。ここでは、プロジェクトに関する内容だけではなく、EVと暮らしにかかわるニュースや体験者の声などを定期的に配信するほか、「興味はあるけど、何から始めたらいいの?」という人のための『First Step診断』も設けられている。診断結果の中には充電サービス業者を紹介するページも用意され、設問に答えていくとEV導入に向けて、「初めの一歩」に何をしたら良いかが具体的に分かる仕様となっている。  *ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス):省エネと創エネを組み合わせ、快適な室内環境を実現しながら、年間の一次エネルギー消費収支をゼロにすることを目指す住宅のこと。

TAG: #日産 #積水ハウス
TEXT:福田 雅敏
実質EV元年と感じた充実のEV展示とそのカスタマイズ……EV開発エンジニアのオートサロン探訪[その4(最終)]

世界最大級のカスタムカーのイベント「東京オートサロン2023」が1月13日から15日まで幕張メッセにて開催された。今回の「オートサロン」には、多数のEVも出展されると聞いた。そこでEV開発エンジニアであり本媒体のエグゼクティブアドバイザーである福田雅敏が現地に赴いた。その現場をレポートしたい。今回は「その4(最終)」をお送りする。 アウトドア志向を押し出した三菱 「ミニキャブ・ミーブ B-レジャースタイルⅡ」は、車載のバッテリーからの給電機能を活用したカスタムカー。アウトドアシーンに溶け込むアイボリーとモスグリーンの2トーンカラーとし、ボディサイドにはEVを象徴する電源プラグをモチーフとしたラッピングがなされている。 室内は荷台スペースをフルフラットとして居住性を高め、リモートワークに必要なデスクや座椅子、車中泊に必要なベッドキットを装備することで、プライベートな空間を演出している。 さらに、駆動用バッテリーから定格1500WのAC100V電源を取り出せる「ミーブ・パワーボックス」を使用し、リアゲートに取り付けたプロジェクターでのeスポーツ体験や、リモートワーク用パソコンの充電などを可能とするなど、ビジネス&レジャースタイルを提案していた。出先で楽しくなり電力を使いすぎて「電欠」にならないよう、電池残量のこまめな確認が必要だと感じた。 そして「eKクロスEV」をベースとした「eKクロスEV Smooth×Tough(スムーズ・バイ・ タフ)」も展示されていた。EVの静かかつ滑らか、そして力強い走りをそのままに、SUVテイストを一層高めたのが特徴。 ボディカラーは、マットグレーメタリックとブラックマイカの2トーンカラーとし、フロントグリルガードやオールテレーンタイヤを装着。さらに、リフトアップしたことで、オフローダースタイルとしている。 ただ残念なのは、ここまでSUVテイストを強めているのに、4WD仕様がないこと。雪の多い地域のSUVファンのためにも早期に4WD仕様を出してほしいものである。 「オートサロン」ならではのアフターメーカーによるEVカスタムカー見聞 「テスラアライアンス」のブースには4台のドレスアップされた「モデル3」とテスラ用のドレスアップキットなどが所狭しと展示されていた。 テスラ好きが集まったカスタムメーカー集団「テスラアライアンス」の関連企業は20社あまり。その中には普通充電器付貸ガレージなども紹介されていて「EVと住宅」というライフスタイルをどう快適かつ楽しく過ごすかを訴求していた。このブースの中に、KGモーターズの超小型EV「ミニマム・モビリティ・コンセプト」も展示されていた。 「ブリッツ」のブースでは、日産「アリア」をドレスアップした「ブリッツ・アリア」を展示。エアロパーツとホイールでドレスアップされていた。「ブリッツ・アリア」は、来場者の投票により決定する「東京国際カスタムカーコンテスト」SUV部門において優秀賞を受賞した。 先の「カー・オブ・ザ・イヤー」でもそうだが、このような賞典をEVが受賞するようになり、時代の移り変わりを実感した。 「トーヨータイヤ」のブースではアウディ「e-トロン・クワトロ・フーニトロン」を展示。1980年代の伝説ともいえる「スポーツ・クワトロS1」をオマージュした電動4輪駆動のレーシングEV。2モーターによる合計最大トルクは6000Nm(611.83kgm)を誇る。 本来であれば、世界的ラリードライバーであり、「ジムカーナ」シリーズの神業ドライブでもおなじみのケン・ブロック氏が来場するはずだった。が、1月2日午後、ユタ州においてスノーモビルの事故で亡くなり、それがかなわなくなった。享年55。非常に残念なことである。ご冥福をお祈りする。 「ボンドグループ&レザーコーポレーション」のブースには、「テックアート・タイカン4S」が展示されていた。エアロパーツをまとい車高が落とされた車体、大径ホイールでドレスアップされたもの。標準のホイールでは大きく感じたフロントブレーキキャリパーは、大径ホイールの影響で逆に小さく感じた。 総括:「オートサロン」は実質モーターショー、来年は走行性能にも手を加えた「チューニングEV」登場の予感 筆者にとって、コロナ禍では初のオートサロン見学。プレスデーに見学したが、当日は4万4000人の来場者があり、十分混んでいた。3日間の合計来場者は18万人あまり。出展社数341社、出展台数789台、ブース総数3904小間。特に出展車数は昨年より1割(77台)増しとなった。 今回は、主催者による「オートサロンテック2023」などEVを中心とした次世代自動車のテーマ館もあり、カスタムカーの祭典「オートサロン」でも新時代への流れを感じた。 自動車メーカーの多くがEVを展示していたこと、海外EVメーカーの出展や新型車の発表など、これまで「東京モーターショー」の場で行われてきたことが、「オートサロン」で行われるようになった。先日アメリカで「CES」が開催されたが、実質北米のモーターショーに変わったと言われている。「オートサロン」もそんな「CES」の流れと被るように思う。 2022年がEV元年と一部では言われているが、今回の「オートサロン」のEVの出展を見るに、実質は2023年がEV元年のように思えた。 ただ一部聞いたところによると、半導体不足などの納車の影響で、ベース車の入手ができない業者もあったようだ。展示台数がもっと多いであろうと思った日産「アリア」や「サクラ」、三菱「ekクロスEV」などがほとんど見かけなかったのは、その影響もあるのではないだろうか。 恐らく来年は、カスタムEVがさらに増えるだろう。今後はアフターメーカーも、EVの純正ECUの制御を解析しパワーアップした「チューニングEV」が出てくる予感がする。 <了>

