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MSIの新型ポータブル充電器「EZgo」登場! 工事不要で安心で高機能な「ポータブルEV」充電ライフ


TEXT:篠原 知存 PHOTO:篠原 知存
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タフで安全なMSI製新型ポータブル充電器「EZgo」 純正より高機能を「手軽に導入」

AIoT事業(人工知能×IoT)や電源制御のノウハウを活かしてEV充電器事業を日本でも展開中のMSI(本社・台湾)から、新型のEV用ポータブル充電器「EZgo(イージーゴー)」が発売された。プロジェクトを牽引するキーパーソンに新製品の特徴や日本市場でのプロモーション戦略について取材した。

工事不要 日本のEV事情に合わせた新提案

──ゲーミングPCのグローバルメーカーとして有名なエムエスアイコンピュータージャパン株式会社(東京都千代田区)でEV充電ソリューションを担当、MSIが日本でEV充電器の発売を始めた昨年7月から、EVSE営業部の課長(EVSE & IPC Sales Manager)として最前線でセールスを率いているAki Lin(林育竹)さんに、まずはEZgoのコンセプトについて質問した。

Aki:私たちが日本市場で展開してきたEVシリーズ(最大充電出力9.6kW)は、大手自動車ディーラーのお墨付きを得るなど好評を得ています。もちろん、これからもさらに普及を図っていきますが、設置には専門業者による電気工事が必要です。

もう少し手軽にEV充電器を導入したいという声も届いていて、それにお応えするかたちで、手軽に使えるポータブル充電器を導入しました。

いま、国内の新築戸建て住宅にはEV用の200Vコンセントが最初から設置されているケースが増えています。そうした「すでにコンセントがある環境」なら、EZgoを購入するだけで、すぐに最大3.2kWの充電が行えます。

バッテリー容量の大きなEVなどで6kWの高出力が必要ならEVシリーズ、軽規格などコンパクトEVをリーズナブルに活用したいならEZgoという選択肢が増えた、と考えていただければと思います。

EZgoは本体も軽量コンパクトで、普段は自宅で使いながら、遠出するときは車に乗せて持っていくような使い方も可能です。旅先や外出先でもコンセントを借りられれば充電することが可能になります。

MSIのポータブル充電器「EZgo」とスマホアプリ「aConnect」

PSE認証も取得 安心のハイスペック

──MSIはこれまで日本で設置型の充電器「EVシリーズ」を販売。シンプル機能の「EV Life」、RFID(充電カード)が使えるグレードアップ版の「EV Life Plus」、7インチディスプレイのついた最上位機種「EV Premium」の3機種だ。アプリを使って充電出力や時間を自在にコントロールでき、充電状況をリアルタイムに把握可能などが特徴だ。ポータブル充電器はECサイトなどで安価な海外製品も見かけますが、新製品のEZgoの特徴はどこにあるのだろうか。

Aki:日本で流通するすべての電気用品は電気用品安全法(PSE)に基づいて、安全基準を満たしていることを示すPSEマークを表示する義務があります。ところが、ECサイトの格安品には怪しい製品も少なくありません。高価なEVに日常的に接続するものですから、安心と安全こそ最優先されるべきでしょう。

EZgoは政府認定の登録検査機関による認証(ひし形PSE)を取得しています。高品質にこだわる日本のユーザーにストレスを感じさせないディティールにも自信があります。

まず、充電ケーブルの長さは「7.5m」を標準としました。純正品などは5m程度のものが多いのですが、駐車場の形状や車の充電ポートの位置によっては取り回しに苦労することがあります。7.5mあれば、大抵の環境でストレスなく接続できます。

タフさの基準である保護等級も、防水・防塵の「IP66」と、耐衝撃の「IK08」を取得しています。「充電しながら水をジャブジャブかけて車を洗車する」というような使い方も全く問題ありませんし、実際に2トンの車で踏みつけても壊れないほどの頑丈さなのです。

──本体中央にある液晶画面が特徴的。

Aki:はい。1.8インチのディスプレイを搭載したコントロールボックスになっています。リアルタイムで電圧や電流、機器の温度などを知ることができます。さらに、専用のスマホアプリと連携すれば、「電気料金が安くなる深夜の指定時間帯に充電する」といったスケジュール設定が分単位で簡単に行えます。

本体画面で充電状況を確認できる

あるいは、自宅のブレーカーが落ちないように、充電電流値を低めに調整するようなことも可能です。築年数の古い賃貸物件などでは使える電気の容量(アンペア数)が制限されていることもあります。電流値が調整できるEZgoなら安心して使うことができます。

電源コードは取り外し式になっていて、200V EV専用コンセントと100V(3P)コンセントの両方に対応しています。100Vだと充電出力が600Wと低くなるのですが、一般的な100Vコンセントからの充電が可能になります。自動車メーカーの純正オプションだと、こうした変換ケーブルだけで何万円もしたり、そもそも対応していなかったりします。

──どのようなユーザー層をターゲットにしている?

Aki:日産サクラやホンダ N-ONE e:など人気の軽EVは、充電ケーブルが標準付属品ではなくオプション扱いです。テスラ車の充電ケーブルは欠品が続いているとも聞きます。そうしたオーナー様にとって、リーズナブルで高性能なEZgoは良い選択肢になると確信しています。

EVの新規購入者だけでなく「2本目のケーブル」としての需要も考えています。自宅でメーカー純正の充電ケーブルを使っている方が、お出かけのたびに壁から外して車に積み込んだりするのは、ちょっとした手間ですよね。純正を自宅用にして、EZgoを車載用の2本目として使っていただくことをご提案していきます。

EZgoは100Vと200Vの充電に対応している

クルマで踏んでも壊れない!? 常識破りのプロモーション

──販売計画やプロモーション戦略については?

Aki:初年度の販売目標は「1000台」を掲げています。AmazonなどECサイトでの販売を軸に、住宅リフォーム会社などとタッグを組んで、専用ポールやホルダーをセットにした設置型に近い提案もしていきます。将来的には大手家電量販店の実店舗などにも販売網を広げていきたいと思っています。

認知度アップのために、8月初めに静岡県御殿場市で開催された「EV SUMMER CAMP 2026」というイベントに出展しました。ただ展示するだけでなく、クルマで踏んだり、充電中のEZgoに水をかけてもらったりして、先ほどお話しした「タフさ」を皆さんにアピールしました。今後も、EVユーザーの間で話題になるような、切り口の楽しいプロモーションを展開したいと思っています。

インタビュー後、EZgoを借りてマイカーで実際に試してみたので、そのレポートを!
→次ページで実機テストの様子をレポート

「EV SUMMER CAMP2026」の模様

 

MSIのポータブル充電器〈EZgo〉が気になる方はコチラ!

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