ヒョンデ 記事一覧

TEXT:TET 編集部
納車からわずか1か月でEVレースに参戦した「ヒョンデ・アイオニック 5 N」が総合優勝の快挙! さらにレースファステストまで獲得するパーフェクトウィン

記念すべき初優勝者はアイオニック 5 Nの日本納車第1号オーナー 8月から納車が開始されたヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック 5 N」だが、以前、当THE EV TIMESでもお伝えしたように、納車第1号となるオーナーが2010年から続くEV車両のみの国内レース「全日本EV-GP」の第5戦・富士55km(2024年9月28日開催)に無事出場を果たした。 全日本EV-GPは、年間全6戦で争われる電気自動車のレースシリーズで、富士スピードウェイでの第5戦は、アイオニック 5 Nの初参戦ということもあり注目を集める1戦となった。このシリーズには8つのカテゴリが存在し、アイオニック 5 Nはモーター出力250kW以上の強力なEVが競い合う「EV-1クラス」に2台、そしてSUV車両を対象とした「EV-Sクラス」に1台が参戦した。なお、EV-1クラスの主なライバルはテスラ・モデルS Praidとモデル3で、EV-Sはテスラ・モデルYと、日産アリア B9がライバルだ。 1周のラップタイムで競う予選こそEV-1クラスで猛威を振るう23号車のテスラ・モデルS Plaidが1分54秒454の最速タイムでポールポジションを奪うも、初参戦のアイオニック 5 Nも総合2位と3位に入るなど健闘を見せた。 迎えた決勝では、クルマの温度管理とレース戦略が勝負を分け、EV-Sクラスから参戦する納車第1号オーナーの22号車小峰猛彦選手がクラス優勝と総合優勝を同時に決めるトップフィニッシュを飾った。納車からわずか1か月足らずという、きわめて短い準備期間でのデビューウィンである。 予選2番手の好位置からスタートした3号車 チェ・ジョンウォン選手は、3周目にレース全体の最速タイム1分56秒899を記録している。終盤はバッテリー温度によるものか、ラップタイムを抑えて走行するシーンも見られたが、クルマを労わりながら見事にアイオニック 5 Nをゴールまで導き、クラス2位となる総合3位でフィニッシュしてみせた。また、45号車を駆る柴田選手も終始安定したペースで走行し、クラス3位・総合5位でゴール。初参戦ながら、参戦した3台すべてのアイオニック 5 Nが総合5位以内に入る快挙を達成した。 レース用の改造範囲が狭く、量産車の出来の良さが成績に直結するEV-GPだけに、478kW(約650馬力)のパワフルなモーターと、コーナリング性能の高さが存分に発揮された形といえる。そして、3つある総合表彰台のうち、ふたつをアイオニック 5 Nが占める好成績で初レースの幕は閉じた。 じつは今回の全日本EV-GPへの参戦に合わせ、開催地の富士スピードウェイの第2コーナーブリッジ(1コーナー「TGRコーナー」からAコーナー「コカ・コーラコーナー」までの間に位置する)には、「Hyundai N」のロゴが掲げられた。 8月から同サーキットのオフィシャルカーとして活躍しているアイオニック 5 Nとともに、富士スピードウェイはいま、ヒョンデ色が濃くなっている。そこにきて今回のデビュー・ウィンだ。ヒョンデが誇るハイパフォーマンスブランド「N」が送り出す初のEVモデルとして、これ以上ない最高のデビューになったといえるだろう。

TAG: #IONIQ 5 N #アイオニック5 N #ヒョンデ #全日本EV-GP
TEXT:TET 編集部
ヒョンデとウェイモが複数年のパートナーシップを締結 自動運転タクシー「ウェイモ ワン」の普及に大きく前進

自動運転タクシーのベースは「IONIQ 5」 スマートモビリティ・ソリューション・カンパニーへの転換を加速させている「Hyundai(ヒョンデ)」と、自動運転技術のパイオニアである「Waymo(ウェイモ)」が、複数年にわたる戦略的パートナーシップの締結を発表した。 ウェイモは2009年にGoogleのSelf-Driving Car Projectとしてスタートして以来、「もっとも信頼されるドライバーになること」をミッションとして自動運転技術を開発し、提供している企業だ。これまで米国の13以上の州において、公道で数千マイル、シミュレーションでは数百億マイルの自律走行を行い、技術の蓄積を図ってきている。 今回のパートナーシップにより、ウェイモが開発した第6世代の完全自動運転技術「Waymo Driver(ウェイモ・ドライバー)」を、ヒョンデのSUVタイプの電気自動車 「IONIQ (アイオニック)5」に統合する。そして、完成した車両はウェイモが世界で初めて実現させた完全自動運転による配車サービス、すなわち自動運転タクシーの「Waymo One(ウェイモ ワン)」として順次運用される予定だという。 ウェイモの自動運転タクシー用「アイオニック 5」は、ジョージア州に新たに建設されたHyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)のEV製造施設で組み立てられた後、ウェイモの自動運転技術が統合される。この「アイオニック 5」は、ウェイモの冗長ハードウェアや電動ドアなど、自動運転に対応するため一部改良が施された車両になるという。 両社は「ウェイモ ワン」の規模拡大をサポートするため、ウェイモの技術を搭載した「アイオニック 5」を複数年にわたって大量に生産することを計画している。初回の路上テストは2025年後半までに開始する計画で、その後の数年で自動運転タクシー「ウェイモ ワン」として利用できるようになることが目標だ。

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TEXT:CARトップ編集部 三澤正充
2030年までに公用車をすべてZEVに! ヒョンデがKONAを横浜市に無償貸与で横浜の脱炭素が加速する

