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激戦区の小型EVにVWがニューモデル「ID.EVERY1」を投入! もし日本に導入されるとどうなる?


TEXT:桃田 健史
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日本への導入については未定

EVはセダンやSUVが圧倒的に多い市場だが、そんな現状が変わりつつある。それが、ヒョンデ・インスターなどに代表されるコンパクトモデルの登場だ。そんななか注目を浴びているモデルが、フォルクスワーゲンの「ID.EVERY1」だ。

そのため価格設定も意欲的で、欧州市場での新車価格は2万ユーロ(1ユーロ166円換算で、332万円)から。

同社の中期経営計画では、2027年までに新たに9モデルを市場導入するとし、そのうち4モデルがEVとなる。プラットフォームは、新設計のMEB(モデュラー・エレクトリック・ドライブ)。

MEBでは、ID.EVERY 1、さらに上級な25000ユーロ価格帯には「ID.2 all」の導入が決まっているところだ。これら2モデルを、フォルクスワーゲンでは、エレクトリック・アーバンカーファミリーというカテゴリーに位置づけた。

フォルクスワーゲンのアーバンカー商品戦略といえば、欧州では2023年まで製造されていた「up!」を思い出す人もいるだろう。さらに、up!のEVバージョンとしてe-up!もいたが、ID. EVERY 1は、まさにup! の後継車だ。

さて、現時点でID.EVERY 1が日本に導入される目処や時期は明らかになっていない。仮に導入する場合、商品競争力はいかがなものか?

現状、このカテゴリーには韓国ヒョンデ「インスター」が先行しており、中国BYDも日本市場の軽自動車規格に適合する新設計EVを計画しているところだ。

また、台湾の鴻海(ホンハイ)が「モデルB」というコンパクトセグメントカーを用意しており、多数の自動車メーカーへのOEM供給が協議されているところだ。このうち、三菱自動車はオセアニア市場向けに採用しており、今後日本における輸入ブランド、または日系メーカーがモデルBベースのコンパクトEVを日本導入する可能性も否定できないだろう。

このように、ID.EVERY1にはライバルが多数存在するため、仮に日本導入を検討する場合、EVというハードウェアだけではなく、各種パートナー企業と連携したエネルギーマネージメントやインフォテイメントのサービスを融合させることが求められると思う。

2010年代半ば、世界に先駆けてグループ全体でEVシフトを強力に推進してきたフォルクスワーゲン。そこで登場したID.シリーズは、EVERY1の登場によって新たなるステージへと突入していく。

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