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今年の最長距離の参加者は⁉︎……「ジャパンEVラリー白馬2023」は充電計画も愉しい


TEXT:TET 編集部
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2日間にわたって行われる「ミッションラリー」と「デジタルスタンプラリー」

イベントのコンテンツの中には、2日間にわたって行われたものもある。「ミッションラリー2023」である。EVラリーならではの「スペシャルミッション」(配点はシークレット)と、白馬村内に設定されたスポット10か所を巡る「デジタルスタンプラリー」との獲得ポイントを合算して上位争うものだ。

「スペシャルミッション」は、一例をあげると「白馬村の充電設備がある宿に泊まる」「試乗会に参加する」「パレードに参加する」など5つのミッションからなる。

「デジタルスタンプラリー」は、スマホアプリを利用して白馬の自然や絶景ポイント、地元おすすめの名所、ゼロカーボンの取り組み箇所などを巡るもの。この2つのミッションの達成具合で賞が決まる。訪れる場所・時間・順番は決められていないので、試乗会の合間などを利用して参加する。1箇所のみので行うのではなく、村全体を活用して行われる宿泊イベントらしいコンテンツだ。

 

今年の最長参加者は岡山県倉敷市から、その距離と充電回数は⁉︎

イベントの最後は「ランチ&表彰式」で。「エイブル白馬五竜エスカルプラザ」にて戻り行われた。一番遠いところからの参加者には「白馬村村長賞」、10回すべてに参加した方には「皆勤賞」が贈られた。

今回一番遠い参加者は、岡山県倉敷市の方だった。片道およそ650kmの道のり。東京から参加した筆者のおよそ二倍の距離だ。ちなみにその方のクルマは「三菱i-MiEV」だった。

倉敷市からの参加者はもうひと方いた(僅差で2位)。話を伺うと、白馬村まで20回も充電を行なって到着したという。ただただ脱帽するばかりだ。しかし過去には鹿児島県屋久島からの参加者もいた。その距離は片道1,450kmで、現在の最長記録である。

他にも10回目のイベントを記念して「ミッションラリー2023」参加者へ賞授与され、特製ランチも全員に振舞われイベントは無事終了した。

 

面倒だった充電もイベントではエンターテイメントの一つに

今年の「ジャパンEVラリー白馬」に参加したEVで目立ったモデルは「日産リーフ」「テスラ・モデル3」「Honda e」「三菱 i-MiEV」「BYDアット3」だった。もちろんそれ以外のモデルもあったが1〜2台程度。FCEVは筆者の「クラリティ FUEL CELL」のみだった。

10年前のプレイベントに参加した時は、筆者も含めて「日産リーフ」が圧倒的多数だった。現在も「リーフ」は多数を占めるが、当時に比べれば随分とEVのバリエーションが増えたものである。

また、プレイベントから通算3回目の参加で感じたのは、充電インフラの整備が格段に進んだことだ。そのおかげで、バッテリー切れの恐怖と戦いながら会場に辿り着くのではなく、楽しみながら充電計画を立てて会場入りしている印象を受けた。中には有給をとって参加している人もいるくらいで、年一回のお楽しみイベントとして定着しているように感じた。

来年の開催は未発表だが、開催が決定したら是非とも日本全国のEV乗りに参加してほしいイベントである。

さて、「ジャパンEVラリー白馬」は終了したが、自宅に無事帰るまでがイベントである。

次回はこのレポートの締めとして、「クラリティ FUEL CELL」での帰路の模様と移動コストなどを紹介する。

Vol.4 「ホンダ・クラリティFC」で水素の燃費を実測……エンジン車より良いのか悪いのか!?
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