エクステリアと日本唯一の電動ミニバンである点が決め手
その年に日本国内で発売されたクルマのなかからもっとも優れたクルマを1台選出する日本カー・オブ・ザ・イヤー。その輸入車部門にあたる「2025-2026 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」と、もっとも優れたデザインのクルマに贈られる「2025-2026 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」の二冠に、フォルクスワーゲンのBEVミニバン「ID.BUZZ」が輝いた。
ワーゲンバスことフォルクスワーゲンtype2のヘリテージを継承しながら、次世代モビリティの時代にふさわしい進化を遂げ、新たなフォルクスワーゲンのブランドアイコンとなるべく開発されたフル電動ミニバンのID.BUZZは、この日本でも6月から販売が開始され、特異なルックスに加え、日本市場で唯一の多人数乗車が可能なミニバンタイプのBEVとして注目を集めている。

そんなID.BUZZは、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、審査対象の国産・輸入車のなかから最終選考に勝ち進んだ上位10モデル「10ベスト・カー」に選出された。そして、その10台のなかからもっとも優れた輸入車に与えられる「2025-2026 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」の名誉を手に入れた。
先述した日本唯一のBEVフルサイズミニバンという点に加え、BEVとしての完成度も極めて高いこと、そして運転者のみならず周囲の人々までをも笑顔にするエクステリアデザインが高く評価されての受賞となった。

さらに、そのデザインは「2025-2026 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するという結果にもつながっている。「ひと目でわかる強い個性を備えながら、誰にでも懐かしさと愛らしさを感じさせる魅力を放ち、テクノロジー優先で無機質になりがちな時代において、自動車にはエモーショナルな価値が不可欠であることを改めて示した意義は大きく、その存在はデザインのあり方に新たな視点を投げかけた」というのが受賞理由だ。

衝撃的なコンセプトモデルの発表から、長い年月をかけて日本上陸を果たしたフォルクスワーゲンID.BUZZ。その唯一無二の存在は、当面は人々を魅了し続けることだろう。












































