#福田雅敏
TEXT:TET 編集部
日産、オープンのEVコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)公開……デイリーEVヘッドライン[2023.02.03]

日産、EVのオープンカーコンセプト「Max-Out」(マックスアウト)を初公開 【THE 視点】日産はEVコンセプトカー「Max-Out」(マックスアウト)の実車を初公開した。このコンセプトカーは、2021年11月に長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表した際にバーチャルで公開した2人乗りEVオープンカーである。 持続可能で革新的なモビリティを普及させていく日産の決意を具現した「マックスアウト」は、日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、2月4日(土)〜3月1日(水)まで展示される。 今回公開された「マックスアウト」は、「クルマとの一体感を基本コンセプトにした開放感とダイナミックなドライビング体験を予感させるデザインが特長」というアナウンスのみで諸元などの詳細は不明。ただのコンセプトカーなのか、今後発表されるモデルになるのか興味はあるが、2ドアのオープンカーというと、「フェアレディZ・ロードスター」「シルビア・ヴァリエッタ」などを思い出す。「フェアレディZ」は昨年発売されたばかりなので、「マックスアウト」はもしかしたら「シルビア」の後継モデルかもしれない。 同時にYouTubeで動画も公開され、マックスアウトの他に2台のコンセプトカーが並走していた。その中で興味を持ったのはピックアップ。この時期の発表だけにEVだと想像する。 アメリカでは、フォードやダッジ、GMなどからピックアップトラックのEVがすでに発売されている。この日産のピックアップも、将来EVとしてデビューすることになるだろう。恐らくアメリカなど海外向けではないだろうか。 アメリカでは日本の軽自動車のように、地域によっては一家に1台の感覚でピックアップを所有している。 日本では少し大きいと感じるが、筆者もピックアップが好きなだけに、適当に乗り置ける広い庭があってピックアップもある生活もしてみたいものである。だいぶ話が脱線した。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) これだけは知っておきたい本日の注目ニュース ★★ホンダ、「CR-V」ベースのFCEV(燃料電池車)を2024年に発売予定……水素エネルギー施策を推進 ★★ホンダ、燃料電池システムの施策を強化……FCEV(燃料電池車)・商用車・定置電源・建設機械の4つを軸として、2020年半ばには外部への販売も目指す ★Gachaco(ガチャコ)、ウーバー・イーツと協業……Gachaco対応の「ジャイロ・キャノピー e:」10台で実証実験 ★Terra Motors(テラモーターズ)、本田圭佑氏率いるファンド「KSK Angel Fund LLC」から資金調達……充電インフラ事業の拡大とグローバル化を加速 ★HW ELECTRO(HWエレクトロ)、愛知県豊橋市で販売網を強化……現地の石油販売の老舗マルシメと提携を協議 ★カーシェアリングのAnyca(エニカ)、神奈川県相模原市の公用EVを民間に解放しシェアカーに……稼働しない閉庁日に貸出し ★小型EV製造・販売のブレイズ、「大阪オートメッセ2023」(インテックス大阪、2月10〜12日開催)に出展……「ネクストクルーザーEV」等を展示 ★大和ハウス、社用車に「日産サクラ」を導入……2027年3月までに全社用車をEV化、事業所内に再生可能エネルギー由来のEV用充電器を設置 ★エネチェンジ、複合リゾート施設「NEMU RESORT」(ネム・リゾート)にEV用充電器を設置……最高出力6kWの普通充電器「EV充電エネチェンジ」を2基 ★日産、熊本県上天草市と連携協定を締結……「電気自動車を活用した持続可能なまちづくり」を目指す

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TEXT:TET 編集部
EVモーターズ・ジャパン、「第二回スマート物流EXPO」で商用EVトラックをアピール……デイリーEVヘッドライン[2023.02.02]

