コラム
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スズキが小型EVで一気に主導権を握る? JMSに量産濃厚と見られるモデルを続々導入の背景


TEXT:桃田 健史 PHOTO:スズキ、桃田 健史
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2030年に向けた成長戦略を社会実装へ

では、なぜこのタイミングでスズキは小型電動モビリティを含めて、様々なEVに開眼したような、企業としての動きを見せているのか?

背景にあるのは、2023年1月26日に記者会見を開き発表した、「2030年度に向けた成長戦略」だ。

近年、スズキがこうした、中期経営計画ではない将来ビジョンを作成して公表することはなかった。

だた、スズキに限らず、自動車産業界が今、地球環境対策や戦争に起因するエネルギー・経済安全保障問題など、喫緊の重要課題に直面しており、さらに日本を含む先進国では高齢化への対応も求められているところだ。

その上で、スズキとしては経営陣を新体制として、「シン・スズキ」とも言うべき大変革を進めようとしている。

こうした「スズキが大きく変わろう」という意思を、新たに誕生するJAPAN MOBILITY SHOWの舞台をフル活用することになる。

その現場でスズキの自信作である各モデル・実車に触れて、開発陣の思いをしっかりと聞いてみたい。

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