コラム
share:

ZFが新開発電動ドライブシステムを披露。「タイカン」ベースのコンセプトカー「EVbeat」に搭載


TEXT:TET 編集部
TAG:

寒冷時の航続距離を大幅アップ

さらに、BEVの鬼門とも言える熱管理についても、ZFが開発した初のEV用中央熱管理システム「TherMaS」を実装。3つの冷却回路を有するTherMaSでは、800V駆動のヒートポンプにフッ素フリーのプロパンを使った冷媒を使用しており、従来の半分の容量で一般的な冷媒に比べ能力は2倍にも向上した。

そのため、特にエアコン暖房で3~6kWのエネルギーを使う寒冷時の航続距離が、最大で3分の1伸長。EV乗りなら誰でも、冬場に短くなる航続距離に悩まされた経験はあるだろうから、こうした新技術でより長い足が確保できれば、実に嬉しいニュースとなる。

こうしたハード面での革新に加え、EVbeatではパワートレインを制御するソフトウェアも大幅改良。すべての車両システムを相互にネットワーク化し、ZFのクラウドに接続している。

そのため、ドライバーの行動を学習し、AIを活用したクラウドサービスを通じて運転プロファイルを予測することが可能となっており、例えば短距離走行を検出すると、エアコンやシステム冷却を低減するなど精緻な制御が実施されるという。

ZFでは、このソフトウェア改良により、さらに正確な航続距離の予測もできるとアナウンスしているから、こちらもオーナーにとって朗報となる。

日常的な使い勝手に直結する新技術も満載されたEVbeat。ZFによれば新しいZFドライブトレインの最初の技術は2026年に発売予定とのことで、今から楽しみに待ちたい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本に何が起こった? BEVが売れない……ハズが2025年10月は電気自動車が売れまくっていた
エンジンサウンドが聞こえてシフトショックも感じられるEVが超進化! ヒョンデ「IONIQ 5 N」がマイナーチェンジ
60年もの不動車がバッテリー交換だけで走り出した! EVの長期保管はエンジン車よりも簡単!!
more
ニュース
EVのマイカー通勤でかかる「充電費用」を私用と簡単切り分け! 目から鱗の「Terra Charge Biz」とは
トヨタが北米でのBEVラインアップを拡充! 3列シートSUV「ハイランダー」にBEVモデルを追加
個性的な内外装はそのままにEVにコンバート! プジョーSUV「3008」に初のBEVモデル「E-3008」登場
more
コラム
別に車高も低くないし派手なエアロもないし……洗車機で「テスラお断り」ってなぜ?
新型のほうが音楽が薄っぺらく聞こえる……と思ったらスピーカー数が減ってるじゃん! 【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その8】
EVで疑似エンジン音を出すなんて愚の骨頂! EVの音は「歩行者への安全確保」のためだけに存在すべき
more
インタビュー
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
「i5」の造形を、BMWエクステリア・デザイン責任者がディテールから語る
BMW「i5」はビジネスアスリート!プロダクトマネージャーが語る5シリーズ初BEVの背景
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択