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スバルEVラインアップの末弟「アンチャーテッド」! 果たして日本導入はあるのか……というか導入お願いします!!


TEXT:山本晋也 PHOTO:スバル/THE EV TIMES
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「アンチャーテッド」の日本導入を期待する声

スバルのEV(電気自動車)といえばトヨタと共同開発した「ソルテラ」がおなじみですが、そこに新顔が登場しました。それが「トレイルシーカー」です。

トレイルシーカーを手短に紹介すれば、EVの基本アーキテクチャーはソルテラと共有しながら、ボディ後端を155mm伸ばしたことで、ソルテラの4割増しとなる633リットルの荷室容量を実現したEVフラッグシップです。ユーティリティ性能を高めただけでなく、後輪モーターの性能を上げることで、AWDのシステム最高出力は380馬力とソルテラよりパワフルになっています。0-100km/h加速4.5秒というパフォーマンスは、過去のボクサーターボ搭載モデルを含め、スバル史上最速レベルとなっているのも特徴です。ボディを大きくして、パワフルな性能を与えられたスバルのEVフラッグシップといえます。

スバル・トレイルシーカーのフロントスタイリング

こうした、ソルテラとトレイルシーカーの関係は、ボクサーエンジンを積んだスバルSUVの伝統に通じるものを感じます。かつてのフォレスターとレガシィアウトバックの関係は、そのままソルテラとトレイルシーカーのポジショニングといえるでしょう。

だとすれば、レガシィアウトバックを長兄としていたスバルSUV兄弟の末っ子「クロストレック」に相当するEVラインアップが存在してしかるべき……と思うでしょうし、まさにスバルEVの末っ子にあたるモデルは発表されています。

それこそが、2026年にアメリカ市場への導入を予定している「アンチャーテッド(UNCHARTED)」。この車名は、「地図に載っていない、未知の」を意味するもので、まさにSUVらしいアクティブさを表現しています。

スバル・アンチャーテッドのフロントスタイリング

末っ子らしさを示すのが、ソルテラより全長を約170mmも短くしていること。取りまわしのよさや軽快感をアピールするスタイリングとなっているのです。

ボディの小さなEVですが、機能面では兄貴分に劣ることはありません。アンチャーテッドの搭載するバッテリー総電力量は74.7kWh。これは、ソルテラやトレイルシーカーと同じスペックであり、EVアーキテクチャーを共有していることを示しています。

スバル・アンチャーテッドのリヤスタイリング

なお、アンチャーテッド(アメリカ仕様)のシステム最高出力はFWDが221馬力、AWDは338馬力と発表されています。こちらはソルテラと同等といえます。

フォレスターとクロストレックがいずれも2.5リッターストロングハイブリッドを積んでいながら、ボディサイズやスタイリングで差別化しているのと相通じる部分があります。

まとめると、スバルのEV SUVにおいて、長兄トレイルシーカー、次男ソルテラ、末っ子アンチャーテッドという伝統的な3兄弟の関係が実現しているのです。

スバル・アンチャーテッドのサイドビュー

ひとまずアンチャーテッドは、アメリカ市場向けということで、日本ではトレイルシーカーとソルテラの兄弟ということになりそうです。

とはいえ、スズキeビターラや日産リーフなどの手頃な価格のEVへのニーズが高まっている昨今ですから、おそらく兄貴分より安価になると考えられるアンチャーテッドの日本導入を求める声も大きくなっていくことでしょう。

FWDグレードの一充電走行距離は、ソルテラが746km、トレイルシーカーは734kmとなっています。ボディが小型となるアンチャーテッドでは800kmに迫るスペックが期待できるかもしれません。ロングツーリングを実現するスバルのEVバリエーションとしての価値も生まれそうです。

スバル・アンチャーテッドのメーター

はたして、スバルが日本市場の声に応えてくれるかどうか、現時点ではまったく確定情報はありません。しかし、ソルテラ、トレイルシーカーという流れを考えれば、末っ子のアンチャーテッドが登場するのは既定路線と見えます。電動化時代のスバル3兄弟の実現は、おおいに期待できるのではないでしょうか。

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