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丸型ハンドルはもはや邪魔! 納車したてのモデルYをアフターパーツのヨークタイプに変えたら快適すぎた【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その7】


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:琴條孝詩
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意外なほど上出来な中華製品

<白い内装には、白いハンドルを>

私のジュニパーはホワイト内装。じっと内装を眺めていると、今度は「ステアリングも白で揃えたい」という欲望がむくむくと湧いてくる。これもまた、沼のイチ形態なのか!?

しかし、旧モデルYのときに装着してもらった業者にはなく、当時国内には、私が望む「ホワイトで、サイドにカーボンが入ったデザイン」のヨークステアリングが見当たらなかった。そこで登場するのが、おなじみのアリエク(AliExpress)だ。テスラ関連のアクセサリーはアリエクの得意とするところで、ジュニパー対応のヨークステアリングも多数出品されている。

モデルYが2025年に世界でもっとも販売されたクルマであることを考えれば当然で、iPhoneのように世界中のメーカーがアクセサリーを競うように製造・販売している状況と、まったく同じことがクルマでも起きているわけだ。以前も紹介したフロアマットしかり、今回のステアリングしかり。テスラのアクセサリー市場は、想像以上に奥が深い。

いくつかのショップを見比べ、価格と評価とデザインを天秤にかけながら、信頼できそうなショップを選んでポチッと発注。到着の目安は10日ほどとのことだった。同時にホワイトのアームレストカバーもカートに入ったのは指が滑ったことにしておこう。

テスラ・モデル3のインテリア

<5日で届いた、という計算外の喜び>

ところが待つこと5日、予定より大幅に早く”モノ”が手元に届いた。開封してまず確認するのは、ホワイトの色味だ。内装のホワイトと並べてみると違和感なく揃っている。「よし」と、ひとりうなずいた。

取り付けは、最初からDIYをあきらめている。テスラのステアリングは相当しっかりと固定されているそうで、取り外しには専用工具と相応の筋力が必要だという話だ。ならば、もち込みで対応してくれるショップを探すしかない。テスラを扱える整備工場はそう多くないのだが、検索と問い合わせを重ねて、新型モデルYのステアリング交換実績があるショップを自宅から1時間ほどの場所に見つけた。メールで「もち込みは大丈夫ですか?」と確認し、OKをもらって日時を予約する。

作業にかかった時間は小一時間。問題なくヨークステアリングが装着された。ホワイトのハンドルがホワイトの内装にすっぽり収まった光景を前に、「ああ、これを求めていたんだ」という既視感のある満足感が、じんわりとやってきた。運転してみれば前方はいつもの”あの広さ”。快晴の今日、海岸沿いのドライブ、青空を感じる——快適だ。

テスラ・モデル3のヨークステアリング

<ウインカーは”ボタン”に変更>

そして最後に、もうひとつの仕掛けを紹介しよう。このヨーク・ステアリングの裏側、左右それぞれ、人差し指が届く位置に小さなボタン・スイッチを取り付けている。左を押すと左ウインカー、右を押すと右ウインカーが点滅する仕組みだ。ハンドルを握ったまま、指をわずかに動かすだけで操作できるこの感覚は、慣れてくるとじつに自然で、むしろウインカーレバーへ手を伸ばすほうが面倒に感じてくるほどだ。

このボタン、「S3XYボタン」という製品だ。ブルガリア発のENHANCEというメーカーが手がけるアクセサリーで、テスラのシステムと接続することでウインカー以外にも、オートパイロットの操作やワイパーの制御など、さまざまな機能を物理ボタンに割り当てられる。いわばテスラを”ハック”する魔法のガジェットといったところで、この詳細については次回以降にじっくりと紹介したい。

S3XYボタン

ヨークステアリングにボタン式ウインカー。ジュニパーはまた一段、私好みの仕上がりになってきた。こうして少しずつ自分仕様に完成していくクルマを眺めていると「次はなにを変えようか」という思考が止まらなくなる。いやいやダメダメと心の声は聞こえるが、まだまだ沼から抜けられない。

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