日本での発売は2027年以降か
そして、肝心の値段設定ですが、ID.Poloを含めて全モデルが2万5000ユーロ以内という値段に収めてきています。これらのコンパクトモデルが2026年シーズンにどのような販売台数を達成できるのかには注目でしょう。

最後に、ID.Poloは間違いなく欧州以外にも投入される見込みで、とくにID.3を導入してこなかった日本市場に導入される可能性が極めて高いと推測できます。日本国内で投入されているコンパクトカーセグメントの競合として、新型リーフやスズキe VITARA、BYDドルフィン、ヒョンデ・コナ、ヒョンデ・インスター、プジョーe-208などがあげられます。
実際にEV性能を比較してみると、どのモデルも50kWh級と似通った容量を搭載しながら、航続距離ではセグメントトップクラスの長さを実現しています。さらに、急速充電性能も130kWに対応していることから、新型リーフとともにセグメントトップクラスです。収納スペースでも、SUVセグメントのリーフやコナと同等以上の大きさを確保しており、実用性も十分といえるでしょう。
はたして、日本市場におけるID.Poloの値段設定がどうなるのか。現在発売中のミッドサイズSUV「ID.4」は、52kWhが搭載されているLiteグレードで514.2万円から発売中です。そして、ガソリンモデルのポロは288.5万円から発売されていることから、今回競合と比較した52kWh搭載の上級グレードの場合、およそ400万円前半程度で発売されるのではないかと推測できるでしょう。もし、LFPバッテリー搭載のエントリーグレードを日本にも投入してきた場合、もしかしたら350万円程度で発売されるかもしれません。

ただし、直近でCEV補助金が増額されたことで、より安価に購入可能と思われるものの、日本導入は早くても2027年前半以降となる見込みであることから、その際の補助金がどれほどになっているのかはまったくの未知数であり、現時点における実質の購入金額がどれほどになるのかは推測が難しいです。
いずれにしても、VWの最新EV「ID.Polo」は、欧州で人気のコンパクトセグメントとして2万5000ユーロという安価な値段設定を実現しながら、日本導入にも期待できるEVとして注目です。とくに2026年以降は、スズキe VITARAや日産リーフなど、日本メーカーからもコンパクトなモデルが投入され、海外勢としてBYDも軽自動車セグメントにEVを投入するなど、競争がさらに激化します。

補助金を含めずに300万円中盤のコンパクトなEVが次々と投入され、日本国内のEVシフトにおける選択肢がさらに広がることに期待していきたいと思います。



































































































































