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岡崎宏司の「EVは楽しい!」第2回:スタイリッシュなEVは、素晴らしいシティカーだった


TEXT:岡崎 宏司
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ハイパーミニは、2CV!?

防寒着を着込みヒーターオフで走ったのは、1969年のシトロエン 2CV以来。この自虐的行為……時代背景もあってか、2CVの時は楽しめた。……が、ハイパーミニでは、とてもそんな気分にはなれなかった。

当時、東銀座にあった日産本社の近くに行く時は、まず日産に寄って充電器に繋ぐ。そして、タクシーで目的地に向かった。

そうすれば、往復とも好きなように(気持ちよく)走れるし、ヒーターもつけられる。だから、タクシー代は惜しくなかった。

実用走行距離に加えて、もうひとつの弱点は価格。そのプライスタグには、なんと「400万円」(補助金を受けると250万円)と書き込まれていたのだ。

4人乗って快適に箱根往復ができる最新のリーフは350万円。EVの進化は著しい。

でも…繰り返しになるが…家の周り限定で使うクルマとしては気に入った。家内も「近所の買い物用に買おうか!」…と言い出した。

プジョー e-208を決める時、家内が「EV、いいわね!ほしい!」とすぐ賛成したのも、ハイパーミニで味わった好印象が、理由のひとつになっていたのかもしれない。

そう、家内は家の周り専用で乗っていたから、電池切れの心配などしたことがない。つまり、EVの、ハイパーミニの、いいところしか味わっていない。だから、かなり気に入っていたのだろう。

次回は、スマートEDとMINI Eの話を書くつもりだ。

<つづく>

 

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