2025年11月の世界EV市場を俯瞰分析
2025年11月最新における世界全体でのEV販売動向が判明しました。EVシフト減速といわれるなか、世界全体でどれほどEVシフト進んでいるのかを分析します。
世界全体でのバッテリーEV(BEV)とPHEVの販売台数の合計は、史上2番目の多さとなる200万台を突破したものの、前年同月比+7%と成長率が鈍化しているように見えます。PHEVは前年同月比-1%と中国市場の需要減少が顕著なものの、BEVは+12%と成長しており、やはりPHEV販売台数の伸びが停滞しているのです。
新車販売全体に占めるBEVとPHEVの合計販売シェア率も、11月単体で29%に到達しました。その一方で、2024年11月は28%だったことを踏まえると、シェア率は前年比でたったの1ポイントしか伸びておらず、販売台数とともにシェア率も鈍化傾向にあることがわかります。ただし、中国とアメリカを除いたその他の地域のEV販売台数は前年比+37%と増加している点には注意が必要です。
また、BEV単体における販売シェア率は11月単体で20%と、すでに世界全体で売れた車両の5台に1台がBEVに置き換わっています。さらに1月から11月通しにおけるBEVシェア率も17%に到達しており、2024年全体の14%から着実に成長している様子が見て取れます。
いずれにしても、中国市場におけるPHEV販売は停滞状態であり、アメリカ市場が税額控除の終了によってEV販売が大きく失速するものの、欧州やそのほかの地域におけるBEV販売が大きく伸びているという状況です。
実際に世界全体から中国市場を除いたEV販売動向では、BEVシェア率は11.9%に到達しており、2023年以降着実に成長している様子が見て取れます。よって、世界全体のEVシフトはEVに対する税制優遇を行う中国だけが成長しており、そのほかのマーケットでは成長していないという言説は誤っているといえるのです。
それでは、2025年末において世界ではどのようなEVが人気であったのかを分析しましょう。2025年11月単体におけるBEVとPHEVの人気車種ランキングトップ20について、テスラ・モデルY、Hong Guang Mini EV、テスラモデル3、Galaxy Xingyuan、BYDシーガルが上位トップ5にランクインしました。またBYDはトップ20のうち10車種を席巻しており、大きな存在感が伺えます。
また、8位にはシャオミYU7がランクインしました。YU7は中国のみ発売されており、その需要の高さを容易にイメージできるはずです。さらにAITO M7やBYDのFang Cheng Bao Tai7という中国専売の人気EVが上位にランクインしており、改めて中国市場のボリュームの大きさを感じます。





















































