THE EV TIMES

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憧れのベントレーやレンジローバーもEVに。大型ラグジュアリーEVが教えてくれる「静かな贅沢」


TEXT:石井 啓介 PHOTO:The EV タイムス
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高級車といえば、大きなエンジン音を響かせて走るもの。そんな時代が変わりつつある

イギリスの名門ベントレーから初のEV「トルカル」が発表され、JLR(ジャガー・ランドローバー)からも「レンジローバー エレクトリック」が登場しました。彼らが目指しているのは、スペックの数字を競うことではなく、私たちのドライブをもっと心地よいものにすること。大型ラグジュアリーEVがどんな風に週末を変えてくれるのか、少し想像してみませんか。

 大きなエンジン音より、心を満たす「静けさ」がいい

ベントレー・トルカルS

EVの一番の良さは、やっぱり「静かなこと」。コンパクトなEVでも十分静かですが、もともと防音に徹底的にこだわっている高級車がEVになると、その静けさは別次元になります。分厚いドアを閉めると、外のガヤガヤした音がスッと消えて、自分たちだけのプライベート空間に。エンジンの音がしない分、隣に座るパートナーとの会話がいつもより弾んだり、お気に入りの音楽がとても綺麗に聞こえたりします。周りにアピールするための音ではなく、自分たちがリラックスするための静けさ。これって、すごく大人の贅沢ですよね。

ベントレー・トルカルS

重いクルマをスルスル運ぶ。モーターとの意外な相性

乗り心地や安全性を追求すると、どうしてもクルマは重くなります。今までは、その重いクルマを引っ張るために大きなエンジンが必要でした。でも実は、アクセルを踏んだ瞬間にスッと力が出る電気モーターは、こういう重いクルマとすごく相性がいいんです。ギアが変わる時の「ガクッ」という揺れもないので、分厚いじゅうたんの上を滑っているような感覚で、スルスルと滑らかに走ってくれます。ドライバーも長距離の運転で疲れにくいし、一緒に乗っている人も車酔いしにくくなる。電気の力は、こういうところでも優しさを発揮してくれます。

RANGE ROVER ELECTRIC

目的地に着く前から、ラウンジのようなくつろぎを

週末、ちょっといいホテルに泊まりに行ったり、記念日のディナーに出かけたり。そんな特別な日のドライブにも、ラグジュアリーEVはぴったりです。最新のモデルは、その日の気分に合わせて車内の照明や空調をふわっと変えて、空間全体をスマートに演出してくれます。目的地に着いてからリラックスするのではなく、家を出てクルマに乗り込んだ瞬間から、ホテルのラウンジにいるようなくつろぎの時間が始まっている感覚です。静かに、そして滑らかに。ベントレーやレンジローバーが作ろうとしている新しいEVの世界は、私たちの移動の時間を、もっと愛おしくて特別なものにしてくれそうです。

RANGE ROVER ELECTRIC

正直なところ、ラグジュアリーEVは、なかなかすぐには手が届かない雲の上のクルマかもしれません。それでも、「移動を極上のくつろぎに変える」という彼らが描く新しいラグジュアリーの世界観は、いつか機会があれば一度は体験してみたいものですね。いつかこんなクルマで気兼ねなく週末のトリップに出かけられる日を夢見つつ、これからのEVの進化を一緒に楽しんでいきましょう。

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