EVモーターズ・ジャパン、「第2回スマート物流EXPO」(1月25〜27日・東京ビッグサイト)に「1トン積EVトラック」および同2トン車等を出展 【THE 視点】EVモーターズ・ジャパンは、2023年1月25日から3日間、東京ビッグサイトで開催された「第2回スマート物流EXPO」にて「1t積EVトラック(E1)」「2t積EVトラック(E2)」「EVトライク」の3車種を出展した。3車種すべて今回の物流展では初披露だという。  「E1」「E2」は、基本ボディは同じで、全長と積載量が違う。「E1」は積載量1トン、「E2」が2トンとなっている。バッテリー容量と航続距離は、「E1」が59.52kWh/240km、「E2」が78.72kWh/200kmだ。  この車両の特徴は、床下にバッテリーを配置した前輪駆動である点。そのため荷室が低床フラットで、運転席から荷室へのウォークスルーや、外から荷室へのウォークインが可能となった。  同じようなコンセプトのEVトラックは、すでに日野自動車がヤマト運輸に納入している。駆動方式は前輪駆動だ。実は海外も含めて新興メーカーを中心にEVトラックの前輪駆動が増えてきている。主に宅配など近距離の配送に使われる車両が採用している。  トラックは後方に荷物を搭載する。このため後輪駆動を採用すると、後輪にトラクションと荷重が掛かるため、坂道などで走りやすい。しかしEVの場合、前輪駆動でもバッテリーの搭載位置次第で前輪にも荷重を掛けられるようになったこと、回生ブレーキの効率も良くなることに加えて、先に述べたウォークスルー等の使い勝手の点から、小型EVトラックは前輪駆動が今後の主流になるのではないだろうか。  このEVモーターズの「E1」「E2」は、これまでに何台ものEVトラックを開発してきた筆者の想いを具現してくれたようなデザインだ。  今回会場には行けず実車を見られなかったのが大変残念でならないが、またの機会にぜひ拝見したい。発売は今年の夏頃となっている。  EVモーターズは、他社に先駆けて観光型のEVバスを発表するなど矢継ぎ早にラインナップを拡張している。現在、北九州に工場も建設中で今後が期待できるEVメーカーである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、「アリア」のオフロード・コンセプト・モデルを発表……北極から南極まで距離約2万7,000kmのツアーに使用 ★ヒョンデ、「Aピット・オートバックス・京都四条 」(京都府京都市)に「ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ京都四条」をオープン……「アイオニック5」の試乗ほかヒョンデ車両の点検整備などのサービスを展開 ・マツダ、新型SUV「CX-90」を北米で初公開……FRベースで2.5L直列4気筒ガソリンエンジンのPHEV「e-スカイアクティブPHEV」を採用[詳細はこちら<click>] ・パーク24、カーシェアリング「タイムズカー」に「トヨタbZ4X」を導入……2月1〜8日にかけて東京都内のステーションに先行配備 ・台湾のホンハイ、関 潤氏をEVの責任者に起用……日産自動車最高執行責任者・日本電産代表取締役などを歴任したエキスパート ・大阪ガス、商用EV開発のフォロフライと資本業務提携……自動車リース事業への商用EV活用ならびに車載蓄電池のリユースで連携 ・千葉県松戸市でEVのレンタカーサービスが3月2日に開始……EV専門のレンタカー店「カースタレンタカー松戸馬橋店」開設、「日産リーフ」から順次増車予定 ・テラモーターズ、大和ハウスパーキング運営のコインパーキングにEV用充電器を導入……「Ⅾパーキング港南台7丁目第1」(横浜市港南区)ほか今後新設の一部のパーキングに ・北九州市、EV充電スタートアップ企業の「ヤネカラ」と連携……エネルギー重要逼迫時に、遠隔操作でEVを電源化する実証実験を開始 ・日産と積水ハウス、集合住宅へのEV導入訴求「+eプロジェクト」のムービーをYoutubeで公開……高橋愛・あべこうじ夫妻が「リーフ」をドライブ ・電動二輪のベクトリクス・ジャパン、「第15回オートモーティブワールド」(1月25日〜27日・東京ビッグサイト)に出展……キャビン付きの三輪EVスクーター「I-カーゴ」を展示

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TEXT:TET 編集部
BYD、SUV型のEV「ATTO3」(アット3)が国内販売開始……デイリーEVヘッドライン[2023.02.01]

