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ドイツ御三家の意地! アウディが価格破壊の新EV「E7X」で中国市場を「中華EV」から奪いにかかる!!


TEXT:高橋 優 PHOTO:AUDI/EV Native
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ライバル多数で真価が試される

一方で、E7Xが戦うミッドサイズ電動SUVセグメントは、現在競争が激しさを増しています。なかでもLi Auto i6、AITO M7、シャオミYU7、テスラモデルYという通称「677Y」が月間1万台級以上という人気モデルとしてセグメントを支配しており、これらの主要モデルと比較した販売台数に注目でしょう。

さらにE7Xは、BMW iX3やメルセデス・ベンツ GLCというドイツブランドの競合車種とも戦う必要があります。iX3とGLCはともに中国仕様限定でホイールベースを延長。とくにiX3 50L xDriveは大容量バッテリーを搭載することで、CLTC航続距離は900km越えを実現。EV性能を全面に押し出して中国勢に直接対決を挑もうとしています。E7Xと同様に、iX3もGLCもモメンタの自動運転システムを採用しており、ローカライズにも余念がありません。

中国市場におけるE7Xの競合車種

E7Xは26.98元から発売されており、豪華装備内容が網羅されていることを踏まえれば、極めて優れたコスト競争力を実現しています。E7Xのガソリンモデルともいえる主力モデルのQ5Lは2年ほど前まで40元台から発売されている高級モデルでしたが、2026年中旬の最新状況では30元から発売中。2年ほどで10元以上(日本円で約230万円)も値下げされている状況です。

それでもQ5Lの販売台数は大きく減少しており、E7XはQ5Lよりも優れた車両パッケージングを実現しつつ、Q5Lよりも安価な値段設定で発売することで、EV販売台数の確保に奔走してきている様子が見て取れます。

E7Xをはじめとして、iX3やGLCというドイツ御三家の最新EVは、中国市場でますますシェアが低下するなかで極めて重要なモデルといえます。ガソリンモデルよりも安価な値段によって本当に反転攻勢を実現できるのか。中国専用開発EVであるE5 Sportbackですら不発に終わってしまったなか、E7Xがどれほどの需要を掘り起こせるのか。

アウディE7Xのスタイリング

中国市場はファーウェイやシャオミの存在によって高級ブランドに対する価値観が大きく変容し始めています。この中国富裕層の不可逆的な考え方の変化に、今回のアウディを筆頭とするドイツ御三家はどこまで抗うことができるのか。
中国高級EV市場でドイツ御三家だからこそもたらすことができる価値観とは一体なんなのか。先陣を切るE7Xをはじめとして、iX3やGLCを含めたドイツ高級ブランドのEV販売動向の行方にはますます目が離せません。

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