走る楽しさから、電気を届ける喜びへ。水素でつながる〈TOYOTA MIRAI CLUB〉
水素で発電し、モーターで走るトヨタの燃料電池自動車「MIRAI」。 その愛車をきっかけに集まった仲間たちが、交流を楽しみながら、水素の新しい使い方にも取り組んでいます。オーナーズミーティングからモータースポーツや音楽ライブへの電源供給まで、TOYOTA MIRAI CLUBの様々な活動について管理人を務める大谷さんにご紹介いただきました。
Facebookから広がった、MIRAIと水素の仲間づくり
こんにちは。TOYOTA MIRAI CLUBの大谷和央です。現在は現行の二代目MIRAIに乗っています。 初代が出た頃からFCEVに興味を持ち、購入のタイミングを見計らっていたところ、二代目の話が浮上しました。そのスタイリングに一目惚れし、発売と同時に発注(笑)。そして今に至ります。
TOYOTA MIRAI CLUBは、2020年5月31日に開設されたFacebookグループから始まりました。私はこのクラブの創設者から引き継いだ二代目の管理人です。MIRAIオーナーだけでなく、購入を検討している方や、燃料電池自動車・水素に興味を持つ方も集う情報交換の場として活発に活動しています。日々の話題は、水素ステーションの情報やドライブの体験、愛車の使い方などさまざまです。国内に加え、海外のメンバーからも情報が寄せられています。MIRAIに乗って感じる魅力はもちろん、水素充填や長距離移動で気になることも、実際に使っている仲間同士で共有できる。それが、このコミュニティの大きな価値だと考えています。
オーナーズミーティングで、オンからオフへ仲間と顔を合わせる
オンラインでの交流を、実際の出会いにつなげるのがオーナーズミーティングです。 2023年の第1回にはトヨタ博物館に約40台のMIRAIが集まりました。第2回も同会場で開催し、2025年の第3回は箱根のアネスト岩田ターンパイクへ50台を超えるMIRAIが集結しました。そして2026年は、静岡県の日本平ホテルにてランチミーティングをおこないました。ホテルの広大な芝生広場にMIRAIを並べ、クラブ員の皆様にも大いに満足していただけたと思います。
初代と二代目が並び、愛車を見比べながら、普段の使い方やそれぞれのMIRAIとの思い出を語り合う。SNSでやり取りしていた仲間と直接会えることも、ミーティングならではの楽しみです。開発者やデザイナーの方々にご参加いただき、開発秘話を聞いたり、オーナーの質問に答えていただいたりする機会もありました。箱根では希望者によるエコランラリーも実施し、走る楽しさを分かち合いながら愛車への理解を深める集まりになっています。
愛車のMIRAIで、WRCやスーパー耐久を支える
クラブの活動は、交流だけにとどまりません。MIRAIが水素から生み出す電気を、イベントの現場で活用する給電活動にも取り組んでいます。
WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンでは、メンバーが所有するMIRAIを使い、一部の競技区間の運営や観戦エリアへの電源供給に協力しました。普段乗っている愛車が、大会を支える電源として働く。オーナーだからこそ参加できる、MIRAIならではの活動です。さらに、2025年のスーパー耐久・富士24時間レースでは、クラブ内の「FCEV給電部」の仲間が4台のMIRAIを持ち寄り、イベント広場の各ブースへ給電しました。会場では、給電している車両を見た来場者から直接質問をいただくこともあります。そこで説明するのは、日頃からMIRAIに乗っているオーナー自身。発電や給電の仕組みだけでなく、普段のカーライフも含めて、水素を身近に感じてもらえる貴重な機会になっています。
元ダカール・ラリーストの寺田昌弘さんと広がる、MIRAIの新しい楽しみ方
こうした給電活動を紹介するうえで欠かせないのが、クラブメンバーの寺田昌弘さんです。 寺田さんは、1997年にプライベーターとしてダカールラリーに初参戦し、トヨタ車体のダカールラリーチームでもドライバーを務めた元ダカール・ラリースト。世界50カ国以上をクルマで走り、各地の人々の暮らしとクルマの関係を見つめてきたコラムニストでもあります。そんな寺田さんも、私たちと同じMIRAIオーナーの一人です。初代MIRAIから現在は二代目へと乗り継ぎ、走る楽しさとともに、水素で生み出した電気を活用する楽しみを広げています。その代表的な活動が、LUNA SEAのライブなどでの給電です。ご自身のMIRAIを会場に持ち込み、楽器などに電源を供給。音楽の現場で、燃料電池自動車の新しい使い方を実践してきました。
こうした経験をクラブの仲間にも共有し、「自分のMIRAIでもやってみたい」というオーナーたちとともに、ラリージャパンやスーパー耐久での給電活動へとつなげています。ラリージャパンでは、寺田さんが関係者との調整やオーナーへの声かけを行い、各地で給電するメンバーのスケジュールや連絡体制を整えてくれました。モータースポーツの現場を知る寺田さんと、日頃からMIRAIを使うオーナーたちが力を合わせ、愛車で大会を支える活動が実現したのです。好きなクルマで、好きな音楽やモータースポーツを支える。寺田さんと我々の活動は、MIRAIを所有する喜びに、電気を届けて誰かの役に立つ喜びを加えています。
楽しみながら、水素の可能性を伝えていく
イベントで給電を経験することは、災害や停電時に愛車の電気を活用するための実体験にもつながります。日頃から仲間と使い方を学び、実際に活用する機会を持つことを大切にしています。
私たちが伝えたいのは、水素社会という言葉だけでは見えにくい、身近な使い方です。ドライブを楽しむ。仲間と集まる。そして、愛車でイベントに電気を届ける。そんな体験を通じて、MIRAIと水素の可能性を知っていただければと思っています。MIRAIにお乗りの方も、これから購入を考えている方も、水素に興味がある方も。ぜひFacebookの「TOYOTA MIRAI CLUB」をご覧ください。MIRAIをきっかけに、人とつながり、楽しみが広がる。これからも仲間と一緒に、その輪を育てていきたいと思います。
Facebookグループ: https://www.facebook.com/groups/258061858734515/
TOYOTA MIRAI CLUB 大谷和央:
初代が出てからFCEVに興味を持ち購入のタイミングを見計らっていたところ二代目の話しが浮上しそのスタイリングに一目惚れ、発売と同時に発注(笑)しいまに至ります。」 以前はトヨタが多く次にホンダ、最近ではメルセデス、レクサスからミライに乗り換えました。
