BYD、SUV型のEV「アット3」(ATTO3)が国内販売開始……1月31日から 【THE 視点】BYDの日本法人であるBYDオート・ジャパンは、1月31日よりミドルサイズSUVのEV「アット3」を発売した。  同社は今後、正規ディーラーを全国に順次オープン。1月31日より商談や試乗の案内が可能な開業準備室を全国20店舗で営業を開始。2月以降はさらに全国12ヵ所の開業準備室をオープン予定で、2月2日にはショールームを備えた店舗の日本1号店となる「BYDオート東名横浜」をオープンするという。  筆者は先日の東京オートサロンで、「アット3」の実物を初めて見た。最大の特徴は最新の「e-プラットフォーム3.0」が採用されていること。BYD製のバッテリー(LFP)モジュールを板状に構成した「ブレードバッテリー」を核に、バッテリーパックをベースとしたEVプラットフォームを構築している。バッテリー容量は58.56kWhで航続距離は485km(WLTC)となっている。  デザインは好みもあるが、特に幅が広くなりがちの最近の車にしてはちょうど良いサイズと感じた。外装のクオリティも高かった。室内も十分な空間が確保されていて、ガラスサンルーフも標準装備なので開放的に思えた。  インストルメントパネル周りは円筒型をモチーフにしたのだろうか、丸形で構成されるエアコンのダクトやシフトレバー等が印象的だった。ユニークに思ったのはセンターディスプレイで、パネルの中のスイッチをタッチすると90度回転し横型にも縦型にもなる。こういった遊び心を兼ねた実用面が考慮されていることは好印象だった。  やはり驚きは税込440万円という販売価格。EVの値上げが伝えられている中、先日の発表通りの価格で発売された。実物も見て「アット3」がすべてにわたり価格を超えるパッケージを有していると感じている。早く試乗もしてみたいものである。[関連記事はこちら<click>] (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★「BYDオート東名横浜」(横浜市緑区)を2月2日にオープン……BYDのショールームを備えた日本1号店 ★フォード、米本国でEVの「マスタング・マッハ-E」を値下げ……生産も増強[詳細はこちら<click>] ・トヨタ、トルコで新型「C-HR PHEV」の生産を開始……PHEV用バッテリーの組み立てではヨーロッパ初 ・ネクステージ、BYDオート・ジャパンとディーラー契約を締結……2023年夏頃に、池袋エリア(東京都豊島区)にショールーム開設、2月1日より開業準備室を稼働 ・ABB E-モビリティ、EV用充電器の世界販売台数が100万台に……日本国内では2022年までに450台のDC充電器を導入、2023年度に倍増を目指す ・BBS、「東京オートサロン2023」でEV向け新型ホイールを発表……アルミ合金の新素材「フォルテガ(FORTEGA)」を使用[詳細はこちら<click>] ・テラモーターズ、不動産企業「プロパティエージェント」と業務提携……管理物件に充電インフラ「テラ・チャージ」を導入 ・日産、奈良県宇陀市と連携……EV普及に向けた啓発活動のほか、災害時に「リーフ」などから電源を供給 ・折りたたみ電動バイクシェアの「シェアロ」、シェアリング・ステーションにソーラーを設置……外部電源に頼らない運用をテスト ・日本EVクラブ、「電気カート組み立て教室」を2月4日に開催……東京国際交流館(東京都江東区)にて、小学4〜6年・中学生対象

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TEXT:TET 編集部
「ルノー4」など旧型車をEV化するキットをメーカーが公式発売……デイリーEVヘッドライン[2023.01.31]

