72.6kWhの「動く蓄電池」と暮らす! 太陽光 × EVで実現するスマートハウス生活のリアル
2022年、千葉の一戸建てに10kWの太陽光パネルを導入したが、家庭用蓄電池の高額さと容量制限という壁に直面。そこで、家庭用の3倍以上の大容量(72.6kWh)を持ち、容量単価も安く「人・モノ・電力」を運べる電気自動車「IONIQ 5」に着目した。エネルギーを自給自足する先進的な暮らしに惹かれ、導入を決意。本連載では、太陽光発電と大容量EVを繋いだスマートハウス生活のリアルをお届けいたします。日々取得するデータをもとに、自給自足ライフの楽しさや効率性だけでなく、実際に住んで分かった大変な苦労やハプニングまで本音で共有していくのでお楽しみにしてくださいね!
「このBEVで、私の家は完成!」ヒョンデ「IONIQ5オーナー」〈ななみん〉のエネルギーライフハック
2022年、わたしがHyundai社の電気自動車「IONIQ5」を人生ではじめてマイカーとして自腹で購入したときに頭の中にあったのは、電気自動車ならではの加速性能でも、最新の運転支援システムでもありません。
リモートワーク主体の働き方が当たり前となった2022年、千葉に一戸建ての家を購入。約200平米という少し広めの家のため、10kWの太陽光パネルを搭載したのですが、昼間は使いきれない電力を発電するので、余った電力を貯めておく“家庭用蓄電池”を検討したところ、住宅設備としての家庭用蓄電池は最大20kWhまでしかなく非常に高価である、という現実にぶち当たったのです。
一方、電気自動車を大きな蓄電池として捉えると、例えばIONIQ5はバッテリー容量が72.6kWh(新型は84kWh)ですから、家庭用蓄電池の3倍以上のバッテリーサイズで、バッテリー容量単価を計算すると非常に安い。そして何といっても、一度設置すると動かせない“家庭用蓄電池”とは異なり、電気自動車には4つのタイヤがついており、人やモノ、電力を運ぶことができる!
IONIQ5を家につなぎ、電気代やガソリン代の高騰に怯えることのない理想の生活を!
72.6kWhという巨大なバッテリーを積んだIONIQ5を家につなぎ、電気代やガソリン代の高騰に怯えることのない理想の生活。なんといっても、エネルギーを供給する電力会社やガソリン会社に頼りすぎることなく、自らエネルギーを創り出して効率良く電力を使うことができる家って、“発電所”兼“工場”のようでハイテクで、とってもカッコイイ!
という経緯で、電気自動車普及率約3%(2025年通年、新車販売ベース)の時代に、私は一足先に電気自動車IONIQ5を導入し、その魅力に取り憑かれ、発信を続けてきました。
大バッテリーを積んだBEVがあるからこそできる、効率的で楽しいエネルギーライフ!
今日から始まるこの連載では、大きなバッテリーを積んだ電気自動車があるからこそできる、効率的で楽しい生活の模様や、想定以上に大変だったこと、ハプニングなどをお伝えしたいと思っています。実際にわたしが「スマートハウス(太陽光発電で電気をつくり、蓄電池や電気自動車にため、HEMSを使って家庭内の電力を最適に使う住宅)」に住み、電気自動車に乗り、日々データを取っているからこそ見える景色や、リアルな本音を読者の皆さんと共有したいと思っています。EVオーナーの方はもちろん、「いつかはEVを」と考えている方、あるいは単に新しいライフスタイルを覗き見したいという方にとっても、何かしらお役に立てれば幸いです。
■ななみんのIONIQ5スペック
| 利用開始 | 2022年8月 |
| 型式 | Hyundai IONIQ5 Voyage |
| バッテリー容量 | 72.6kWh |
■ななみんのスマートハウススペック
| 利用開始 | 2022年10月 |
| 場所 | 千葉県 |
| 太陽光パネル | エクソル社
10.64kW(380kW×28枚) ※システム容量9.5kW |
| HEMS | 以下を併用
・オムロン社 計測ユニット ・Nature社 Nature Remo E |
| V2H | ニチコン社
EVパワー・ステーション プレミアムPlus |
| EV充電器 | Wallbox社Pulsar Plus |
■ 5月のドライブレポート
| データ / 実績 | データ元、備考 | |
| 月間走行距離 | 232 km | 2026/5/1~2026/5/31 |
| 平均速度 | 28km/h | |
| 消費電力 | 33.12kWh | 2026/5/1~2026/5/30
(30日間) ※Hyundai公式アプリ 「Bluelink」より |
■5月のエネルギーレポート
| 太陽光発電電力量 | 1414.6 kWh | オムロン
計測ユニットより 2026/4/1~2026/4/30 |
| 売電電力量 | 379.4 kWh | |
| 買電電力量 | 213.4kWh | |
| 消費電力量
※EVへ充電 した電力も 含む |
1248.6 kWh |
| 売電料金 | 5,904円
(369.2kWh) ※買取価格 16円/kWh |
電力会社:
東京電力パワーグリッド 利用期間: 2026/4/20~2026/5/19 (30日間) |
| 買電料金 | 11,989円
(245.5kWh)
|
電力会社:
オクトパスエナジー 「ソーラーオクトパス」 プラン 利用期間: 2026/4/20~2026/5/19 |
★さらに詳しい情報はコチラをご覧ください
https://note.com/nanamin_kedama
ななみん :
通信会社に勤務。自転車シェアサービス立ち上げ、スマートフォンの開発管理(Samsung・SONY)、FinTechサービス(ポイント投資サービス、THEO+ docomo)の立ち上げ、越境日本酒販売サービスの企画開発を担当。入社から一貫して新規事業の企画・開発に取り組む。
副業では、大学からの受託業務(ハードウェアのプロトタイプ製作等)、スタートアップ企業のWebマーケティング等。
趣味は、IoTを使ったおうちハック、一戸建て自宅のスマートハウス化。太陽光発電システム・V2H・電気自動車を導入し「電力の自給自足」を実現し、電力やエネルギーマネジメントに関しても知見を有する。






















