2代目ヴェゼルをベースにした新世代BEV、満を持して登場
そこでホンダが2021年に投入したのが電動サブブランド「e:N」シリーズだ。
第一弾モデルは広汽ホンダから「e:NP1」、そして東風ホンダからは「e:NS1」として販売され、これまではイマイチ垢抜けない印象だったホンダの電動化政策を刷新させたのである。
e:NP1/e:NS1は先述の中国向けBEVと同じくヴェゼルをベースとしているが、今回は2021年に登場したばかりの2代目ヴェゼルとなり、中国の消費者が気にする「先進性」も十分だ。
また、ベースとなるヴェゼルを開発する段階でe:NP1/e:NS1を見据えた設計もおこなっているだろうから、単に年数の経過したモデルを無理矢理BEVに仕立て上げたのではないというのは、実際に試乗してもなんとなく感じられた。
ちなみに「e:N」シリーズは当初中国向けのサブブランドとして案内されていたが、のちにe:NP1/e:NS1の欧州向けモデル「e:Ny1」が発表されたので、どうやら世界戦略サブブランドとして展開していくつもりなのだろう。
| Vol.2へ続く | 見た目は大事!ホンダの電気自動車「e:NP1」がスタイルキープのためにとった工夫とは |
ホンダ e:NP1(53.6kWhモデル)
| 全長:4,388mm 全幅:1,790mm 全高:1,560mm ホイールベース:2,610mm 車両重量:1,652-1,686kg 乗車定員:5名 交流電力量消費率:136Wh/km(CLTCモード) 一充電走行距離:420km(CLTCモード) 最高出力:134kW(182ps) 最大トルク:303 Nm(31.61 kgm) バッテリー総電力量: 53.6kWh モーター数:前1基 トランスミッション:1速固定式 駆動方式:FWD フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式 リアサスペンション:トーションビーム式 フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ディスク タイヤサイズ:前225/50R18、後225/50R18 最小回転直径:5.7m 車両本体価格:約3,498,000円 |
ホンダ e:NP1(68.8kWhモデル)
| 全長:4,388mm 全幅:1,790mm 全高:1,560mm ホイールベース:2,610mm 車両重量:1,683-1,696kg 乗車定員:5名 交流電力量消費率:136Wh/km(CLTCモード) 一充電走行距離:510km(CLTCモード) 最高出力:150kW(204ps) 最大トルク:303 Nm(31.61 kgm) バッテリー総電力量: 68.8kWh モーター数:前1基 トランスミッション:1速固定式 駆動方式:FWD フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式 リアサスペンション:トーションビーム式 フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ディスク タイヤサイズ:前225/50R18、後225/50R18 最小回転直径:5.7m 車両本体価格:約4,358,000円 |
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