  「ルノー4」などヴィンテージ車をEV化するキットをルノーが本国で公式発売 【THE 視点】ルノーは、R-FIT社と提携してEVコンバージョンキットをフランス本国で発売すると発表した。このキットは、いまだ人気のある「ルノー 4」、「ルノー 5」、および初代「トゥインゴ」向けに用意される。  マニュアル・トランスミッションはそのまま使用し、モーター、バッテリー(LFP)、充電器などを取り付け、それらの改造費を含んでの価格は「ルノー4」用で1万1,900ユーロ。日本円でおよそ170万円だ。これに2年の保証が付き、2月1日から本国で発売される。 詳細な性能は不明だが、前後の重量配分などはエンジン車と同等で、容量10.7kWhのバッテリーをおよそ3時間で充電でき航続距離80kmの走行が可能という。  EV化でCO2の排出がなくなることから、都市部など旧車が乗り入れられない地域も走行可能となる。当然公道を走行するための認証も受けており、補助金も基準に合えば受けられるという。  筆者も、90年代にアメリカからEVコンバージョンキットを輸入し販売した経緯がある。現地のEV用の部品を扱うショップから購入していた。アメリカではこういったショップが、90年代にすでに存在していたのだ。  当時のEV化キットは、旧式のブラシ式モーターに鉛電池だった。価格は100万円程度からであり割安感はあった。それに比べて今回のルノーのキットは、ブラシレスモーターとリチウムイオン・バッテリー、改造費合わせて170万円程度とは驚きだ。ルノーのお墨付きで2年の保証も付く。  これは私の失敗談ではあるが、日本にも古いディーゼルエンジンのトラックなど都市部で乗れない車両があり、それをEVに改造すれば、今回のフランスと同じように乗れるようになると考えた。それで10年ほど前にトラック用のコンバージョンキットを開発した経緯もある。しかし金額が新車価格をはるかに超えてしまい、ひとつも売れなかった。  このルノーの取り組みは、日本でもエンジン部品の欠品で不動となった車両の復活や、純粋にEV化して楽しみたいユーザーなどに刺さるものだろう。ニーズは少なからずあると思う。日本でも是非展開してほしいものである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、ルノーグループが設立するEV企業「アンペア」に出資……ルノーとは対等に15%の株式保有など、アライアンスに関する声明を発表 ・武蔵精密工業、ケニアのEV企業「ARCライド」に電動駆動ユニットを供給……ARCライド製のEVバイクに採用、ケニアを含む東アフリカにて2023年9月より販売開始 ・日産、警視庁と災害連携……第七方面区内の9警察署と連携し災害時に「リーフ」等から電源供給 ・エネチェンジ、EV用充電器「EV充電エネチェンジ」を「箱根仙石原プリンスホテル」に設置……最高出力6kWの普通充電器を2基 ・リゾート運営のリソルグループ、「スパ&ゴルフリゾート久慈」(茨城県常陸太田市)にソーラーカーポートを設置……EV充電器併設も視野 ・日産、「フォーミュラE 第3戦ディルイーヤ」で初ポイントを獲得……サッシャ・フェネストラズ選手が8位入賞

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TEXT:福田 雅敏
[THE視点]現役エンジニアが見抜いた「日産サクラ」JNCAPファイブスター獲得の要因

「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」の最高評価に加えて、「事故自動緊急通報装置」を備える必要がある「ファイブスター賞」 日産自動車株式会社は1月24日、自動車アセスメント(JNCAP)で、「衝突安全性能」と「予防安全性能」等を統合して評価する総合評価「自動車安全性能2022」において、「サクラ」が最高評価「ファイブスター賞」を獲得したと発表した。兄弟車の「三菱eKクロスEV」も同様に獲得した。 「サクラ」の「ファイブスター賞」獲得は、「デイズ」(2020年度)、「ルークス」(2021年度)に続き軽自動車として3車種目で、軽自動車EVとしては初の受賞である。ガソリン車も含めて日産の軽自動車の安全性の高さを改めて示したことになる。 JNCAPは、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により自動車の安全性能を評価・公表するもの。最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得し、かつ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両のみに与えられ、審査は大変厳しいものとなっている。 「サクラ」は、「高強度安全ボディ(ゾーンボディ)+歩行者傷害軽減ボディ」と「7つのエアバッグ」による普通乗用車にも匹敵する衝突安全性能に加え、検知対象を人が乗車している自転車にも拡大した「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」などの先進安全装備で構成される「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」を採用している。 さらに「リーフ」の開発で培った技術を投入することで「衝突後の感電保護性能評価」もクリアし、軽EVの安全性の高さを実証した。 バッテリーパックの衝突安全基準が「サクラ」を頑丈なボディにしたか 日本の軽自動車は、車体の外寸が限られるなかで室内寸法を最大限に広げるという設計のものが多く、衝撃吸収部分がどうしても少なくなりがち。その中での評価獲得には、重くなりがちなEVでも高い安全性を確保するという日産の軽自動車に対する安全性の取り組み、そして開発陣の高い志があったのだろうと評価できる。