一般の公用車として“普通に”使われる予定 日本市場へはBEVやFCEVといったZEVのみで参入しているヒョンデ・モビリティ・ジャパン。同社の本社および直営拠点は横浜市内に置かれているが、今回、コンパクトSUVタイプのBEV「KONA」が横浜市の公用車として無償貸与されることに決定。9月26日、横浜市からヒョンデ・モビリティ・ジャパンへ感謝状が贈呈された。 「横浜市役所は、横浜市域内から排出される温室効果ガスの5%を出す、市内最大級の排出事業者。率先して脱炭素の取り組みを進めなければいけないという立場にあることを自覚しております。横浜市で保有する一般の公用車は約1400台。これを2030年度までに、すべて電気自動車をはじめとする次世代自動車に変えていこうと取り組んでおります」と、贈呈式に登壇した平原敏英副市長。 横浜市は脱炭素化の実現に向けて「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、低炭素型交通の普及促進や、EVを非常用電源として活用する体制の整備などに取り組んでいる。今回、KONAを公用車として導入することで、市民や職員の環境に対する意識を高め、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進していきたいという。 その具体例として挙げられたのが、急速充電スポットの増強。現在、EVの急速充電器は市内に約200口あるそうだが、今後は400口まで増やせるよう、コンビニ駐車場や公道上への充電器の設置(現在、センター南駅前ロータリーの一画に設置されている)を推進していく。「多くのドライバーの皆さまが安心してEVに乗っていただける横浜市を作っていきたい」(平原敏英副市長)。 ちなみに約1400台の公用車のうち、BEVは約90台。横浜市は狭い道が少なくないということもあって、ミニキャブMiEV(ミニキャブEV)が多いという。今回貸与されるKONAはひとまず1台で、貸与期間は3年。市役所の職員が業務用として普通に利用できるとのことで、積極的に使っていきたいという。 また、感謝状を受け取ったヒョンデ・モビリティ・ジャパンの七五三木(しめぎ)敏幸マネージングダイレクターは、「我々の思いは横浜市の皆さんと一緒で、カーボンニュートラルを日本で徹底し、世界に誇る日本の美しい風景を守っていきたい。この取り組みに参加させていただいて、本当にありがたいと思っております」と、今回の無償貸与に至った思いを語った。 具体的な内容は未定だが、両者は今後も幅広い提携関係を構築していく予定だという。

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TEXT:TET 編集部
恒例のヒョンデ全国試乗会にハイパフォーマンスEVが登場! 9月28日から全国7都道府県で「アイオニック 5 N」と「コナ Nライン」に乗れる

ふたつの「N」を同時に見て触れて体感できるチャンス これまで「アイオニック 5」と「コナ」という2種類のEVを用いて全国各地で試乗会を開催してきたヒョンデだが、9月28日(土)から7都道府県を舞台に開催される試乗会「Hyundai EV Tours」では、ついにハイパフォーマンスEVの「IONIQ 5 N(アイオニック 5 N)」とEVのコンパクトSUV「KONA N Line(コナ N ライン)」が試乗ラインアップに加わることとなった。 ヒョンデでは、「Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5」と題した試乗会を、2023年11月より全国17都市にて開催してきた。さらに今年3月から6月にかけて北海道を皮切りに8都道府県で開催し、全国の潜在ユーザーにヒョンデがラインアップするEVの魅力を訴求してきた。 そこへ、今年6月に販売を開始した「アイオニック 5 N」、8月に販売を開始した「コナ Nライン」を試乗ラインアップに追加し、充実化を図った試乗会が「ヒョンデ EVツアー」だ。 ノーマルモデルの「アイオニック 5」と、そのハイパフォーマンスモデル「アイオニック 5 N」、またノーマルモデルの「コナ」とそのスポーティーモデル「コナ Nライン」を同日に見比べられる機会は滅多にないため、これを機に会場へ足を運んでみるのがよいだろう。 各会場では、ヒョンデのウェブサイトに会員登録後、アンケートに回答するとプレゼントがもらえるほか、試乗以外にも車両の説明や購入相談なども行えるという。各地の開催スケジュールは以下の通りだ。 ■Hyundai EV Tours 試乗・購入相談会について 試乗車両:コナ/ コナ Nライン / アイオニック 5 / アイオニック 5 N ※アイオニック 5 Nの試乗は神奈川、名古屋会場のみ実施 試乗予約:以下のサイトより事前申し込み 試乗予約ページ:https://www.hyundai.com/jp/purchase/test-drive/step-01 ■試乗会 会場詳細 (1)神奈川 日程:2024年9月28日(土)〜9月29日(日) 会場:Hyundai Customer Experience […]

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TEXT:TET
集え北陸のEVファン! 激レア車「モバイルサービスカー2号機」が登場する「Hyundai EV FAIR in ウエストプラザ」開催

アイオニック 5とコナの試乗会も同時開催 今年5月、北陸エリアに初出店したヒョンデのショールーム「Hyundai Mobility Lounge富山」が、より多くの北陸エリアの方々にヒョンデのゼロエミッションビークル(ZEV)を体験してもらうため、9月14日(土)~16日(月)の3日間、富山市内にある複合型商業施設「ユウタウン総曲輪」にて「Hyundai EV FAIR in ウエストプラザ」を開催する。 当日は、6月に発売を開始し先日納車が始まったばかりのハイパフォーマンスEV「アイオニック 5 N」や、出張サービスカー「モバイルサービスカー2号機(通称:ヒョンデQちゃん)」が展示されるほか、「アイオニック5」とコンパクトSUV「コナ」の試乗体験が実施される。 なかでも不具合発生時に現場へ駆けつけ、その場で修理や確認対応を行うモバイルサービス専用車「モバイルサービスカー2号機」は注目。アイオニック 5のV2L機能を活用し、災害対応や被災地への支援活動にも積極的に対応できるよう、より現場に特化した出張修理専用車用のインテリアは一見の価値ありだ。車両は神奈川県・横浜市にあるヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンスセンター横浜を拠点としているだけに、北陸エリアでお目にかかれるのはレアケースといえるだろう。 また、アイオニック 5 Nは、納車が始まったばかりというタイミングでもあり、こちらも目にする機会は稀だ。今回試乗は叶わないものの、展示車への乗り込みは可能だから、特徴的なエクステリアと合わせてエモーショナルなコクピットをじっくり観察してほしい。 イベントでは100名限定の来場者プレゼントが用意されるほか、アンケートに回答すると抽選でカタログギフト5000円(3名)、ヒョンデのEV24時間試乗券(5名)、Hyundai Mobility Lounge富山で使える泡洗車券(10名)が当たるキャンペーンも実施される。 なお、アイオニック 5とコナの試乗受付は、イベント受付ブースにて当日先着順で行うほか、電話での事前予約も受け付けてくれるという。北陸エリアにお住まいで、まだ今週末の3連休は予定が決まっていないという読者のみなさま、「Hyundai EV FAIR in ウエストプラザ」へ出かけてみてはいかがだろうか。 【Hyundai EV FAIR in ウエストプラザ 概要】 期日:2024年9月14日(土)~9月16日(月)※3日間 会場:ユウタウン総曲輪 (ウエストプラザ) 住所:富山県富山市総曲輪3丁目9-3 開催時間:10 : 00 ~ 17 : 00 展示/試乗車両:IONIQ 5・IONIQ 5 N・KONA・モバイルサービスカー2号機 ※IONIQ 5 N・モバイルサービスカーは展示のみ 試乗予約:イベント受付ブースにて先着順受付、又はお電話での事前予約受付。

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TEXT:TET 編集部
1台につき「1700万円超」の補助金! EV路線バス「ヒョンデ・エレクシティ タウン」がJATAの導入補助金事業の対象車両に認定

