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日本に上陸する次なる中華EVブランド「Aion」! 中身を知ると「成功できる」か微妙なライン


TEXT:高橋 優 PHOTO:EV Native/Aion/IDOM
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期待の新進ブランドだが……

中国大衆EVブランド「Aion」が2026年に日本市場に参入する方針であることが判明しました。日本円で300万円程度から購入可能というコスト競争力を全面に押し出す見込みです。BYDやZeekrに続いて、中国ブランドのEVがどれほど日本人に受け入れられるのかを分析します。

Aionは、中国の国有自動車メーカーGACのEV専門ブランドですが、中国国内の競争激化によって、2024年シーズン以降、販売台数が減少しています。BYDによる価格競争、およびジーリーやLeapmotorといった競合に追随できなくなっている模様です。Aionの問題点として、まずは中大型や大型SUVという人気のセグメントに対してEVをラインアップできていないという点、さらに2024年後半から投入されている大衆セダン「RT」や、2025年に投入された最新コンパクトEV「UT」が揃って不発に終わっている点が挙げられるでしょう。

GACのセールス状況

よって、Aionは競争が激化する中国国内だけでなく、海外マーケットにも注力しはじめています。すでにタイやインドネシアなどの東南アジア市場に参入しており、マーケットの開拓に努めているのです。

そして、新たに判明したのが、このAionが日本市場に正式参入する方針という最新動向です。すでに中古車販売を手掛ける国内大手のガリバーを運営するIDOM社が、AionのコンパクトSUV「Y Plus」を日本国内にもち込んで展示試乗会を開催しており、日本導入を示唆していました。

IDOMによる展示・試乗会

そして、Aionを傘下に収めるGACは、輸入車インポーターのMモビリティと提携して、2026年中に日本市場に参入する方針を表明。初期には法人需要の開拓を行い、2026年シーズンは200台、2027年シーズンは2000台の受注という目標も表明しました。Aionが最初に日本市場に投入してくるのは、コンパクトハッチバックの「Aion UT」とコンパクトSUV「Aion V」の2車種です。

Aion UTは、全長4270mm、全幅1850mm、全高1575mm、ホイールベース2750mmというコンパクトハッチバックセグメントに属するモデルです。60kWhのLFPバッテリーが搭載されており、航続距離はNEDC基準で500km(EPA基準で約300km前半程度)を確保。急速充電は87kWに対応しており、V2L機能にも対応します。シングルモーターFWDグレードで0-100km/h加速は7.3秒、最高速は150km/hです。トランク部分の収納スペースは440リットルと、ハッチバックとしては必要にして十分な収納スペースを確保しています。

AION UT

インテリアには14.6インチの大型センタースクリーン、電動サンシェード付きガラスルーフ、電動テールゲート、電動シート調整やシートベンチレーション、スマホのワイヤレス充電器、レベル2 ADASなど充実の装備内容を網羅しており、これが現在提示されている参考価格で450万円となります。

Aion UTのインテリア

また、バッテリー容量を減らしたエントリーグレードは330万円という価格を提示しており、コスト競争力の高さが光ります。

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