TAG: #eKクロスEV #アウディ #アリア #タイカン #テスラ #ブリッツ #ポルシェ #ミニキャブ・ミーブ #モデル3 #三菱 #日産 #東京オートサロン2023 #福田雅敏
TEXT:福田 雅敏
モータースポーツの可能性を広げるEV、カスタムの方向性も示唆……EV開発エンジニアのオートサロン探訪[その3]

世界最大級のカスタムカーのイベント「東京オートサロン2023」が1月13日から15日まで幕張メッセにて開催された。今回の「オートサロン」には、多数のEVも出展されると聞いた。そこでEV開発エンジニアであり本媒体のエグゼクティブアドバイザーである福田雅敏が現地に赴いた。その現場をレポートしたい。今回は「その3」をお送りする。 交換式バッテリーを用いてEモビリティの発展性を感じさせたホンダ カーボンニュートラルをテーマにしたブース「オートサロンテック2023」でホンダが展示していたのが、交換式EV用バッテリー「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」と、そのシステムを核とする充電設備「ホンダ・パワー・パック・エクスチェンジャー e:」、ポータブル電源「ホンダ・パワー・ポッド e:」、二輪車「ジャイロ キャノピー e:」と、電動パワーユニット「eGX」搭載のレーシングカートだ。 「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」はその名のとおりバッテリーパックで、1個あたりのスペックは、DC50.26V/26.1Ah=総容量1314Wh(1.314kWh)。連続出力は2.5kWで、1パックの重量は約10kg。大人が片手で持てる重さである。ホンダのバッテリー交換式スクーターのプロジェクト「ガチャコ」で使われているものだ。 「ホンダ・パワー・パック・エクスチェンジャー e:」は「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」の充電器で、12個のバッテリーが同時に充電可能。バッテリーの盗難防止などのために、カードが必要となる。こちらも「ガチャコ」に使用されている。 「ジャイロ キャノピー e:」には「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」2個がシート下に搭載され、航続距離は70km程度だという。充電装置が置かれている場所に行けば、2分程度で充電済みバッテリーに交換が可能で時間を省けるのがメリット。 「ホンダ・パワー・ポッド e:」 はモバイル電源ユニットで、「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」1個を本体に収納して使用する。AC100V/1500Wの出力で電池容量が約1.3kWhなので、100Wの電化製品が十数時間使用可能となる。非常用やアウトドア用にと活用範囲は広い。 このシステムに「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」が使われていたのは今回初めて知った。「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」は近いうちに小型の電動農機などにも使用されるのではないだろうか。そのほかにも様々に応用できそうである。