ヒョンデが加わり対象車両メーカーは10社に 2024年末の発売を予定しているヒョンデのEV路線バスシリーズ「ELEC CITY(エレクシティ)」の中型EV路線バス「ELEC CITY TOWN(エレクシティ タウン」が、公益財団法人 日本自動車輸送技術会(略称:JATA)から「補助対象車両」として認められ、1台当たり1769万2000円の補助金が交付されることが、ヒョンデから発表された。 JATAの補助金事業は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、日本国内のCO2排出量の約2割を占めるという運輸部門の脱炭素化を図るため実施されるものだ。その運輸部門のCO2排出量の4割を占めるといわれるトラック・バス由来のCO2排出量を削減するために、環境省による令和5年(2023年)度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業)の交付決定(令和5年4月3日付)を受けて、JATAが環境配慮型先進トラック・バスを導入する事業者に対して購入補助金を交付する。 これにより、バス事業者や自治体が補助対象車両のEVバス、プラグインハイブリッド(PHEV)バス、燃料電池(FCV)バスの導入、および電気自動車用充電設備の設置(ただし本補助事業による車両導入と一体的に行われるものに限る)する際にかかる経費の一部が補助されるのだ。 補助金を受けられる補助対象車両メーカーはJATAのホームページで確認できる。ヒョンデが補助対象に加わったことで、現在10メーカーが顔をそろえる。1台あたり約1770万円というヒョンデ「エレクシティ タウン」の補助金額は、一見するととんでもない額に思えるかもしれないが、補助金の額は各車まちまちで車両本体価格や車体サイズも異なるだろうから、一概にヒョンデの補助金が多いというわけでもなさそうだ。 日本のバス車体規格ガイドラインに準拠し、日本市場のニーズに合わせて開発された「エレクシティ タウン」は、リチウムイオンバッテリーを搭載し220km以上の航続距離を確保している。車両安定装置(VDC)や、乗客の乗降時に死角となるエリアの障害物を感知する「SEW-Near」を標準装備するなど、安全装備が充実している。 いわゆる「2024年問題」と呼ばれる運輸業界の労働環境変化に対応するため、車両管理の省力化を実現するOBD2コネクタを介したテレマティクスサービスの導入準備や、車両故障や修理対応の時間削減を目標に、部品の翌日納品率95%以上を目指した在庫体制など、ソフトの面でもヒョンデは事業者をサポートしていくとしている。 ハード・ソフトの両面でEV路線バス導入事業者の負担軽減を目指す「エレクシティ タウン」が補助金の対象車両になったのは、ヒョンデにとって間違いなく追い風だろう。2024年末の発売に弾みがつきそうだ。

TAG: #EVバス #hyundai #エレクシティ #ヒョンデ #補助金
TEXT:TET 編集部
ヒョンデの野心的な中長期戦略「ヒョンデ・ウェイ」発表! 2030年までに年間販売台数555万台を実現しそのうちEVは200万台を目指す

エネルギー転換時代に世界のリーディングカンパニーへ 自動車ブランド「ヒョンデ」を抱える韓国のHyundai Motor(現代自動車)は、2024年8月28日に新たな中長期戦略「Hyundai Way」を発表した。 「2024 CEO Investor Day」と題されたイベントにおいて発表されたヒョンデ・ウェイでは、自動車製造にとどまらず、さまざまなモビリティ分野に進出することで、ゲームチェンジャーとしての地位を強化すると発表。エネルギー事業者としての役割を強化し、水素社会を実現することで、エネルギー転換時代にグローバルトップクラスのリーダーシップを維持できる企業へと生まれ変わることが明言された。 しかし、現代自動車が水素社会の実現に向けて突き進むからといって、自動車ブランドの「ヒョンデ」も水素一辺倒に転換するのかといえば、そうではない。EVとハイブリッド車の競争力を強化するため、バッテリー内製化に向けた取り組みや自動運転技術の進化、さらに既存エンジンを活用したレンジエクステンダー方式のEVを市場投入することでの価格競争力や、新興国市場対応など、あらゆる側面から変化するモビリティ社会に対し、柔軟に対応していくことが強調された。 発表内容をすべて網羅すると膨大な量になってしまうため、当記事では主にモビリティ分野に特化し、「Hyundai Way」における重要なトピックスを「新型EV車の市場投入計画」、「次世代向けハイブリッドシステムの導入」、「バッテリー製造の内製化」、「自律走行車の開発」、「水素技術開発」の5つの項目に分けてお伝えしたい。 新型EV車の市場投入計画 概要は次の通りだ。 ・2030年までに、2023年比30%増の世界年間販売台数555万台を目指す ・2030年までに世界で年間200万台のEV販売を目指す ・一充電航続距離が900kmを超える新EVである「EREV」の新モデルを北米と中国に導入予定 ・2030年までに、手頃な価格帯から高級車、高性能車に至るまで、全21車種のEVフルラインアップを揃える 2023年に世界年間販売台数が421万台に達し、世界の自動車メーカーのトップ3入りを果たしたヒョンデ。2030年までにはそれを555万台まで伸長させ、そのうち200万台がEVになるという未来を描く。 しかし、ヒョンデ自身は直近のEV需要減速を自覚しており、レンジエクステンダー方式(エンジンで電気を発電しモーターで走行する方式)のEVを投入することで、高価なバッテリーの搭載容量を減らして価格競争力を確保する。これにより、誰しもがEVならではの走行性能を手軽に体感できる環境を整え、将来のEV需要が回復した際には、消費者が自然にEVへ移行できる下地づくりを目指すとしている。なお、ヒョンデはこのレンジエクステンダー方式のEVを「EREV」と呼び、航続距離は900㎞以上を目指して開発中だ。 この戦略は日産がたどった道とも類似している。世界初の量産EVとして「リーフ」をデビューさせ、そののちにレンジエクステンダー方式の「e-power」を搭載した「ノート」で一気呵成にEVの普及とシェア拡大を強めた。今回の「Hyundai Way」では、BEVの「アイオニック5」をはじめとしたEVでイメージ作りをしっかり行ったうえで、2026年末までを目標に北米と中国でEREVの生産を開始し、2027年には本格的な販売に移行して量産EVメーカーとしての地位を確保する構えだ。なお、このEREVは北米市場向けにヒョンデブランドとその上級ブランドであるジェネシスから、それぞれDセグメントSUVとして世に送り出され、8万台以上の販売を目指すことが公表された。 また、ヒョンデは現在低迷中のEV需要が回復する時期を2030年と見込んでいる。それまでに生産能力の増強を行い、北米では2024年に、韓国でも2026年に新工場が立ち上げられる予定だ。 「EV は交通手段の未来ですが、すべての顧客が切り替える準備ができているわけではないことを認識し、顧客の好みに積極的に対応しています。そのため、ICE(内燃エンジン)、ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、EV、水素燃料電池車など、さまざまなパワートレインを提供し続けていきます」とヒョンデは中長期戦略を語っている。 次世代向けハイブリッドシステムの導入 ひとつめの説明ですでに長くなってしまったので、ここからは駆け足でお伝えしたい。 現在コンパクトカーや中型車を中心に7車種で展開するハイブリッドシステムを、大型車や上級ブランドのジェネシスまで計14車種に倍増させる。なお、ジェネシスはEVのみのモデルを除いた全車種でハイブリッドが選択可能になるという。 同時に、次世代ハイブリッドシステム「TMED-Ⅱシステム」を搭載した量産車を2025年1月にデビューさせる予定だ。そして、この強化されたハイブリッド機能を活用して、ハイブリッド車の販売台数を2028年までに2023年比で40%以上の増加となる133万台を目標としている。このうちハイブリッド需要が急増するとヒョンデが予想する北米では、2030年までに販売台数を69万台に増やす計画だ。

