EVヘッドライン
share:

あっという間に充電できるフォーミュラEのピットブースト! じつはバカッ速充電は市販車でも可能な時代になっていた


TEXT:山本晋也

充電器だけでなくEVの性能も向上させる必要がある

 残念ながら、急速充電器とEVの性能それぞれが高いレベルになければ、トータルでの充電速度は十分に速くなることはない。

また、ChaoJi の規格においても、500kWを超えるような超・急速充電は、長距離トラックのような巨大バッテリーを搭載するモビリティを想定している。急速充電の出力が上がるほど、さまざまなコストが高くなってしまう。

前述したように、液冷ケーブル仕様の急速充電器や、急速充電に耐えられるバッテリー(こちらも冷却性能が求められる)を搭載することは、容易に想像できるコストアップ要因だ。急速充電を利用する料金もかなり高額になることも確実だろう。

もちろん、車両側のコスト増を十分に受け入れられる富裕層が購入するような高価格帯のハイパフォーマンスEVであれば、ChaoJi 規格の性能を引き出すハードウェアを与えることができるだろう。オーナーの財力的にも、フルスペックに近いChaoJi の利用料金を払うことに躊躇しないだろう。

逆に、一般ユーザーが使うような価格帯の乗用EVでは、そこまでの急速充電に対応するニーズは生まれないと考えるのも妥当といえそうだ。

結論としては、フォーミュラEのピットブースト同等もしくはそれ以上の急速充電規格は『ChaoJi 』として存在している。すぐさま一般ユーザーが500kW級の急速充電インフラを利用する時代になるとは考えづらいが、次世代規格が明確になっているということは、それがカタチになることもほぼ確実といえる。大いに期待したい。

山本晋也

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本に何が起こった? BEVが売れない……ハズが2025年10月は電気自動車が売れまくっていた
エンジンサウンドが聞こえてシフトショックも感じられるEVが超進化! ヒョンデ「IONIQ 5 N」がマイナーチェンジ
60年もの不動車がバッテリー交換だけで走り出した! EVの長期保管はエンジン車よりも簡単!!
more
ニュース
電動化の未来は内燃機関時代よりもさらに熱いかもしれない! BMW Mノイエ・クラッセが描く新世界とは
一充電800km超で不安解消! 航続距離・充電・プレミアム性と「三方良し」のボルボEX60が本国デビュー
82馬力の出力向上とバッテリー大容量化でさらに快適なEVライフを実現! フォルクスワーゲンID.4が一部改良
more
コラム
国産EVがついに本格始動! 新型モデルの相次ぐデビューでEVシェアも拡大の方向性
充電設定していない時間にブレーカーが落ちた! テスラモデルYの自宅充電は思ったより面倒な事態に!!
電気は水に弱いは確かだけど……EVは浸水に強かった! ただしクルマ全般冠水路は避けるのが原則!!
more
インタビュー
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
「i5」の造形を、BMWエクステリア・デザイン責任者がディテールから語る
BMW「i5」はビジネスアスリート!プロダクトマネージャーが語る5シリーズ初BEVの背景
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択