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2000馬力のEVスーパーカーもリーフも同じ金額! 自動車税の面でEVはめちゃくちゃ優遇されている


TEXT:御堀直嗣 PHOTO:ポルシェ/TET 編集部
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EVは1リッター以下の区分に該当

毎年、5月末までに支払うクルマの税金が、自動車税であり、軽自動車税だ。この税金は、エンジン排気量を基準に税額が定められている。では、エンジンのない電気自動車(EV)は、無税なのか?

答えは、NOだ。EVも自動車税を支払っている。ただし、エンジン車より割安ではある。

登録車の場合、エンジン排気量の区別は、1ッター以下から6リッター超えまで、10段階に分けられている(東京都)。そしてEVは、もっとも排気量が少ない1リッター以下に該当するとされ、その税額は2万5000円だ。

そのうえで、新車で新規登録を行った場合は、グリーン化特例により、最初の1年分のみおおむね75%の軽課の扱いになる。以後、2万5000円というわけだ。

EVの税額は車格の大小を問わず同一である。5ナンバーEVのヒョンデ・インスターからポルシェ・タイカンなど超高性能EVまで同額になる。

たとえばポルシェ911のカレラ4 GTSは、エンジン車で水平対向6気筒の排気量が3.591リッターだから、6万5500円(令和元年10月1日以降に初度登録)の自動車税額になる。したがってタイカンは、その半分以下でしかない。

軽自動車は、エンジン排気量が660ccと一律なので、それ以上もそれ以下もなく、EVを含め1万800円だ(東京都港区)。ただ、登録車の事例と同じように、新車を新規登録した翌年5月の税額は、グリーン化特例の75%軽減対象車にEVは当てはまるので、2700円になる。

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