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TEXT:TET編集部
オフロード対応のEV「アウディ・アクティブスフィア・コンセプト」発表……デイリーEVヘッドライン[2023.01.30]

アウディ、クロスオーバーコンセプトEV「アクティブスフィア」を発表 【THE 視点】アウディは2023年1月26日、「スフィア」のコンセプトカーの集大成となる4番目のモデル「アクティブスフィア・コンセプト」を発表した。  今回発表されたモデルは、多彩な目的に対応するボディデザインを備えた4ドア・クロスオーバー・クーペだ。単なるラグジュアリースポーツカーではなく、オフロードの走破性を高めるために最低地上高を大きくとり22インチの大径ホイールを備えているのが特徴である。  ルーフの後部はボタンひとつでオープンし、カーゴベッドとして利用可能。簡単に言えばボタンひとつで簡易的なピックアップトラックに変わり、自転車などのスポーツ用具を積むことが可能となる。  ボディサイズは全長4,980×全幅2,070×全高1,600mmで、ホイールベースは2,970mm。容量約100kWhのバッテリーを搭載し、前後輪に配置されたモーターは、合計最高出力325kW(442ps)、最大トルク720Nm(73.4kgm)を発生。航続距離は600kmを超えるという。  充電は急速800Vのシステムに対応し、最高出力270kW・10分の充電で300km以上の走行エネルギーを確保することが可能だ。  そのほか自動運転機能も採用されており、自動モードで走行しているときはステアリングやペダル類は格納され、車内がまるでラウンジのようになり快適に移動ができるという。  この「アクティブスフィア・コンセプト」は近未来的なデザインを採用しながら、「テスラ・サイバートラック」のように実用以上の積載性を確保している。非常にユニークなコンセプトのクロスオーバーEVだ。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★日産、「ゼロ・エミッション・ビークル」の新型コンセプトカーを2月2日に公開予定……グローバル・ウェブ・サイトなどでテール部分を公開 ★日産、EVの電源でエレベーターを駆動する実証実験を実施……日立ビルシステムと「V2X」システムの普及に向けて協創 ★プジョー、最大航続距離700kmのSUV「E-3008」の登場を予告……2023年後半に発表、「E-5008」も直後に続く ・愛媛県の伊予鉄バス、大型EV路線バスを納入し1月26日より運行開始……EVモーターズ・ジャパン製の車両で川内線 (松山市駅~川内・さくらの湯間)に投入 ・ルノー、ヴィンテージモデルのEV化キットをフランスで発売……初代「トゥインゴ」などに対応 ・パナソニックのEVチャージャーシェアリングサービス「エブリワ」の本人確認業務がスムーズに……eKYC本人確認サービス「トラストドック」を導入 ・東京都中央区とNTTドコモが展開する「中央区コミュニティサイクル」にEVトラックを導入……シェアサイクルの運搬車にEVを使用する実証実験 ・東京センチュリーと関西電力、EVの使用済みバッテリー・リサイクル事業で提携……リサイクル・バッテリーを定置型蓄電池化、系統用電池などに活用 ・高田松原津波復興記念公園(岩手県陸前高田市)内の自動運転EVバスが2023年2月から運行開始……2025年度本格運用を目指す ・フォーミュラE第2・第3戦ディルイーヤ終了、パスカル・ウェーレイン選手(タグホイヤー・ポルシェ)が連勝……2位は両戦ともにジェイク・デニス選手(アヴァランチ・アンドレッティ)でポルシェのパワートレイン組がワン・ツー・フィニッシュ ・三菱、PHEVオーナーズミーティングを開催……2023年2月25日に三菱自動車岡崎製作所にて限定100組

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TEXT:TET 編集部
乗車予約不要な自動運転EVバスの実証実験が開始……デイリーEVヘッドライン[2023.01.27]

