コラム
share:

比べてみたら「売れて当然」だった! トヨタbZ4Xツーリング&スバル・トレイルシーカーが販売絶好調なワケ


TEXT:山本晋也 PHOTO:THE EV TIMES
TAG:

EVとかICEとか関係なしによくできたクルマ

リヤオーバーハングの延長は、ラゲッジスペースの拡大を意味している。具体的に荷室容量をみると、ソルテラの452リットルに対して、トレイルシーカーは633リットルとなっている。さらにいえば、このトレイルシーカーの荷室は、かつてのフラッグシップであるレガシィアウトバックの561リットルも大きく凌駕する。

スバル・トレイルシーカーのサイドビュー

ラゲッジスペースがユーティリティのすべてとはいわないが、荷室拡大による実用性向上がトレイルシーカーの魅力となっていることは間違いない。

実用性といえば、EVにおいては航続距離も気になるところ。ソルテラ、トレイルシーカーともに、最新モデルにおいては74.7kWhと大きな総電力量のバッテリーを積んでおり、FWD車では700kmを余裕で超える一充電走行距離を実現している。前後に駆動モーターを積んだAWDでも、一充電走行距離は600km台をキープ。トレイルシーカーの18インチ装着車のカタログスペックは690kmとなっている。

スバル・トレイルシーカーの走行シーン

もちろん航続距離だけでいえば、同じバッテリーを搭載するソルテラとほとんど変わらないわけだが、トレイルシーカーのアドバンテージはパフォーマンスにある。AWDのシステム最高出力で比べると、ソルテラの252kW(342馬力)に対して、トレイルシーカーは280kW(380馬力)と圧倒的だ。この差は、リヤモーターのスペックによるものだ。ソルテラはフロント寄りのモータースペックとなっているが、トレイルシーカーは前後とも167kWの最高出力を誇るモーターを配している。

当然ながら、トレイルシーカーとbZ4Xツーリングは同じパワートレインであり、AWDにおける0-100km/h加速性能4.5秒というスペックも共通だ。

ラゲッジが広くて、AWDを選べば圧倒的にパワフルで、なおかつ航続距離が満足いくレベルとなれば、「EVだからなあ……」といって否定する要素はなくなってくる。むしろ、エンジン車で味わうことが難しいレスポンスやトルク感は、走り味を重視するユーザーほど積極的に選びたくなるだろう。

スバル・トレイルシーカーの走行シーン

生産担当のスバルに敬意を表して、ここまではソルテラとトレイルシーカーの比較で紹介してきたが、こうしたアドバンテージは、bZ4Xツーリングについても同じことがいえる。

実用性とパフォーマンスの両面において、満足できる性能を実現すれば、EVを選びたくなるユーザーは増える。こうした至極当たり前の話によって、bZ4Xツーリングとトレイルシーカーは好調に売れていると理解すべきであるし、日本におけるEVシフトを加速させる大きなフックになっている。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
BMWの新型EV「iX3」の驚くべき競争力! ライバル比較で死角なし!!
中国BYDが超売れ筋の「スライドドア×スーパーハイト」軽自動車にEVで殴り込み! その名も「ラッコ」ってどんなクルマ?
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
more
ニュース
モーターによる強烈なパワーとトルクで歴代モデルのタフな走りを再現! レンジローバースポーツもEVになって2026年秋登場
日産リーフに似ているぞと思ったらOEM! 三菱が「エクリプススポーツバック」を北米で発売
EVもHEVと同じ790万円から買える! 8代目新型ESが「レクサス次世代電動車」の先陣を切る
more
コラム
比べてみたら「売れて当然」だった! トヨタbZ4Xツーリング&スバル・トレイルシーカーが販売絶好調なワケ
次はEVでも買ってみようか……だけどドコ見て選べばいいの? ガソリン車とは違う「チェックポイント」はココ!!
新型レクサスESのBEVモデルの競争力を分析! 日本では問題ないが中国では強力ライバルにやや苦戦の可能性
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択