コラム
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新型bZ4Xを実走テスト! 航続距離と充電性能を徹底検証した


TEXT:高橋 優 PHOTO:EV Native
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トータルの実性能はかなり優秀

総評

まず航続距離テストについては、外気温は平均7℃程度と、真冬の厳しい環境とまではいかなかったものの、冬場の電費を分析するには十分な環境でした。新型bZ4X Z FWDの高速巡行においてもっとも参考になるEPA基準の航続距離は505km。よって、冬場に暖房を常時使用すると、カタログスペックと比較して約24.4%悪化するという結果となりました。

とはいえ、EVは冬場だと20〜30%程度航続距離が悪化します。そのうえでbZ4XはSOC0%以下に3kWh以上のバッファが残されており、カタログスペックではそのバッファまで含めて航続距離が算出されているため、それらを総合すると、24.4%の悪化というのはまずまずの結果だといえます。

次に充電性能テストについて、240kW級の急速充電器を使用した場合、SOC10%から80%までの充電時間は27.5分程度を達成しました。これは私が検証を行っている多くのEVのなかでも早い分類に該当します。

bZ4X充電

そして、27.5分間の充電時間で回復可能な航続距離を、航続距離テストの結果である382kmから概算すると、およそ267km。個人的にEVの経路充電において最低限必要な充電性能を「30分充電すると300km分程度の航続距離を回復可能」と定義しているため、その意味に、おおむね満足できる充電性能であるといえます。冬場における航続距離で計算していることから、夏場であれば25分程度で300km分の航続距離を回復できる計算です。このようにイメージしてみれば、新型bZ4Xの高い充電性能を容易にイメージできるはずです。

最後に、私がEV性能とは別の評価軸として独自設定している6つの項目についても確認しましょう。

・乗り心地:7.5/10ポイント
段差の突き上げもマイルドでありながらふわふわ感も少なめで、ファミリーSUVとして不満は少ないと感じた。さすがに20インチホイールを装着すると多少ゴツゴツするかも?

・静粛性:7.0/10ポイント(100km/h:63-65dB・120km/h:68-70dB)
新型からフロントサイドガラスに二重ガラスを採用。旧型比で静粛性は明確に向上。ただし120km/h巡行になると想像以上に静粛性が悪化。時速100km/h程度の速度域に最適化しているように感じた。

・自動運転支援機能:7.0/10ポイント
通常のレベル2機能に加えて自動車線変更機能も標準設定。ただし走行車線を走行時、ICへの分岐を通過する際に、その分岐方向の白線に引っ張られてレーンキープが不安定になる時がある。

・音響性能:7.0/10ポイント
9スピーカーシステム(JBL/システム最高出力:800W)
サブウーファーによる重低音を響かせながらでも高音領域も割合クリア。大衆ブランドのトヨタ車に搭載される9スピーカーシステムであることを踏まえると満足感は高いと感じた。

・回生ブレーキのフィーリング:7.5/10
bZ4Xにはステアリングに搭載されるパドルシフトにおいて4段階で回生力を調整可能。最大回生時の減速力も強めであり、回生なしのコースティング走行も可能。ただし完全停止には非対応。

・小まわり性能:7.5/10
最小回転半径は5.6mと、FWDのミッドサイズSUVとしては悪くない取りまわしを実現。

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