自動運転EVバスに自由に乗れる実証実験が愛知県日進市で始まる 【THE 視点】愛知県日進市は、仏ナビヤの自動運転EVバス「アルマ」を用いて定常運行を見据えて公道での実走実験(本実証)を実施する。期間は2023年1月26日〜2月28日まで。  本実験は、2022年12月に設立した産官学自動運転実装コンソーシアムの6団体(日進市・ボードリー・名鉄バス株式会社・株式会社セネック・株式会社マクニカ・名城大学)が連携して実施。フェーズ1として自動運転レベル2で自動運転バスを運行する。  2023年度以降は、フェーズ2として信号機と自動運転バスが通信により連携する信号協調を検証し、自動運転レベル4への移行を目指すという。2024年に日進市の既存のコミュニティバス「くるりんばす」の全面ダイヤ改正で、自動運転路線バスダイヤの構築が目標だ。  この実証実験の特徴は、期間中は誰でも予約不要で自由に乗車できること。これまでは事前予約など敷居が高かったが、本試験は1日6便と便数も多く、実証期間もおよそ1ヵ月と長いため気軽に体験ができる。筆者もボードリーの前身であるSBドライブ時代、この自動運転バスが国内で初めてナンバー登録した2019年に行われた実証試験(東京都汐留地区で開催)で乗車させて頂いた。このときの運行コースは300m。試乗も予約制だった。  あれから約3年半をかけて各地で実証試験を行ってきただけに、自動運転のソフトウエアもアップデートされたりと相当な運用ノウハウが蓄積されたため、より現実に近い形での実験に至ったのではないだろうか。  ちなみに今回の運行ルートは5.7kmと、自動運転としては長い。加減速のスムーズさや車内騒音の抑制といったEVとしての特徴や、車内事故防止機能といった自動運転車両としての課題点もはっきり見えてくると思われる。  自動運転に興味ある人なら乗車を強くおすすめしたい。そして筆者も再度乗車し5.7kmに及ぶ自動運転技術の進化を体感したいと思った。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★スズキ、2030年までのEV戦略を発表……四輪は6車種、二輪は8車種を投入[詳細はこちら<click>] ★エネオス、小型EVシェア拠点「マルチモビリティステーション」を東京都世田谷区に開設……「ループ」の電動キックボード、「オープンストリート」の小型EV、「ガチャコ」のバッテリー交換ステーションなどを設置[詳細はこちら<click>] ★エネチェンジ、充電出力別の料金制度を導入……軽EVなどの出力3.2kWのみ対応車は適正料金へ ・アルファ・ロメオ、「トナーレ・プラグインハイブリッド・Q4」を欧州で発売……後輪をモーターで駆動するAWD、街乗りで航続距離約79kmを超えるEV走行が可能 ・ヒョンデ、「アイコニック5」に高性能モデル「N」を追加……2023年中に欧州で発売 ・埼玉県入間市、導入予定の公用EVの一部を市民向けのカーシェアリングに供用……日産の「リーフ」「サクラ」各1台を公用とカーシェア併用車両に ・小型EVのブレイズ、飯野ビルディング(千代田区)内に「ブレイズ東京ショールーム」を開設……自社商品で「ラスト・ワン・マイル」移動を訴求 ・南海電設、EV充電サービス「チャージコネクト」にキャッシュレス課金サービスを開始……PayPay等でのQRコード決済が可能 ・ルネサス、1200Vのパワーデバイスに対応した半導体を開発……EVのインバータに搭載するIGBTやSiC駆動用ゲートドライバIC ・オンセミ、VWと提携強化……1200Vのトラクションインバータパワーモジュールの供給など ・トヨタ、社長交代……現ガズー・レーシング・カンパニーの佐藤恒治プレジデントが社長就任、豊田章男現社長は会長へ

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TEXT:TET 編集部
「ポールスター2」改良で後輪駆動モデル追加……デイリーEVヘッドライン[2023.01.26]

