ライバルであるテスラ・モデル3を上まわるコスパ
自動運転システムも、LiDARとNvidia Drive Thorプロセッサーを標準搭載してハード面をアップグレード。また、YU7で好評だった電動開閉フランクを採用して、最大105Lにも及ぶ巨大なフランクの実用性を向上させています。

そして、肝心の値段設定について、発売開始前の予約価格として、エントリーグレードが22.99万元(約515万円)を提示しています。これは、旧型比較しても1.5万元の値上げ幅であり、そのほかの中国勢の競合とは異なり、むしろ装備内容を充実させて値上げを行おうとしてきているという、販売の質の向上を図ろうとしている意図が読み取れます。

また、最大のライバルとなるテスラモデル3と比較すると、航続距離や充電性能、エアサスや自動運転システムなど、豪華装備内容を網羅することで、モデル3を上まわるコスト競争力を実現しています。
さらに、Zeekr 007GTやXpeng P7などの競合EVセダンと比較してみても、最上級パフォーマンスグレードで新型SU7は、
・航続距離は唯一となる800km越え
・急速充電性能でもセグメントトップクラスの500kW越え
・動力性能は旧型SU7の0-100km/h加速2.78秒を上まわる見通しであり、セグメント最速となる公算
・値段設定はモデル3パフォーマンスよりも安価
と、このように充実しており、2026年は新型SU7がベンチマークとなり、競合がさらに性能を高める必要が出てくるのではないかと思います。

そしてシャオミは、2026年シーズンに新型SU7だけでなく、複数のモデルを投入する予定です。
・新型SU7をベースにして、より後席空間の居住性を高めたエグゼクティブセダン「SU7 L」
・YU7のハイパフォーマンスグレード「YU7 GT」
・三列シート搭載の大型SUV「YU9」
上記3モデルのなかでも、とくにYU9にはシャオミ初となるレンジエクステンダーEVをラインアップすることで、現在人気を増す大型SUVセグメントに本格参入する見込みです。
また、シャオミは2027年に海外市場への参入をすでに表明しており、まずは欧州市場への参入から始める見込みです。この欧州では、SUVだけでなくセダンも一定の需要が存在することから、SU7とYU7は当然ラインアップするはずであり、しかも、YU7よりもひとまわり小さいミッドサイズSUVも、欧州をはじめとする海外市場向けに導入してくるのではないかと噂されています。
欧州市場では中国製EVに対する需要が急速に高まっており、すでにスマートフォンやIoT家電事業で大きなシェアを獲得して、知名度でもアドバンテージをもつシャオミのEVがどれほどの販売台数を達成できるのかには要注目でしょう。

そのうえで2027年以降、シャオミのEVが日本市場にも参入してくるのかを含めて、シャオミの最新動向にはますます目が離せません。

















































