EVとピックアップトラックは相性がいい?
アメリカ人が大好きなクルマは、ずばりピックアップトラック。バカでかいサイズ、豪快に唸るエンジン、大らかな乗り味、いずれもアメリカンスピリットを体現しているからにほかなりません。が、ここへきてアメリカのメジャーメーカーがピックアップトラックを本格的にEV化しています。はたして、アメリカンスピリットがEVピックアップを受け入れてくれるのか、各社のモデルをチェックしてみましょう。
環境論者の悪夢が天使に生まれ変わった⁉ GMCハマーEV 3X
シュワルツェネッガーが普段のアシ車にしていたことで話題となった初代ハマーH1からすると、EVとなったX3は「別の惑星から来たクルマ」としか思えないでしょう。なにしろ、H1はリッターあたり3kmも走らないというクリーンエネルギー信奉者から目の敵にされていたのです。それが、3基のモーターを搭載した完全EVに生まれ変わったのですから、環境論者だって目を白黒させるはず。

しかも、合計で最高出力1000馬力と1万5600Nmの最大トルクというのも冗談めかした大パワー。スタンディングスタートで60mph(約96km/h)まで3秒ほどと、ひと昔前のフルチューンGT-R並みの速さまで手に入れてしまったのです。また、全開走行となると話は別かもしれませんが、GMが計測したデータでは、1回のフル充電で約590kmの航続ができるのだとか。

また、EV化の恩恵なのか、4輪操舵システムを活用して低速で斜めに走行できる「CrabWalk(カニ歩き)」や、シャシー下面のカメラで、タイヤの位置やスリップなどを運転席から直接確認できる「UltraVision」テクノロジーといった装備も充実しており、もはやでっかいだけの大雑把なSUVなんて呼べません。もっとも、10万ドル(約1500万円)を軽く超えるお値段だけは、昔日のハマーなみにダイナミックではあります(笑)。




























