TAG: #アリア #サクラ #ホンダ #日産 #東京オートサロン2023 #福田雅敏
TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.23]

  日産、「リーフ」と「サクラ」を2月1日より値上げ……原材料費などのコスト高騰を反映、三菱「eKクロス EV」も 【THE 視点】日産自動車は、受注を一時停止していた「サクラ」と「リーフ」について、12月22日に受注の再開と価格の改定を発表した。 「サクラ」は249万7,300円から、「リーフ」は408万1,000円からとなり、「リーフ」の上級グレードの「e+」では、最大100万円以上の値上げとなり500万円を超える。 また、三菱自動車も「ekクロス EV」「アウトランダーPHEV」の価格改定を発表した。 EVは、バッテリーコストが車体の原価の3分の1を占めるとされ、原材料のリチウムやコバルトの高騰が大きく影響し、世界的な原材料費や物流費などの高騰が値上げの理由だとしている。 「サクラ」と「ekクロス EV」は、今年6月に発売されたばかりだが、わずか半年で値上げとなった。 「リーフ」については400万円を超えたことで、リーズナブルな輸入車EVと同じ土俵で争うことになり、購入検討者は日本車か輸入車かで悩むことになる。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・三菱、「アウトランダー」と「eKクロス EV」を2月1日より値上げ……「アウトランダー」は現行価格比22万円高の484万1,100円〜、「eK クロス EV」は14万8,500円高の254万6,500円〜 ・ マルチスズキ、「オートエキスポ2023」でSUV型のEVコンセプトモデルを出展 ・アウディ、「Q6 e-tron」を2023年から生産開始……独インゴルシュタットの工場で ・ポルシェ「タイカン・ターボS」の高級カスタマイズカーが「東京オートサロン2023」に出展……「ブラバス」によるカスタマイズモデル ・ステランティス、駆動用モーターの生産を増強……2024年までに100万基以上、「プジョー e-208」や「オペル・モッカエレクトリック」などに搭載 ・ヤマハ、電動モーターの試作を受注……IHIからタグボート用のZ型推進装置向けに ・BASF、トヨタとパナソニックの合弁会社「PPES」のサプライヤーに……ニッケル・コバルト・マンガン系正極材を納入 ・グッドイヤー、「イーグルF1 アシンメトリック5」がメルセデス・ベンツ「EQS」に純正装着……欧州グッドイヤーが開発したスポーツタイヤ ・ビンファスト「VF8」999台がカリフォルニアに到着……米国向けの限定モデル「シティエディション」

TAG: #eKクロスEV #THE視点 #サクラ #デイリーEVヘッドライン #リーフ #三菱 #日産 #福田雅敏
TEXT:TET 編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.14]

