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こんなオシャレEV商用車がトヨタにあったのか! 英国で大人気の「プロエースEV」は知れば知るほど日本でも乗りたい!!


TEXT:琴條孝詩

日本にはないトヨタの商用バン

トヨタは、日本では販売していない商用車の「プロエース」シリーズにEVも用意している。

<プロエースEVとはなにか? 英国で活躍する商用バンの正体>

プロエースEVは、シトロエンe-ディスパッチ、プジョーe-エキスパート、オペル/ヴォクスホール・ヴィヴァーロ-eと兄弟車関係にある。つまり、これらの車両はすべて同じプラットフォームを共有しているが、トヨタならではの品質管理や顧客サービスが加わることで差別化が図られている。イギリスでは2021年から本格的な販売が開始され、英国商用車市場において着実にシェアを拡大している。

<実用性の高さが光る! プロエースEVの優れた性能と特徴>

バッテリーは50kWhと75kWhの2種類が用意されており、それぞれWLTP基準で142マイル(約228km)と205マイル(約330km)の航続距離を実現。とくに興味深いのは積載量との関係で、軽量な50kWhバッテリー搭載車は最大1253kgの積載量を誇る一方、大容量75kWhバッテリー搭載車でも1000kgの積載量を確保している。これは、多くの電動商用車の課題である積載量の制約を克服した設計といえる。

充電性能も実用的で、DC急速充電では約45分で80%まで充電可能だ。これは、ビジネスユースで重要なダウンタイムを最小限に抑える工夫である。さらに、トヨタのMyToyotaアプリを活用すれば、遠隔でバッテリー残量を確認したり、プリコンディショニング(事前空調)を行ったりすることも可能だ。こうしたデジタル機能は、現代の商用車に求められるスマートさを体現している。

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