ワインディング走行後にグランピングも
もうひとつ、アイコニックSPが画期的なのは、2ローターRotary-EVシステムによって、スポーツカーとしてはこれまでにない提案をしていること、それは、余裕あるバッテリーサイズを生かした外部給電機能で、一般家庭であれば1週間分以上の電力供給に対応しているというから、災害時などへの備えとしてはとても心強い。
さらに、毛籠CEOは「グランピングでの電源」という新しい使い方も提案している。スポーツカーでアウトドアとは斬新な発想だが、たしかにアイコニックSPのようなクルマで、ワインディングを走行した後に電気の心配なしにグランピングができれば、思い出に残る最高の体験になるだろう。
アイコニックSPを紹介したスピーチの最後に、毛籠CEOは「走る歓びは生きる喜び」と述べ、マツダが今後も単なる白物ではなく運転の楽しいクルマを作り続けていく決意を示した。
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