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早くも大幅進化を遂げたBYDシール! ガチライバルのテスラと徹底比較してみた


TEXT:高橋 優

シールが新型にアップグレード

BYDのサルーンモデル、SEALがマイナーチェンジ。その内容を解説する。

 すでに2024年6月から発売中だったものの、約1年後の先日、早速マイナーチェンジを実施してきた格好です。モデルチェンジに伴う主な外観の変更点として、新型19インチホイールがRWDとAWD両グレードに装備し、RWDモデルにはブラックキャリパー、AWDにはレッドキャリパーが装着されデザイン性が向上した点が挙げられます。

 インテリアでは、サングラスケースを追加しながら、エアコン性能面における冷却性能と静粛性の向上、空気清浄機能が強化。またガラスルーフの電動サンシェードが追加されており、夏場における電力消費量抑制にも期待できそうな装備が加わりました。その上シーライオン7と同じく、デジタルNFCキーに対応しながら、V2Hに対応。これまでのシールもV2Hを使用することはできましたが、変換効率が低く、実質的には使用できないに近かったのです。ところがおおむね1kW程度のロスと、変換効率を向上させることで、V2Hを購入の前提にしていたユーザーも選択肢に入れることができるようになりました。

 そしてもっとも注目するべき改良点が、電子制御サスペンションの導入です。旧型シールではAWDグレードのみ機械式の周波数感応型ダンパー(Frequency Selective Damping[略称:FSD])が搭載されていたものの、新型モデルでは、RWDグレードにFSDを標準搭載しながら、AWDグレードには電子制御サスペンションであるDisus-Cを初搭載しました。

 Disus-CはBYD独自内製サスペンションです。これまでのFSDと比較しても調整幅が広く、さらに振動吸収速度も向上しており、乗り心地とコーナリング時の操縦安定性を高い次元で両立することができます。

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