コラム
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見た目は大事!ホンダの電気自動車「e:NP1」がスタイルキープのためにとった工夫とは


TEXT:加藤 ヒロト
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美しさを崩さないための工夫

両者が持つ唯一の違いであるエクステリアだが、基本的な外装パーツは同じものを用いている。何が違うのかと聞かれると、そのパーツの塗り分けにあるのだ。

e:NS1では充電口が位置するフロントマスクはボディ同色に、フロントリップやフェンダーアーチ、サイドステップ、リアバンパー下部はグロスブラックに仕上げている。

その正反対がe:NP1で、フロントマスクは一部がガンメタリック、そしてe:NS1のグロスブラック部はすべてボディ同色仕上げとなる。

全体的には「グリルレスのヴェゼル」という印象だが、ヴェゼルをベースとするBEVなのでそれは当たり前なのである。

実車を初めて見た時に感銘を受けたのがそのシルエットの美しさだ。SUVにそれを求めない人は多いだろうが、単体のデザインというよりも、ベースとなるヴェゼルの美しさを崩していない点に着目したい。

前述の通り、ボディサイズにおけるヴェゼルとの違いは全高が30mm上がった程度に収まっている。
でも、例えばマツダ CX-30と中国独自の「CX-30 EV」を比較すると、駆動用バッテリーを搭載する影響でかなりのかさ増し感がサイドから感じ取れる。
これはCX-30 EVに限らず、ガソリン車をベースとしたBEVの多くが持つデザイン上の短所なのだが、その不格好さがe:NP1/e:NS1にはないのだ。

この謎は車体下部を偶然覗いたことで解決された。
e:NP1/e:NS1ではヴェゼルにおけるフロアの高さよりも低い位置にバッテリーを配置しているのだ。横から見るとバッテリーがフロアよりもかなり下に出っ張っているのがわかる。

これにより最低地上高は犠牲になるが、その代わりにボディのシルエットは崩されないままとなる。

実際のところはどのような設計思想でこのような配置になったのか定かでないが、少なくとも実車の美しさを感じた際の私の考察としてはこの通りとなる。

 

Vol.3へ続く 中国でもホンダイズムは健在!電気自動車としても進化している「e:NP1」のインテリアとは

 

 

ホンダ e:NP1

全長:4390mm 全幅:1790mm 全高:1560mm ホイールベース:261mm 車両重量:1647kg 乗車定員:5名 交流電力量消費率:136Wh/km(CLTCモード) 一充電走行距離:420/510km(CLTCモード) 最高出力:134/150kW(182/204ps) 最大トルク:303Nm(31.61kgm) バッテリー総電力量:53.6/68.8kWh モーター数:前1基 トランスミッション:1速固定式 駆動方式:FWD フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式 リアサスペンション:トーションビーム式 フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク リアブレーキ:ディスク タイヤサイズ:前225/50R18、後225/50R18 最小回転直径:5.7m 車両本体価格:約3,498,000~4,358,000円
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