「ポールスター2」を改良し後輪駆動モデルを追加 【THE 視点】ボルボグループのポールスターは1月24日、EVセダン「ポールスター2」の改良型を欧州で発表した。  改良型では、フロントマスクが一新され、新型モーターによるパフォーマンスの向上や、改良バッテリーにより航続距離が改善した。  今回は四輪駆動モデルに加えて初めて後輪駆動モデルが用意された。新型モーターの採用で大幅にパワーアップし、最高出力は220kW(299ps)、最大トルクは490Nm(49.9kgm)。最大航続距離は、82kWhの大容量バッテリー仕様で635km(WLTP)となる。  最上位の四輪駆動モデルでは、最高出力350kW(476ps)、最大トルク740Nm(75kgm)のモーターに82kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は592km(WLTP)。負荷が少ない場合などにフロントモーターの駆動を切り離し後輪駆動にもなる。  この最上位のモデルの特徴は、標準仕様の最高出力310kW(422ps)のモーターを、オプションで350kW(476ps)にできること。テスラと同様に無線でアップデートが可能なOTA(Over The Air)機能が用いられている。  先日の記事でも触れた「ボルボC40」と「XC40」とモーター出力は異なるが、バッテリー容量は69kWhと82kWhで共通。おそらく同じバッテリーパックが使われており、プラットフォームも同じではないかと思う。バッテリー・メーカーは、前者が韓国のLG Chemで、後者が中国のCATLとそれぞれ異なる。  ポールスターは日本未導入だが、ボルボ・ブランドのモデルよりも高性能なだけに、上位ブランドとして日本に導入されることを期待する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★愛知県日進市、EV自動運転バス「ナビヤ・アルマ」の公道実走実験を開始……乗車自由で1月26日〜2月28日まで ・テスラ、米ネバダ州にEVトラック「セミ」の生産拠点を新設……2つの新工場を建設し「セミ」とバッテリーセルの生産にそれぞれ使用[詳細はこちら<click>] ・エコキュートとEVのV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)をスマホで自動操作……ネイチャーのサービス「ネイチャー・リモE」が専用アプリと連動しV2Hの充放電時間を自動化 ・ユビ電、アウトドア施設「ザファーム」(千葉県香取市)に計16基のEV充電設備を導入……6kW普通充電器×2、200V EV充電コンセント(3kW)×14基を設置 ・伊電動バイクのエネルジカ、「第50回東京モーターサイクルショー」へ出展……3月24日(金)〜26日(日)東京ビッグサイト(東京都江東区)にて ・スワロー、改正道交法対応の電動キックボード「ゼロ9・ライト」を発売決定……最高速度20km/h、航続距離30km

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TEXT:TET 編集部
インバータの開発に寄与する仮想モーター機器を発売……デイリーEVヘッドライン[2023.01.25]

  計測技術の東陽テクニカ、「エレクトリック・モーター・エミュレーター」を発売……仮想モーターでインバータの先行開発が可能 【THE 視点】株式会社東陽テクニカは、電動モーターのエミュレーター「エレクトリック・モーター・エミュレーター」を1月12日に発売した。この機器はD&V エレクトロニクス Ltd. (カナダ・オンタリオ州)製のもので、東陽テクニカはその日本代理店となる。  「エレクトリック・モーター・エミュレーター」は、数式上の仮想モーターを設定することで、実物の電気的な挙動を再現できる装置。実物がなくてもインバーターの制御確認や信頼性・耐久性の評価を行うことができ、開発工数の削減が期待できる。  例えばモーターに冷却用のラジエターを用意したり、負荷装置や治具などの用意も不要。逆起電圧も再現することができ、回生や逆回転を含め、4象限での動作模擬が可能だ。  実物なしでインバーターの試験が可能となることで、試作品などの実機の完成を前にさまざまな評価を先行することができるだろう。  高負荷を与えて高回転でモーターを回すより音も静かに実験が行えるはず。ほかにも様々なメリットがあると思われ、インバーターの開発に大きく貢献できると期待する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ホンダ、電動事業開発本部を新設……電動の四輪・二輪・パワープロダクツの開発機能を集約 ★日産、「サクラ」がJNCAPの「自動車安全性能2022」で最高評価……「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」で最高ランクを獲得 ★充電スタンド「EV充電エネチェンジ」の空き状況がスマホアプリで確認可能……エネチェンジとナビタイムがEV専用のアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」提供開始 ・フォルクスワーゲン、「ID.701」の機能を一部公開……車両の近くでキーを検出すると空調が作動する「スマートエアコン」搭載 ・“空飛ぶクルマ”のスカイドライブ、兵庫県と連携協定を締結……2025年大阪・関西万博に向けた機運熟成を推進 ・BMW、全個体電池開発を前進……共同開発企業ソリッドパワーと研究開発ライセンスを追加、ミュンヘン近郊の「セル・マニュファクチャリング・コンピテンス・センター」にプロトタイプライン設置へ ・三井住友建設、年間エネルギー収支ゼロの社員寮を竣工……EVの電力も活かす「コネクティッドEVシステム」導入