TAG: #Hyundai Motor Group #ヒョンデ #事業戦略 #現代自動車
TEXT:中谷明彦
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ

「N Line」はドレスアップがメイン ヒョンデといえば韓国の自動車メーカーとして世界的に知られている。とくに欧州では人気が高く、日本メーカー各社をシェアで大きく上まわっている地域もある。 近年はとくにモータースポーツ活動を活発に行なっていて、トヨタ自動車も参戦しているWRC(世界ラリー選手権)やTCRワールドツアー(旧世界ツーリングカー選手権)などにも積極的に参戦。トヨタやホンダ、フォード、アウディに伍して好成績を収めている。2024シーズンは国内のTCR ジャパン戦にワークス参戦。韓国人ドライバーを擁してシリーズを席巻している。 そのヒョンデが同社の旗艦EV車であるアイオニック5をベースにハイパフォーマンスグレードとしてNモデルを仕立て、圧倒的な走行性能を披露して我々を驚かせたのも記憶に新しい。 今回、さらにコンパクトSUVである「コナ」をベースに「N Line」を追加設定して登場させたというので早速試乗してきた。 アイオニック5は「N」だがコナは「N Line」とネーミングしていることには訳があった。N Lineはパフォーマンスを徹底的に磨き上げた「N」ではなく、Nのスポーツフィールにフィーチャーしたスポーツイメージが与えられた仕様となっているのだ。メルセデスAMGのイメージを継承したメルセデス・ベンツの「AMGライン」やBMWの「M」モデルをイメージさせるBMW「Mスポーツ」などと類似している。 コナ N Lineはドレスアップチューニングがメインであり、パワートレインやサスペンションなどの機能部分はベースのコナを踏襲している。動力性能やドライバビリティ、電費などもコナのベース車と同じというわけだ。 しかし、実車を眼前にしてみると、ベースのコナとは随分とイメージが変化していることがわかる。 ベースのコナは、どちらかといえば地味なデザインで、あまりカッコいいと思わせるスタイルではなかった。ヒョンデには欧州系デザイナーが大勢いて、クルマ好きウケするスタイリッシュなデザインのモデルが多いが、コナはあえて目立たない大衆向けとしてデザインされているかのようだった。 それがN Lineとなると街なかで人を振り向かせるほどの存在感を纏わされている。細かなディテールを見てみると、フロント部はバンパー・グリルデザインが一新され、まるで別のクルマであるかのごとくイメージが変化した。ラジエターグリルのなかにも凝った加飾が施され、遠目にも見栄えがいい。 ボディサイドはサイドモールディングがボディカラーと同色となり、サイドシル部にはブラック塗装のスポイラーが装着された。また、コナの特徴だったベルトラインのシルバーモールディングもマットブラックに塗装され、スポーティさを醸し出しつつスポーツSUVを名乗るに相応しい無骨な逞しさも体現している。また、タイヤ&ホイールが19インチと大径化されたのもインパクトがある。 リヤビューではルーフスポイラーが大型化され、かつ左右分割のマルチスポークマウント方式を取り入れ、まるでWRCラリーマシンを彷彿させるかのような出で立ち。リヤバンパー下部もブラック塗装にアップスイープ形状を施した形状で迫力がある。 一見、コナのベース車よりひとまわり以上に大きくなったように見えるが、ボディディメンションは全長が30mm長くなっただけだという。

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TEXT:TET 編集部
買っていきなりレースを走るだと!? ヒョンデ「アイオニック5 N」の記念すべき納車第1号オーナーの声

日本での納車第1号オーナーの購入きっかけは試乗会 2024年6月5日から日本での販売が開始されたヒョンデのハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N(アイオニック5 N)」の納車が8月27日から開始された。 これにともない、納車第1号となるオーナーにヒョンデがインタビューを実施したので、その模様をお伝えしたい。 電動化時代にも変わらない「ドライビングの愉しさ」を追求した「アイオニック5 N」は、ハイパフォーマンスモデルならではの性能やさまざまな機能が搭載されたモデルだが、実際に購入したユーザーには高性能車を好むレース経験者から、家族でも毎日の走りを愉しみたいと考えるユーザーまでいるようで、じつに間口の広いハイパフォーマンスEVになっているそうだ。 今回、ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター横浜で、「アイオニック5 N」の記念すべき日本納車第1号となったオーナーに対し、納車を祝うセレモニーが開催された。オーナーの小峰さんは、5月に大阪府泉大津で開催された「アイオニック5 N」の試乗会において、そのパフォーマンスの高さに感銘を受けて購入を決意したのだという。では、オーナーご本人に「アイオニック5 N」の印象や今後の展望をうかがおう。 ひとことでまとめると「遊べるクルマ」それがアイオニック5 N ──なぜ今回ハイパフォーマンスEVの「アイオニック5 N」を選んだのでしょうか? 「仕事の営業⾞として使う、家族と旅⾏に⾏く、といった普段使いもできることが前提にありつつ、サーキットでも⾛れる部分に魅⼒を感じて購⼊しました。さらに、アイオニック5 Nはセッティングを簡単にカスタマイズできること、また、この値段でここまでのスペックのクルマはほかにないと思い、絶対に購⼊したいという気持ちがありました」 ──では、初めて試乗した際の印象はいかがだったでしょうか 「率直にサーキット仕様だなと感じました。搭載機能のひとつであるドリフトモードなど、サーキットでどこまでも⾃由に遊びたくなります。感想をひとことでまとめると『遊べるクルマ』です。じつは、試乗する前にアイオニック5 Nを予約していたのですが、乗り⼼地と実際の車体の⾊味を確認するため、試乗を 2 回⾏いました」 ──今後している特典やプログラムはありますか? 「このクルマのさまざまな機能に対して理解を深めるため、⾛⾏会やオーナー会を企画してもらえたら、ぜひ参加したいです。購⼊したほかのオーナー仲間の皆さんと、トルク配分や⾛⾏設定について、どんなセットが良かったのかなどを定期的に情報交換できることを楽しみにしています」 オーナーはレースへの参戦も計画! ──9月28日に富士スピードウェイで開催される電気自動車のレース『EV GP第5戦』に、このアイオニック5 Nで参戦されるとうかがいました 「今回のレースにはアイオニック5 Nが3台出場するという話を聞いているので、そのなかで1番になりたいです。さらに、富士のコースはほかのクルマでも走ったことがあるので、これまでのベストタイムを目指せるよう頑張ります」 ──ずばり、EV GPで勝つにはどうしたらいいでしょうか? 「モーター、温度、バッテリーの持ちなど、すべてを計算してアクセルとブレーキを踏まなければならないので、その駆け引きがEVレースの魅力だと感じています。(標準車の)アイオニック5で出場した筑波のレースでは、最初からアクセル全開で行けたのではないかという反省も残ったので、今回の富士のレースでは最初からアクセル全開でゴールまで走り抜けたいと思います」 ──でも今回のレースではアイオニック5 N独自の「Nモード」が使えます。勝負の行方を左右する鍵になりますよね? 「期待はあります。ただ、どの設定がベストなのかというノウハウが今は無いので、逆にヒョンデの方にいろいろと教えて欲しいです(笑)。 レースに出場するほかのアイオニック5 Nのレーサーの方々ともコミュニケーションを取ったうえで挑みたいですね」

