国内のEV需要が巻き返しつつある
国内における2026年2月の最新EV販売動向が判明しました。トヨタ「bZ4X」と日産「リーフ」の販売台数が引き続き好調であるなど、「2026年・EVシフト元年」の到来について解説します。
まずこのグラフは、2020年以降のBEVとPHEVの合計台数、およびシェア率の変遷を示したものです。2月の最新データには日産「クリッパーEV」やホンダ「N-VAN e:」「N-ONE e:」、トヨタ「ピクシスEV」など一部の車種が含まれていないものの、データが確定した1月単体の新エネルギー車(BEV+PHEV)シェア率は3.12%と前年超えを達成しました。さらにBEV単体のシェア率も2.06%と、史上最高を記録した2023年に次ぐ数値をマークしています。国内のEVシフトが数年間の停滞を経て、いよいよ再び増加傾向に転じ始めているわけです。

それでは、国内でどのようなEVが人気なのか、26年以降の展望を確認しましょう。
まず、2025年の年間EV販売トップとなった日産は、2025年2月から13カ月連続で前年比マイナス成長に留まりました。とはいえ、フルモデルチェンジを果たした「リーフ」の販売台数は1175台。乗用車販売ランキング41位につけており、順調といえるでしょう。ちなみに「アリア」は3月に、「サクラ」も年内にマイナーチェンジが予定されています。しかし、EV性能に対するテコ入れは行われない見込みであるため、今後どれほど販売台数を維持できるかが注目されます。

次にテスラはおよそ1524台と、前年比3倍という急成長を実現しました。これはテスラジャパン史上最高の月間販売台数です。補助金の大幅増額が大きなプラスに働いていると考えるのが自然でしょう。独自の急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」は3月上旬時点で、累計149カ所(稼働中は146カ所)、734基に達しました。とくに2月から3月上旬にかけて、カインズ常滑店、ファミリーマート那覇天久店、レッドロブスター東京・上池台店に新設されています。

さらにトヨタは2月に2091台以上(ピクシスEVを除く)を販売し、前年比30倍以上という驚異的な伸びを見せました。とくに「bZ4X」は2070台と、乗用車販売ランキングでも30位につけており、41位の「リーフ」と共に国内のEVシフトを牽引しています。またbZ4Xの兄弟車として、スバル「ソルテラ」やレクサス「RZ」に加え、英国仕様などで話題の「bZ4Xツーリング」や「トレイルシーカー」も投入されます。スバルを含めた「トヨタ連合」から一気にEVが展開されることで、国内のEVに対する世論の風向きの変化にも期待したいと思います。2月からは軽商用EV「ピクシスEV」の発売もスタートしており、ダイハツやスズキとともに商用軽セグメントの電動化も加速しそうです。






















































