メーカーの垣根を越えたEV愛好家の祭典
2026日1月25日、東京湾岸エリアの海の森水上競技場第二駐車場にて「NEW YEAR EV MEET 2026」が開催された。メーカーや車種の枠を超えたEV合同ミーティングとして2回目を迎えた本イベントには、140台を超えるEVとそのオーナーが集結した。
昨年1月に千葉県柏市で開催された初回イベントから、規模と内容を大幅に拡大。東京2020オリンピック・パラリンピックでボート競技の会場としても使用された海の森水上競技場の広大な駐車場が会場となり、メーカー・車種別に駐車エリアが設けられた。
今回のイベントで最大の注目を集めたのは、Kia PBVジャパンが提供したワンボックスEV「The Kia PV5」の日本初試乗だろう。会場には5人乗りの「PV5パッセンジャー」と2人乗りの「PV5カーゴ」の2車種が展示され、このうちPV5パッセンジャーは駐車場内に設けられた特設コースでの試乗体験が可能となっていた。
専用EVプラットフォームを採用し、広い室内空間とフラットな低床フロアを実現したPV5。昨秋のジャパンモビリティショー2025でも注目を集めたモデルだが、ナンバー取得前の車両を一般向けに試乗させるのは国内初の試み。会場では多くの来場者が試乗の順番を待つ列を作っていたことが、その関心の高さを示していたといえるだろう。
会場にはEVライフを支える多様な企業が出展した。ノキアンタイヤはEV・HV専用スタッドレスタイヤを紹介し、アイエーエナジーはEVエコホームサービスを展開。一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会は、災害時にEVの電力を住宅に自動供給するシステムを紹介した。
そのほかオートバックスセブンは電動キックボードなどマイクロモビリティの試乗会を実施し、HeartUpWorld、NOJ、プルテウスレンタカー、Evry、EverBlue Drive、ニチコンなど各社もそれぞれの製品・サービスをアピールしていた。
ヒョンデモビリティジャパンが提供した中型EVバス「ELEC CITY TOWN」を活用したフードエリアも見逃せない。V2L機能を備え、大阪・関西万博でもスタッフ送迎用として活躍したこのバスから、今回はグリルチキン、沖縄料理、たい焼きを販売する3台のキッチンカーに電力を供給。排気ガスや騒音とは無縁の、EVイベントならではのクリーンな環境で食事を楽しめるようになっていた。
テスラオーナーズクラブジャパン(TOCJ)、日産アリアオーナーズクラブジャパン(AOCJ)、ヒョンデモータークラブジャパン(HMCJ)、Honda eオーナーズクラブといった各EVオーナーズクラブのメンバーも顔を揃え、各クラブのステージにてクロストークを展開。異なるメーカーのコミュニティながら、和気あいあいとした雰囲気で来場者も盛り上がりを見せた。
隣接した駐車スペースでは、オーナー同士が車種の垣根を越えて充電インフラの話題や航続距離の実体験、メンテナンスのノウハウなどを活発に交換しており、来場者と出展者の交流も活発に行われていたことが印象的であった。
EVという新しいモビリティが、単なる移動手段を超えたライフスタイルとコミュニティを生み出しつつあることを感じさせる内容となっていたNEW YEAR EV MEET 2026。メーカー主催ではなく、ユーザー主導のミーティングだからこそ実現できる率直な情報交換が、この成長を支えているのだろう。



























































