  ・モビリティテクノロジーズ、タクシーアプリ「GO」加盟事業社にEVをリース  【THE 視点】タクシーアプリ「GO」を提供する株式会社モビリティテクノロジーズは、全国のタクシー事業者などが参画する「タクシー産業GXプロジェクト」(GX:グリーントランスフォーメーション)の取り組みを開始した。 同社はタクシーGXを通じて日本の運輸業界全体のGXを推進するとともに、タクシーのEV化によって、社会のカーボンニュートラルへの意識向上を促進していくという。 このプロジェクトでは、全国の都市部を中心とした約100社のタクシー事業者に対して、エリアごとのタクシーの運行特性に応じた充電計画の作成といった運行支援とともに、車両のリースや充電器の提供も行う。 リース用の車両には、「トヨタbZ4X」「日産リーフ」「日産アリア」など。2031年まで2500台、急速充電器400台と普通充電器2500台を各営業所へ提供する。 筆者もバッテリー交換式のEVタクシーの実証試験に関わってきたが、EVと言うだけでお客様からの反響は大きく、音が静かだと評判も良かった。全国に約21万台あるとされるタクシー。そのうち2500台がEVとなれば、社会へのインパクトは大きいだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・スペインのクプラ、フォーミュラEに参戦……ドイツのチューナー「アプト・スポーツライン」とチームを結成 ・三菱マテリアル、リチウムイオン・バッテリーのリサイクル事業を開発……エンビプロと共同で、ブラックマス(リサイクル時に発生するリチウム、コバルト、ニッケルの濃縮滓)からレアメタルを生成 ・グラフィット、電動バイク「GFR-02」を自転車化できる後付けパーツ「モビチェン」の予約受付を12月15日より開始……電動バイクモード、自転車モードを任意に切り替え ・日本電産、ノルウェーのバッテリー・メーカー「フレイヤー・バッテリー」と合弁会社を設立……2025年量産開始、30年に年間12GWhのバッテリーモジュールとパックを製造 ・東京電力、早稲田大学と包括連携……カーボンニュートラル社会実現に向けて産学連携で研究ならびに人材育成

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TEXT:TET編集部
デイリーEVヘッドライン[2022.12.12]

  ・2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー決定……「日産サクラ」「三菱eKクロスEV」のイヤーカー決定、多数のEVに賞典 【THE 視点】「第43回 2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、「日産サクラ」「三菱eKクロスEV」が大賞を受賞。軽自動車として初めてとなる。両車は「2022-2023 K CAR オブ・ザ・イヤー」のほか、「日本自動車殿堂」、「RJC カー オブ ザ イヤー」も受賞し、合わせて4冠を達成した。 「サクラ」「eKクロスEV」以外にも、「2022-2023 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」に「ヒョンデ・アイオニック5」、「2022-2023 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」に「BMW iX」が受賞。EV勢が快挙を成し遂げた結果と言える。 「サクラ」「ekクロスEV」が受賞した理由は次のとおり。 「日本独自の軽自動車規格を採用し、現実的な車両価格でEVを所有するハードルを下げ、日本でのEV普及の可能性を高めた。 また本格的な脱炭素時代を前に、減少するガソリンスタンドや公共交通などの衰退も予想される状況で、軽自動車+EVという組み合わせは、高齢者を含めた多くの人の移動の自由を担保するだけでなく、社会的課題解決への可能性を示している。 さらに、走行性能についてもハンドリングと動力性能が従来の軽自動車を凌駕しているという声が多く集まった。 安全装備も高級車並みの運転支援機能を装備している点も評価された」(日本カー・オブ・ザ・イヤー公式WEBより) 筆者も今回受賞したすべてのEVに試乗しているが、どれも納得のいく結果だと思っている。ようやくEVの時代が到来したと実感した。 (福田雅敏-自動車エンジニア・THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ・日立金属、フェライト磁石を使用したEV用モーターを開発へ……モーターのレアアース依存低減をはかる ・ヒョンデ、米フロリダ州バートゥにEV用バッテリー工場を設立……約50億ドルを投資し3500人以上の雇用を創出 ・フォルクスワーゲン、参加の充電関連企業ElliとEU最大の充電ネットワーク構築へ……独、仏、蘭などに2万5000箇所の充電ステーションを開設 ・フォルクスワーゲン、EV版ワーゲンバスの「ID.Buzz」が衝突安全性で最高評価……ユーロNCAPで最高の5つ星 ・ZF、モジュラーコンセプトの新世代電動パワートレインを開発……乗用車と小型商用車向けに ・メルセデス・ベンツ、商用EV「eスプリンター」を用いて街の空気を浄化……微粒子吸引機を搭載してオーストリア・グラーツ市内を巡回 ・電動バイクシェアリングのシェアロ、電動バイクの安全講習会および体験走行会を実施……自社で展開する折りたたみ電動バイクを使用

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