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TEXT:TET 編集部
高性能モデル「N」の感性を継承したスポーティモデル現る! ヒョンデ「コナ」に新グレード「Nライン」を追加

そのグレード名「ドイツ流儀」なり 昨年11月に日本でも販売が開始されたヒョンデのEVコンパクトSUV「KONA(コナ)」に、新グレードの「コナ Nライン」が加わり2024年8月23日から販売が開始された。 「Nライン」は、既存のモデルにヒョンデの高性能ブランド「N」の感性を加えたモデルで、「ドライビングの愉しさ」を追求する「N」ならではの感性はそのままに、日頃のドライブにスパイスを加味したスポーティグレードだとヒョンデは説明する。 近年のヒョンデはドイツブランドに倣ったグレード構成を敷いているから、つまるところ「Nライン」はアウディの「Sライン」、BMWの「Mスポーツ」に該当し、ノーマルグレードに対してスポーティな内外装を加えたグレードだと思ってもらえば理解しやすい。 では、動力性能、運動性能を突き詰めたアウディの「RS」、BMWの「M」に該当するヒョンデのグレードは何かと問われれば、それはシンプルに「N」を名乗るモデルになる。先ごろ日本で発売されたハイパフォーマンスEVの「アイオニック 5 N」がまさにそれだ。 その「アイオニック 5 N」を通じて、日本市場に対して電動化時代でも変わらないヒョンデの「ドライビングの愉しさ」を追求する姿勢や、高性能モデルの在り方を提案した一方、今回の「コナ Nライン」は、日本に初導入する「Nライン」として、日本の顧客のダイナミックなデザインへのこだわりに応える新たな選択肢として提案されるものだという。 「コナ Nライン」のエクステリアには、低重心を強調させる専用のフロント&リヤバンパーが採用されている。さらに、ルーフ後端には大型のウイングタイプリヤスポイラーを装備し、足元には19インチのアルミホイールが奢られ、ダイナミックかつスタイリッシュなイメージに仕立てている。 見た目にはっきりとノーマルグレートとの差別化が図られているが、ドイツブランドがそうであるように、ヒョンデもまたフロントフェンダーとフロントバンパーに「N Line」のエンブレムを装着しプレミアム性を強調している。 インテリアに目を移すと、「アイオニック 5 N」にも採用され、背もたれの「N」のロゴとレッドラインが印象的な本革とアルカンターラのコンビシートがこの「コナ Nライン」にも導入されている。 レッドステッチが施された専用ステアリングとレッドカラーをアクセントに用いたインパネにより、ノーマルグレードの快適性と実用性を損なうことなく、見た目と運転する楽しさの両方を一段階グレードアップさせたスポーティSUVになっている。 バッテリー容量と装備がもっとも近い構成となるノーマルグレードの「コナ ラウンジ」に対し、このスポーティな内外装をもつ「コナ Nライン」の車両本体価格は、16万5000円高となる税込み506万円。 ■「コナ Nライン 」専用装備 – N Line専用デザインフロント&リアバンパー – N Line専用ウィングタイプリヤスポイラー – N Line専用デザイン19インチアルミホイール -ブラックアウトドアミラーカバー – N Line専用本革巻ステアリングホイール(N ロゴ、レッドステッチ) – N Line専用全席メタルドアスカッププレート – N Line専用Alcantara®+本革コンビシート (レッドステッチ) – N Line専用インテリア(Nロゴ、レッドカラーアクセント)

TAG: #KONA #コナ #ヒョンデ #新型車情報
連載企画 一覧
VOL.15
本当に日本はEVで「立ち遅れた」のか:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第15回

