夏だけじゃない。冬のシートやハンドルまで温めて待っていてくれる車へ
YouTubeなどでテスラやEV(電気自動車)に関する情報を発信しているKen氏によるテスラ連載コラム。
今回のテーマは、テスラに乗り始めてから「これは本当に便利だな」と日々実感している機能のひとつ、スマートフォンからの遠隔空調操作についてです。遠隔空調自体は、最近では他メーカーの車でも利用できるものが増えているため、テスラだけの特別な機能というわけではありません。それでも、実際に日常で使い始めて「車に乗る前から、すでに車内を快適にしておける」という体験には素直に感動しました。
「暑い車に乗る」のが当たり前だと思っていた
夏の炎天下に車を停めておくと、車内は驚くほど暑くなりますよね。ドアを開けた瞬間にムワッと襲ってくる熱気。熱くて触れないハンドルやシート。エアコンをつけても、冷風が出て車内が冷えるまでは汗をかきながら運転する……。これまで僕にとって、それは夏に車に乗る以上、仕方のないことだと思っていました。しかしテスラに乗り始めて、その「当たり前」がガラリと変わりました。乗り込む少し前にTeslaアプリを開いて空調をオンにしておくだけで、車内があらかじめ冷やされます。つまり、「暑い車に乗ってからエアコンを入れる」のではなく、「快適になった車に乗り込む」という順番に変わったのです。この数分の違いは、毎日の生活の中で想像以上に大きな快適さをもたらしてくれました。
離れた場所から操作できるからこそ生まれる、毎日のゆとり
最初にこの機能を使ったとき、僕は少し勘違いをしていました。「スマホで操作できるといっても、車の近くにいないとダメなんじゃないか」と思っていたのです。でも実際には、通信環境さえあれば基本的にはどこからでも操作が可能です。例えば買い物をしているとき、「あと10分くらいで車に戻るな」と思ったらその場でアプリを操作しておくだけ。食事中でも仕事中でも同じです。単に「スマホでエアコンのスイッチが押せる」ということではなく、車に乗った瞬間からすでに快適な環境が完成している。車へ歩いて向かう「乗る前の時間」の使い方そのものが変わった感覚でした。
夏だけじゃない。冬のシートやハンドルまで温めて待っていてくれる車へ
そして、この便利さは冬にも大活躍してくれます。Teslaアプリでは車内の温度調整だけでなく、シートヒーターやステアリングヒーターもあらかじめ作動させることができます。寒い日の朝、車内が温まっていてもシートやハンドルが冷え切っていると、座った瞬間に「冷たい!」となりますよね。でも、事前に車内もシートもハンドルも全部温めておけば、乗り込んだ瞬間からストレスなく運転をスタートできます。夏は「冷やして待っている車」、冬は「暖めて待っている車」。追加の機器や特別なオプション費用を意識することなく、標準のアプリ機能として最初からスムーズに使える点も魅力だと感じています。
「車に乗ってから準備する」から「乗る前に車が準備を終えている」時代へ
スマートフォンが生活の中心になってから、家電や家の鍵など、いろいろなものがアプリで操作できるようになりました。車も同じ方向へ進んでいます。以前の記事でお話しした「スマホが鍵になることで、車の鍵を持ち歩かなくなった」ことと同じように、今回の空調も「車まで行ってから操作する」という従来のステップをひとつ減らしてくれました。車に乗ってからエアコンをつけて快適になるのを待つのではなく、車に乗る前に車の方が準備を終えている。テスラに乗ったことで、僕の中で「車に乗る前の時間」の価値が大きく変わりました。
これからも、EVに乗ってみて初めて気づいた日常の小さな変化や発見をお届けしていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Ken(YouTuber):プリウスとランクルの2台にそれぞれ10年程乗った後に、2022年に日本でテスラモデルYが発売されたのを機に人生初めてのEV購入。以後、テスラの魅力に取り付かれ虜となり、毎日YouTubeでTesla情報を発信。現在はモデル3を購入し、テスラ2台持ちオーナー。
〈Kenのテスラ戦略ラボ〉
























