EV充電器は急速だけではない
一般的な充電器の種類は、自宅などに多く設置されている普通充電器(200Vによる3kW〜6kW)と、販売店や自治体などに設置されている急速充電器(50kW〜150kW)に大別できる。
充電に要する時間は、たとえば78kWhのリチウムイオン電池を搭載する現行日産リーフの場合、普通充電の3kWで満充電するには約28時間、6kWでは約14時間を要する。急速充電器であれば、50kW仕様で80%まで充電する所用時間が約75分、90kW仕様なら約45分に短縮される。
自宅での充電であれば、夜間などに14時間を使って充電する方法でも問題は生じない。しかし販売会社や自治体の充電スペースに、10時間以上も駐車して充電するのは現実的ではないだろう。
そこで販売会社、自治体、ショッピングセンターなどに設置される充電設備は、基本的に急速充電器だが、一部には200Vの普通充電器も見られる。
200Vによる普通充電器の場合は、充電施設というより、普通充電器が装着された駐車場だ。あくまでも駐車場が主体で、普通充電器は付属物になる。そのために駐車は有料で、充電は無料という施設もある。
ショッピングモールなどに設置された6kWの普通充電器は、1回の使用について6時間までといった制限が設けられていることも多い。現行リーフの場合、満充電には約14時間を要するから、6時間であれば40%程度の充電だ。
一般的には、ショッピングモールに出かけて、6時間も駐車するケースは少ないだろう。買い物と食事をして3時間程度の駐車が多いのではないか。そうなると20%程度の充電だから、リーフの走行距離に換算すると130kmくらいだ。
つまり目的地のショッピングモールと、自宅の往復で使った電気を充電するような使い方になる。マンションに住んでいて、自宅に充電設備のないユーザーが使うなら、急速充電器がないと不便だ。しかし帰宅途中で電欠しないか心配な時などは、200Vの普通充電でも重宝する。
自宅の充電器は200Vが基本だが、ショッピングセンターなどの普通充電器はいわば簡易型で、前述のとおり駐車場の付加設備と考えたい。















