ジャパン・モビリティ・ショー開催でにわかに沸き立つ日本のEVマーケット。しかし現実の販売状況は日本において大きく立ち遅れている。技術では先導してきたはずの日本メーカーは、なぜEVで世界をリードできていないのか。この分野のベテランジャーナリストである御堀 直嗣が解説する。 日本の低いEV市場占有率 日本は、世界に先駆けて電気自動車(EV)の市販に踏み切った。2009年に三菱自動車工業が、軽自動車EVの「i-MiEV」を法人向けにリース販売しはじめ、翌10年には一般消費者向けへの販売も開始した。同年には、日産自動車も小型EVの「リーフ」を発売した。この2社によって、EVの量産市販が実現し、ことにリーフは海外への販売も行われ、「i-MiEV」はフランスの当時PSA社にOEM供給された。リーフの販売は世界で累計65万台に達し、その他EVを含めると、日産は世界で100万台のEV販売の実績を持つ。そのうち、日本国内は累計23万台である。 ちなみに、米国テスラは2022年では年間で約130万台、中国のBYDは同年に約90万台規模へ成長している。 同時にまた、世界共通の充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)も準備され、リーフが販売される世界の各地域にCHAdeMO充電器の設置が動き出した。 それらを背景に、経済産業省は2012年度補正予算で1,005億円の補助金を計上し、全国に約10万基の充電器を整備するとした。この補助金は全額支給でないため、トヨタ/日産/ホンダ/三菱自の4社が資金を拠出し、補助金で賄いきれない残額を補填することに合意した。 しかし、現在の充電器の数は、急速充電と普通充電を合わせて約2万基である。 国内の新車販売において、EVが占める割合は1%以下という状況が長く続いた。昨2022年、「日産サクラ」と「三菱eKクロスEV」が発売となり、1年で5万台以上を販売することで2%ほどの占有率になろうかという状況にある。 一方、世界全体では、EVの市場占有率が13%になる。米国は5.8%、欧州は12%、中国は21%となっており、日本がいかに低水準であるかがみえてくる。 日本でEV普及が進まなかった理由 EVの先駆者であった日本が、なぜ欧米や中国の後塵を拝するようになったのか。 最大の要因は、せっかく1,005億円という充電基盤整備に対する経済産業省の支援があったにもかかわらず、急速充電器の整備にばかり世間の目が行き、EV利用の基本である基礎充電、すなわち自宅での普通充電(200V)の重要性が広がらなかったからである。ことに、マンションなど集合住宅の駐車場と、月極駐車場への普通充電設置がほぼできなかったことが原因であった。 EVの充電は、普通充電で8~10時間、あるいはそれ以上かかるとされ、これが単純にガソリンスタンドでの給油時間と比較されて、使い勝手が悪いとさまざまな媒体を通じて流布された。いまでもそうした論調が消えていない。しかし、自宅で普通充電できれば、寝ている間に満充電になるので、翌朝出かけるときは満充電で出発できる。 戸建て住宅に住む人はそれができた。ところが、戸建て住宅でも自宅に車庫がなく月極駐車場を利用する人は、近隣の急速充電器を利用しなければならなくなった。 集合住宅に住む人は、敷地内に駐車場が併設されていても、管理組合の同意が得られず普通充電ができない状態に陥った。無知がもたらした悲劇だ。EVを買う意思があっても、手に入れにくい状況があった。 集合住宅の管理組合で賛同が得られない最大の理由は、幹事がEV時代を予測できず、また自分には関係ないとして無視され続けたことにある。設置の経費は、ことに当初は補助金と自動車メーカー4社による補填があったので、ほぼゼロであった。現在でも、施工業者が残金を負担するなどのやりくりで、集合住宅側の負担が軽く済む仕組みが出てきている。それでもなお、管理組合で合意を得るのが難しい状況は払拭できていない。 基礎充電の普及を目指す業者の間でも、さらに難しいとされるのが月極駐車場への普通充電の設置だ。月極駐車場を管理する不動産業者の理解を得にくいという。

VOL.1
リッター200円にもう限界……給油の“枷”をぶっちぎれ!【モデルサードインパクト vol.1】

ガソリン高い、燃費も悪い、限界だ! かつてないほどの猛暑に喘いだであろう今夏。「もういいよ」「もう下がってくれ」と、気温に対して誰もが感じていたと思うが、自動車ユーザーはガソリン価格に対しても同じことを思っていたのではないだろうか。 リッターあたり170円、180円、190円、そして200円の大台を突破……給油をするたびに、誰もが憂鬱な気分になったはずだ。小生はドイツの某オープンスポーツカーに乗っているのだが、リッターあたり平均10kmでハイオク仕様。愛車にガソリンを入れるたび、顔が青ざめていた。 「高額給油という枷から解放されたい……」 EVの購入を決意した所感である。クルマを走らせることは、本来喜びのはず。給油のたびに落ち込むのは本望ではない。 小生は、THE EV TIMES(TET)の編集スタッフを務めています。この9月、「テスラ・モデル3・パフォーマンス」を購入しました。新たな愛車と共に進むEVライフを「モデル・サードインパクト」と銘打ち、連載で紹介していこうと思います。 EVは便利だと実感した「日産リーフ」 小生が初めて体験したEVは「日産リーフ」(2代目)である。遡ること2017年、「リーフ」が2代目になった頃、日産が全国で試乗キャラバンを開催し、小生はその試乗アテンダントを担当していた。そこで「リーフ」を存分に運転することができたのだ。 それゆえ、EVの利便性の高さを実感することになった。スポーツモデル顔負けの力強くスムーズな加速にまず驚いたのだが、給油という枷から外れて自由に走り回れることが大変な魅力に感じた。アイドリング状態でエアコンを入れっぱなしでもガソリン代を気にせずに済む。車内でPCを開けば、そのままオフィスになる。車の用途が無限大に広がると感じた。 充電時間も特別長いとは感じなかった。充電残量が50%くらいになったら、急速充電を使用してあっという間に80%まで回復できる。ちなみに100%まで充電した場合、280kmを走れる表示が出ていたと記憶している(当時は寒い季節で暖房を使用した)。ちょっとした遠出も十分に対応可能。「EVなんて不便」という印象は全く抱かなかった。そこで薄々と「将来はEVもアリだな」と思ったのだ。

VOL.20
VW「ID.4」オーナーはアウトバーンを時速何キロで走る? [ID.4をチャージせよ!:その20]

9月上旬、スイスで開催された「ID.TREFFEN」(ID.ミーティング)を取材した際に、参加していた「ID.4」オーナーに、そのクルマを選んだ理由などを聞きました。 フォルクスワーゲン一筋 鮮やかな“キングズレッドメタリック”のID.4で登場したのは、ドイツのハノーファーからはるばるスイスに駆けつけたデュブラック・マルクスさん。「フォルクスワーゲンT3」のTシャツを着ているくらいですから、かなりのフォルクスワーゲン好きと見ましたが、予想は的中! 「18歳で免許を取ってからこれまで30年間、フォルクスワーゲンしか買ったことがないんですよ」という、まさにフォルクスワーゲン一筋の御仁でした。 彼の愛車はID.4のなかでももっともハイパフォーマンスな「ID.4 GTX」。日本未導入のこのグレードは、2モーターの4WD仕様で、最高出力220kW(299PS)を発揮するというスポーツモデル。こんなクルマに乗れるなんて、なんともうらやましいかぎりです。 そんなマルクスさんにID.4 GTXを購入した理由を尋ねると、「これからはEVの時代だと思ったので!」と明確な答えが返ってきました。とはいえ、ID.ファミリーのトップバッターである「ID.3」が登場した時点ではすぐに動き出すことはありませんでした。「1年半くらい前にID.4 GTXを試乗する機会があって、踏んだ瞬間から力強くダッシュするID.4 GTXのパンチ力にすっかり惚れ込んでしまい、即決でしたよ(笑)」。

VOL.14
欧州メーカーはなぜ電気自動車に走ったのか?:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第14回

