コラム
share:

乗ってられないレベルの固さだったテスラ・モデルYの足! 買い替えたら劇的によくなっていた【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その5】


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:琴條孝詩/TET編集部
TAG:

先代モデルYはとにかく乗り心地が悪い!

新型モデルY「ジュニパー」を試乗したとき、その「乗り心地」と「車内の静粛性」の進化は第1話で紹介した。その後、実際に納車して日々ステアリングを握るなかでとくに強く感じるのは、やはり圧倒的な「静粛性」だ。

だが、その静粛性を語る前に、“私の”旧モデルYの足まわりについて、どうしても話しておきたい。ここでわざわざ“私の”と前置きしたのには、深いワケがある。

話は数年前にさかのぼる。旧モデルYが納車されたとき、その足まわりの固さは、ネット上の評判に違わず強烈なものがあった。以前乗っていたドイツ製スポーツカーの「硬いけれど芯がある」足まわりとは違い、内臓に直接響くような突き上げ感と言えば伝わるだろうか。

テスラ・モデルY(旧モデル)

もちろん、段差のないスムースな自動車専用道路などでは、床下一面に敷き詰められた重いバッテリーの恩恵もあり、道路にピタリと張り付くような素晴らしい安定性を見せる。しかし、いったん一般道に出れば、そこは段差だらけの荒野ともいえる。道路のわずかな継ぎ目を乗り越えるたびに、ドシン、バタンと車内に衝撃が響き渡る。速度域に関係なく、つねに小さなパンチを受け続けるような感覚で、これがなかなか堪えるのだ。

助手席も同様。とくに後部座席は悲惨だった。後部座席に乗った家族は、買い物がてらの街乗りでも、「揺れがキツい」「ちょっと気もち悪い」と吐き気をもよおす始末。ついには「このクルマではドライブを楽しめない」と漏らすようになった。

テスラ・モデルY(旧モデル)

もちろん、乗り心地の感じ方には個人差があるのは承知している。が、家族とドライブを楽しみたくて買ったクルマで、家族が笑っていられないのは本末転倒だ。そこで私は、旧モデルYの乗り心地を許容レベルまで改善する方法を探し始めた。

しかし、発売したばかりのモデルYには、まだ交換できる社外製サスペンションの選択肢がほとんどなかった。そんななか、藁にもすがる思いで見つけたのが「NeoTune(ネオチューン)」という施工だ。これはサスペンションそのものを交換するのではなく、純正ショックアブソーバーのオイル配合を調整して乗り心地を変えるという手法らしい。

ネオチューン施工サスペンション

関連サイトを検索してみると、効果もあり車検も問題なさそうだ。私はすぐに施工ショップへ電話をかけた。店主は「テスラは何台も施工済みで、モデルYも問題なく施工できますよ」と太鼓判を押してくれた。料金は8万円ほど。納車直後の予期せぬ出費に一瞬躊躇したが、家族とドライブできない現状を変えるためには背に腹は代えられない。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本に何が起こった? BEVが売れない……ハズが2025年10月は電気自動車が売れまくっていた
エンジンサウンドが聞こえてシフトショックも感じられるEVが超進化! ヒョンデ「IONIQ 5 N」がマイナーチェンジ
60年もの不動車がバッテリー交換だけで走り出した! EVの長期保管はエンジン車よりも簡単!!
more
ニュース
BYDの受注の半分はシーライオン6! EV押しのメーカーでもPHEVが日本では最適解だった
3列シートの利便性と420馬力のパフォーマンスを両立! スバル第4のBEV「ゲッタウェイ」世界初公開
EVのマイカー通勤でかかる「充電費用」を私用と簡単切り分け! 目から鱗の「Terra Charge Biz」とは
more
コラム
約44万円でテスラの「運転支援」追加オプションを購入! 果たして価格以上の効果はあったのか?【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その10】
レクサス新型ESは中国市場で苦戦の可能性! 価格と装備とスペックを中国メーカーのライバル車と比較してみた
結局世の中が求めるのはEVじゃなくHEVなのか? いま改めてハイブリッドカーが見直されているワケ
more
インタビュー
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
「i5」の造形を、BMWエクステリア・デザイン責任者がディテールから語る
BMW「i5」はビジネスアスリート!プロダクトマネージャーが語る5シリーズ初BEVの背景
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択