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テスラキラーとまで言われたがどうなった? ソーラーパネルが注目の「エジソンフューチャー」のいま


TEXT:石橋 寛

太陽光パネルを打ち出したスタートアップEV

エジソンフューチャのEVトラック、EF-1Tはテスラ・サイバートラックの対抗馬と見られていた。

2021年のカリフォルニアモーターショーは、ご想像のとおりEVのオンパレードで、数々の新型EVが出品され、西海岸の意識高い系ユーザーから大いに歓迎されました。なかでも注目を浴びたのが、エジソンフューチャーというスタートアップ企業が展示した「EF-1T」と呼ばれるピックアップトラックと「EF-1V」というミニバンでした。

聞きなれない社名ですが、2020年に設立されたEVメーカーで、出資元はSPI(ソーラー・パワー・イノベーション)という太陽光発電に携わる新興企業。それゆえ、EF-1両タイプは動力源の一部に太陽光発電を用いるというアイディアを積み込んでいたのです。

カリフォルニアショーの1年後に開かれたCES(コンシューマー・エレクトリック・ショー:電機電子にかかわるテクノロジー展示会で、全米マーケットに大きな影響力を発揮するとされています)では、さらに大きなブースを展開し、太陽光パネルを装備したコンセプトモデルを大々的にアピールしていました。

2022年といえば、テスラのSFめいたサイバートラックが大きな話題になっていたタイミングですから、「テスラキラー現る」と、メディアはもちろん、多くの観客が期待に胸を膨らませたはず。ですが、2025年になってもエジソンフューチャーからはなんの音沙汰もなし。スタートアップにありがちな資金難でストップかと探ってみても、親会社のSPIはそこそこ堅調な様子。無論、プロジェクト中止のアナウンスだって見当たりません。

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