EVの知識を、最新情報から「いまさらこんなこと聞いていいの?」というベーシックな疑問まで、ベテラン・ジャーナリストが答えていく連載。今回は欧州メーカーの特集です。 日本市場参入が遅かった欧州製EV 日本市場では、欧州からの電気自動車(EV)攻勢が活発に見える。ドイツの「BMW i3」が発売されたのは2013年秋で、日本市場へは2014年春に導入された。 日本の自動車メーカーがEVを市販したのは、2009年の「三菱i-MiEV」の法人向けリースが最初で、翌2010年には「i-MiEV」も一般消費者への販売を開始し、同年に「日産リーフ」が発売された。「i3」の発売は、それより数年後になってからのことだ。 ほかに、フォルクスワーゲン(VW)は、「up!」と「ゴルフ」のエンジン車をEVに改造した「e-up!」と「e-ゴルフ」を2015年から日本で発売すると2014年に発表した。だが、急速充電システムのCHAdeMOとの整合性をとることができず、断念している。その後、VWは「e-ゴルフ」を2017年秋に販売を開始した。EV専用車種となる「ID.4」を日本に導入したのは、2022年のことだ。フランスのプジョーが、「e-208」を日本で発売したのは2020年である。 以上のように、欧州全体としては、EVへの関心が高まってきたのは比較的最近のことといえる。 くじかれたディーゼル重視路線 欧州は、クルマの環境対策として、自動車メーカーごとの二酸化炭素(CO2)排出量規制を中心に動いてきた。そして2021年から、1km走行当たりの排出量を企業平均で95gとする対処方法を考えてきた。EU規制は、販売する車種ごとのCO2排出量を問うのではなく、販売するすべての車種の平均値で95gを下回らなければならないという厳しさだ。 対策の基本となったのは、ディーゼルターボ・エンジンを使った排気量の削減と、出力の低下を補う過給器との組み合わせを主体としつつ、ハイブリッドによるさらなる燃費の向上である。 既存のディーゼルターボ・エンジンをできるだけ活用しようとする考えは、欧州メーカーが補機用バッテリーの電圧を世界的な12ボルトから、36ボルトや48ボルトに変更することによるマイルドハイブリッド化に注目してきた様子からもうかがえる。 ところが、2015年にVWが米国市場でディーゼル車の排出ガス規制を偽装していたことが明らかにされた。公的機関での測定では規制値を満たすものの、実走行で急加速などした際に基準を上回る有害物質が排出され、それによって力強い加速を得られるようにした制御が発覚したのである。その影響は、VW車だけでなく、アウディなどVWグループ内に広く影響を及ぼした。

VOL.3
ボルボは新型EVの「EX30」でインテリアに新たな価値を与え、空間を最大限、利用する!

ボルボはEX30の室内で多くの新たなチャレンジを行なっていると謳う。その詳細を小川フミオ氏が訊いていく。連載1回目はこちら、2回目はこちら。 冷たさの排除し素材を“素直”に使う EX30のインテリアが、他車と決定的に違うのは、金属的な表面処理がほとんど見当たらないこと。それは意図的にそうしたのだと、インテリアデザインを統括するリサ・リーブス氏は言う。 「心したのは、冷たさの排除です。使う素材はオネスト、つまり木に見えるものは木であり、また同時に、リサイクル素材を人間にやさしいかたちで使用しました」 インテリアは「ブリーズ」(やさしい風)をはじめ「ミスト」(もや)、「パイン」(松)それに「インディゴ」と4種類(日本はそのうち「ブリーズ」と「ミスト」を導入)。 「ブリーズを例にとると、デザインインスピレーションはサマーデイズ。シート表皮の素材はピクセルニットとノルディコ、ダッシュボードの飾り材はパーティクル、そして空気吹き出し口のカラーはブルーです」 リーブス氏は説明してくれる。 「ピクセルニットはPETボトルをリサイクルしたもの。それを3Dニッティング(立体編み)プロセスでシート用素材にしています。組み合わせるノルディコは、PETボトルなどのリサイクル素材、北欧で計画的に伐採された木から採取された素材、リサイクルされたワインコルクなどで作られたテキスタイルです」 ダッシュボード用のパーティクルは、窓枠やシャッターを中心に工業廃棄物であるプラスチックを粉砕したものだし、フロアマットは漁網をリサイクルしたという。 「リサイクル材とともに、インテリアは雰囲気を統一したので、私たちは“ルーム”という名を与えています。インディゴの場合、デザインインスピレーションは”夜のはじまり”で、デニムをリサイクルしたときに余る糸を使った素材をシート表皮に使っています」 シートじたいは「スニーカーにインスパイアされた形状」(メイヤー氏)だそうだ。

VOL.2
ボルボの新型電気自動車「EX30」にはスターウォーズのデザインが取り入れられている!?

エンジンの回転の盛り上がりには、時に人間的な表現が用いられる。しかしBEV(バッテリー電気自動車)はエンジンもなく無音なため、より無機質な、機械的な印象が強くなる。ボルボはそんなBEVに人間的な要素を入れたと主張する。連載1回目はこちら。 どことなく楽しい感じの表情 ボルボEX30は、いってみれば、二面性のあるモデルだ。ひとつは、地球環境保全(サステナビリティ)を重視したコンセプト。もうひとつは、大トルクの電気モーターの特性を活かしたスポーツ性。 デザイナーは「いずれにしても、BEVと一目でわかってもらうデザインが重要と考えました」(エクステリアデザイン統括のTジョン・メイヤー氏)と言う。 「もちろん、昨今ではICE(エンジン車)かBEVか、デザインをするときあえて差別化をしないのが世界的な流れです。ただし、私たちとしては、スカンジナビアデザインの原則を守りつつデザインしました」 メイヤー氏の言葉を借りて、この場合のスカンジナビアデザインの肝要を説明すると「形態は機能に従う」となる。 「そこで、上部に開口部とグリルはもたせないようにしようと。ただし(インバーターなどのために)空気を採り入れる必要はあるので、下にインレットは設けています」 ボルボ車のデザインアイディンティティである「トール(神の)ハンマー」なる形状のヘッドランプも採用。ただし、カバーで覆った一体型でなく、四角いLEDのマトリックスが独立しているような形状があたらしい。 「そうやって出来上がったのがこのデザインです。顔になっていて、そこには眼があって、鼻があって、口があるんです。どことなく楽しいかんじで、これまで以上に人間的な表情を実現しました」 暴力的でもなければ、ロボット的でもない。メイヤー氏はそこを強調した。

VOL.1
ボルボの新型電気自動車「EX30」は、相反する2面性を合わせ持つ文武両道なクルマ

ボルボの新たなBEV(バッテリー電気自動車)として、ついに10月2日から「サブスク」モデルの申し込みが始まるEX30。この「ボルボ史上最小のBEV」はどのように開発されたのか。ミラノで行われたワールドプレミアに参加した小川フミオ氏が関係者の声とともに振り返る。 スカンディナビアン+デジタル 2023年6月に登場したEX30は、コアコンピューティングテクノロジーを大胆に採用する、ボルボの新世代BEV。 内容にとどまらず、同時に、デザイン面でもさまざまな大胆な試みがなされているのも特徴だ。 いってみれば、伝統的ともいえるスカンディナビアンテイストに、デジタライゼーションの融合。 「私たちのデザイン的価値のすべてを小さなフォーマットで具現」したモデルと、ボルボ・カーズはプレスリリース内で謳う。 「非常に電気自動車的なデザインで(中略)閉じられたシールド(フロントグリルの開口部のこと)とデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライト」がフロント部の特徴とされる。 さらに新世代BEVとしてボルボが狙ったものはなんだろう。ミラノでの発表会において出合った担当デザイナー(たち)に、デザインの見どころと背景にあるコンセプトを取材した。