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TEXT:福田 雅敏
[THE視点]ファミマのEV充電事業に参加した現役エンジニアから見た「コンビニ×EV充電器」の利点

ファミリーマート店舗の急速充電器を50〜100kW級の高出力型に置き換え、2台同時充電も 株式会社ファミリーマートは、株式会社e-Mobility Power(e-モビリティ・パワー)と共同で、ファミリーマート店舗に現在設置されているEV用急速充電器を、50〜100kW級の高出力型に入れ替えると発表した。 ファミリーマートは2010年より店舗への急速充電器の設置を進めてきた。流通・小売業界最大規模となる全国約700店舗に充電器が設置されているという。現在の急速充電器は20kW級が中心だが、今回の取り組みにより、50〜100kW級へと高出力化される。充電ニーズの高い店舗には充電口の数を従来の1口から2口に増やした機種を設置し、2台同時充電を可能とする。 2023年1月24日「ファミリーマート千葉大宮インター店(千葉県千葉市)」での稼働開始を皮切りに、2023年度は約220店舗に新型急速充電器の設置を予定しており、2025年度を目途に入れ替え完了を予定という。 今回採用された急速充電器は「CHAdeMO」規格の台湾デルタ電子株式会社製の急速充電器で、2台同時充電可能な最高出力100kW(1口あたりの最高出力90kW)の充電性能をもつ高性能・高機能なもの。24時間営業のファミリーマートに設置されたことも利用者にはメリットが大きい。 およそ1年で220店舗に展開とは相当スピーディーな施策。2010年から急速充電器の設置を進めてきたファミリーマートでは、古い機種は恐らく老朽化も進んでいるのだろう。それもあり、今回思いきって高性能・高機能なものを導入すると考えられる。 ちなみに料金(ファミリーマート千葉大宮店の場合)だが、e-モビリティ・パワー発行の充電カード保有者会員の場合は16.5円/分。充電カードを非保有のビジターの場合は、利用時間5分までが275円で、以降1分ごとに55円。50kW以上の急速充電利用時間は最大15分となる。 「マツダ・デミオ」市販車ベースのEVを開発、ファミマEV事業黎明期に3台を納入 2010年に筆者も、つくば市(茨城県)・伊藤忠商事・ファミリーマートの3社共同で再生エネルギーからEVを走らせる「クリーンエネルギーを活用した低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」の実証試験に参画した。 このプロジェクトが立ち上がった時は、「日産リーフ」など市販EVはまだ発売されていなかった。そのため、実証試験で使われたEVは、「マツダ・デミオ」のガソリン車をEVに改造し3台が実証試験に供された。1台はファミリーマートが使用し、1台はカーシェアリングの車両として、そしてもう1台はつくば市が使用した。 このプロジェクトの拠点であるファミリーマートのつくば研究学園店には、店舗の屋根に太陽光パネルを設置。そこからいったん定置型バッテリーに充電され(デミオEVと同じものを使用)、その電力から急速充電器を行うという当時としては画期的なシステムだった。それが今ではファミリーマート700店舗に急速充電器が設置されているというのには驚いた。 充電待ちの30分はあっという間、買い物やトイレなどに有効活用 現在国内の急速充電器数は8,000基あまりといわれている。その1割弱がファミリーマートに設置されたということは、実証試験終了後も積極的に急速充電器を設置していったということ。 コンビニに充電器があると非常に便利だとこの実証試験から感じていた。休憩ついでに買い物やトイレを借りられたりと充電中に用事も済ませられる。30分という充電時間はまったく気にならない。プロジェクトの充電器は一般にも開放していたので、実証試験以外の車両にも使われた。実際に利用者からの評判も良かった。 大容量の仕様や一基あたり2台同時充電ができる機器が設置されるのは、これまでの運用ノウハウが生かされたものだと感じ大歓迎である。

TAG: #THE視点 #ファミリーマート #マツダ #充電 #福田雅敏

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