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充電なしでカープやファイターズの応援に行けるかも!? EQS450 4MATIC SUV電費計測


TEXT:烏山 大輔
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ACCの1km/hごとの速度設定はアクセルとボタンで

スピードメーター表示とGPSによる実速度の差は下記表の通りだった。実速度80km/hで巡航したい場合は、メーター速度を83km/hに合わせる必要がある。

EQS450 4MATIC SUVのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の設定はステアリング右側のスポークにあるボタンで設定できる。「RES」ボタンを押すと車両側で認識している制限速度表示が自動で設定されるのは便利だったが、新東名で80と120の標識が一緒にあるところでは、80を認識したり、120を認識したりする場面があった。

ACC走行中に設定速度を変更する場合は、「SET+」か「SET−」を押すのだが、このボタンでは10km/hごとしか変更できない(EQE 350+と同様)。それでは上記のように83km/hに設定する場合はどうするかというと、アクセルを踏んで83km/hになった時点で「SET+」を押すとその時点の速度に設定できる。

ACCをキャンセルする時は「CANCEL」ボタンを押すか、ブレーキを踏めばよい。なお、「SET+」ボタンの左側にあるボタンで先行車との車間距離を4段階で選択できる。

メーカー公表値通りの充電には一歩届かず

今回の電費計測では駿河湾沼津SAの下りと上りで1回ずつ充電を行った。その結果をまとめたのが次の表だ。

どちらのSAにも最高出力150kWの充電器があり、EQS450 4MATIC SUVも最大150kWでの充電が可能。プレスリリースには150kWの場合、30分間でSOC10%から58%まで、48%分の充電ができるとある。一充電走行距離は593km(WLTC)なので、48%は285km相当となる。

前回のEQE 350+で、途中で充電器側のエラーにより充電が止まってしまった充電1では、今回はエラーにならずに30分間きっちりとチャージできたが、SOCで35%、距離にして218km分に留まった。

充電2でも30分間でSOC36%、203km分の充電と、メーカー公表値には届かなかった。EQE 350+の時にも感じたが、実際の充電量が予測できず、行き当たりばったりになってしまうことがBEVの難しさだ。

今回は充電中の最高kWが85kWに留まった(EQE 350+は125kW)せいか、バッテリー冷却システムは働かなかったので、車内は32dbと静寂に、車外は周囲のトラックのアイドリングの音が大きく計測はできなかった。

外気温に左右される航続距離

今回は、深夜、まだ気温が上がりきる前の日中、この日の最高気温を記録した午後、の3回に分けて、エアコン使用による航続距離の変化を確認した。

冷房はEQE 350+の時と同様に、エアコンの設定温度である23℃とあまり外気温が変わらなければ落差は5%と小さいのだが、26.5℃では14%と約3倍になった。外気温が40℃と表示されるような状況でどうなるのかがとても興味深いので、機会があれば試してみたい。

暖房は3回ともに冷房よりも落差が大きく、最大16%となった。こちらも外気温がマイナスとなるような状況で試してみたいものだ。BEVは寒冷時には航続距離が短くなる特性もあるので、そちらも一緒に確認してみたい。

タイヤの記録

※製造週年は「4022」の場合、2022年の40週目に製造されたことを意味する。

メルセデス・ベンツ EQS450 4MATIC SUV

全長:5,135mm
全幅:2,035mm
全高:1,725mm
ホイールベース:3,210mm
車両重量:2,900kg
前後重量配分:前1,400kg、後1,500kg
乗車定員:7名
交流電力量消費率:221Wh/km(WLTCモード)
一充電走行距離:593km(WLTCモード)
最高出力:265kW(360ps)
最大トルク:800Nm(81.6kgm)
バッテリー総電力量:107.8kWh
モーター数:前1基、後1基
トランスミッション:電動パワートレイン eATS
駆動方式:AWD
フロントサスペンション:4リンク式
リアサスペンション:マルチリンク式
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リアブレーキ:ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:前後275/45R21
最小回転半径:5.1m
荷室容量:195〜2,200L
車両本体価格:1,542万円
Cd値0.26

※電費計測は、季節、気温、天候による差はどうしてもカバーしきれないこと、また電費は実際の乗車人数や荷物の積載量によっても変わってくるため、あくまでも参考値となること、ご了承いただきたい。 基本的には速度規制や車線規制がない状況で走行するものの、避けられない場合は適切な速度で走行し、その区間の電費については数値の補正を実施する。

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