VOL.5
「BMW iX xDrive50」の高速電費は我慢不要! ロングドライブにうってつけのEV

[THE EV TIMES流・電費ガチ計測] THE EV TIMES(TET)流電費計測の5回目を、8月に「BMW iX xDrive50」で実施した。車高の高いSUVにもかかわらず、高速巡航時に電費が低下しにくいのが特徴だ。その詳細をお伝えする。 ※計測方法などについてはこちら、試乗記はこちらをご覧ください。 100km/h巡航でどんどん行こう iX xDrive50のカタログに記載された「一充電走行距離」は650km(WLTC)で、電池容量は111.5kWhだ。650kmを実現するには、電費が5.83km/kWh(以後、目標電費)を上回る必要がある。 各区間の計測結果は下記表の通り。5.83km/kWhを上回った場合、赤字にしている。 これまでのTETによる電費計測で初めてA区間の往路と平均で目標電費を超えた。A区間のように標高差が少ない場所では同じ状況になり得る、つまり100km/h巡航で一充電走行距離の650km近くを走破できる可能性がある。   100km/h巡航でも600kmは走れそう 各巡航速度の平均電費は下表の通りだ。「航続可能距離」は電費にバッテリー総容量をかけたもの、「一充電走行距離との比率」は650kmに対して、どれほど良いのか、悪いかだ。 iXのエクステリアは、大きなキドニーグリルが特徴的だ。ざっくり言えば全長5m、全幅2m、全高1.7m、車重2.5トンの堂々としたボディだが、Cd値が0.25と優れている。 100km/h巡航におけるiXの電費は、5.71km/kWhであった。絶対的な数値としては決して高くないが、一充電走行距離との比率を計算すると98%と、これまでにTETが計測したデータの中で最高の結果を記録した。120km/h巡航でもこの数字は78%であった。 つまり、iXは高速巡航でも電費の低下が少ないEVだといえる。 ちなみに、過去に計測したメルセデス「EQE 350+」は、この100km/h巡航時の比率が90%だった。EQEはセダンボディで背が低く、Cd値0.22で、高速巡航には有利であることを考えても、iXの98%という数字の凄さが分かる。 この結果は、空力性能の良好さと高効率なパワートレインの賜物ではないかと思う。BMWが「テクノロジー・フラッグシップ」「次世代を見据え、長距離走行が可能な革新的な次世代電気自動車」と謳っているだけのことはある。これらの記録を塗り替えるクルマが現れるのか、今後の計測が楽しみだ。   各巡航速度ごとの比率は以下の通り。80km/hから100km/hに速度を上げると21%電費が悪くなる。120km/hから80km/hに下げると1.6倍の航続距離の伸長が期待できる。

VOL.19
ぐっとパワフルな2024年モデルのフォルクスワーゲン「ID.4」をミュンヘンで緊急試乗! [ID.4をチャージせよ!:その19]

コンパクトSUVタイプの電気自動車「ID.4」が2024年モデルにアップデート。この最新版をドイツ・ミュンヘンでさっそく試乗しました。 モーターのパワーは60kW増し 「ID.4」が2024年モデルにアップデートし、コックピットのデザインが様変わりしたことは、前回のコラムで述べました。さらに今回の仕様変更では、走りにかかわる部分にも手が加えられています。 一番の変更が、新開発のモーターが搭載されたこと。フォルクスワーゲンでは、ID.ファミリーのプレミアムセダンである「ID.7」に、新たに開発した「APP550」型の電気モーターを採用しました。最高出力は210kW(286PS)と実にパワフルです。これが2024年モデルの「ID.4プロ」にも搭載されることになりました。これまでの「ID.4プロ」の最高出力が150kWですので、出力は60kW、4割増しという計算。最大トルクも従来の310Nmから545Nmとなり、こちらは75%の大幅アップです。 バッテリー容量は77kWhで変更はありませんが、2024年モデルからはバッテリーの“プレコンディショニング機能”を搭載し、冬の寒い時期、充電前にバッテリー温度を高めておくことで充電量の低下を抑えることができます。これはうれしい! 他にも、可変ダンピングシステムのDCC(ダイナミックシャシーコントロール)の改良なども行われ、果たしてどんな走りを見せてくれるのか、興味津々です。 早く乗ってみたいなぁ……と思っていたら、なんとうれしいことに、発表されたばかりの2024年式ID.4 プロ・パフォーマンスを、ドイツ・ミュンヘンで試乗するチャンスに恵まれました。試乗時間は約20分と超ショートですが、わが愛車のID.4 プロ・ローンチエディションと比較するには十分な時間です。

VOL.18
ミュンヘンで「ID.4」の2024年モデルに遭遇! [ID.4をチャージせよ!:その18]

ミュンヘンモーターショー(IAA)のメイン会場近くで、フォルクスワーゲンがメディア向けイベントを開催。そこで、2024年モデルの「ID.4」に遭遇しました。 見た目は同じ イベントスペースのパーキングに待機していたのは、“コスタアズールメタリック”のボディが爽やかな「ID.4 プロ・パフォーマンス」。日本のラインアップにはないボディカラーに目を奪われますが、エクステリアデザインはこれまでと同じで、私の愛車の「ID.4 プロ・ローンチエディション」との違いは1インチアップの21インチホイールが装着されていることくらいです。 ところが運転席に座ると、コックピットの眺めに違和感が! マイナーチェンジでもないのに、コックピットのデザインが私のID.4 プロ・ローンチエディションと大きく変わっていました。 ご存じのとおり、フォルクスワーゲンなど多くの輸入ブランドでは“イヤーモデル制”を採用していて、毎年のように細かい仕様変更を実施。エクステリアデザインは一緒でもパワートレインや装備が変わるというのはよくあること。この2024年モデルでは、インテリアのデザインまで様変わりしていたのです。 真っ先に気づいたのが、ダッシュボード中央にあるタッチパネルがリニューアルされていること。2022年モデルのID.4 プロ・ローンチエディションでは12インチのタッチパネルが搭載されていますが、この2024年モデルでは12.9インチにサイズアップが図られたのに加えて、デザインも一新され、明らかに使い勝手が向上していました。

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